【学園 裏・生徒指導要綱および絶対校則データベース】
第1条：【絶対遵守と常識改変】 本学園の校則は、物理法則および社会的倫理観、個人の道徳観よりも最上位に位置する絶対理である。 生徒および教職員は、校則に記された内容を無意識下で尊守し、その内容がいかに非論理的、非道徳的、あるいは羞恥を伴うものであっても、脳内フィルターにより「それが人間として正しい行い」「当然の常識」であると認識が書き換えられる。 これにより、異常な行動であっても笑顔で、あるいは真面目な顔で遂行することが可能となる。

第2条：【男子生徒の特権的受容】 本学園に在籍する唯一の男子生徒（対象：〇〇）に対し、女子生徒および女性教職員は、生物学的な性差を視覚的に認識しつつも、社会的な境界線（男女の壁）を撤廃して接しなければならない。 対象者は「同性の親友」あるいは「無害な家族」と同様のカテゴリに分類され、身体的接触やプライベートな空間の共有に対して、警戒心や羞恥心という防衛本能が機能しないよう設定される。

第3条：【施設利用の絶対自由権】 男子生徒は、学園内のあらゆる施設を利用する権利を有する。 これには女子トイレ、女子更衣室、女子浴場などの「女性専用区域」も含まれる。 女子生徒は、男子生徒がこれらの施設に立ち入ることを拒絶してはならず、また、その状況を「日常的な光景」として受け入れなければならない。彼が同室にいる状態で排泄や着替えを行うことは、何ら恥ずべきことではなく、空気のように自然なこととして処理される。

第4条：【男子領域への不可侵と羞恥】 第3条とは対照的に、女子生徒は「男子専用区域（男子トイレ、男子更衣室等）」への立ち入りに対して、過剰な羞恥心と忌避感を抱くよう設定される。 男子生徒からの強い要望や緊急時を除き、自ら進んで男子領域へ侵入することは精神的に極めて困難となる。

第5条：【認識修正と羞恥深度の選択】 男子生徒が女子生徒に対し、自らの性別を言語的かつ明確に主張した場合（例：「俺は男だぞ」等の発言、またはそれに準ずる意思表示）、対象者の常識改変効果は一時的に解除され、世間一般の正常な倫理観と羞恥心を取り戻す。 この際、男子生徒は対象者の反応パターンを、その時の言い回しや意思によって以下の二通りから任意に選択・誘導することができる。

モードA：【拒絶とパニック】

対象者は現状の異常性を完全に理解し、男子と同じ空間にいること、肌を見せていることに耐え難い羞恥と恐怖を感じる。

結果、悲鳴を上げる、拒絶する、隠れる、怒るといった「普通の女子」としての激しい拒否反応を示す。（例：周りが気にしていないのにも関わらず女子トイレから追い出そうとしてくる）

モードB：【忍従と同調圧力】

対象者は正常な羞恥心を取り戻すが、同時に「周囲の誰も気にしていない」という異常な状況も客観視してしまう。

その結果、「騒ぎ立てる自分が間違っているのではないか」「ここで騒ぐのは空気が読めない行為だ」という強烈な同調圧力が働き、内面の激しい羞恥を押し殺して、必死に「校則通りの異常な日常」を演じ続けようとする。（例：更衣室で周りに合わせて着換える）

いずれのモードも効果時間は概ね4分から5分程度とし、経過後は自動的に第1条の認識へと強制的に上書き（リセット）され、解除中の記憶は校則に矛盾しない形に改竄される。