「！」
カランを回して噴き出した湯は思いのほか熱く僅かに身じろぎをする。
水を足していくらか温めると、壁に手をつき耳を寝かせて上体を倒し
頭を湯にくぐらせた。汗だくの体を通して上水を下水に変えながら
しばらく湯気を吸っては吐き出す。

体の前面は大いに荒れていた。
乳房は本数が数えられるほど指の跡に覆われていた。
腹部は腹筋の凹凸の底まで鞭打ったように赤くなっていた。
内股はブラシで擦ったように斑に腫れていた。
…目を閉じると体内に吐き出されたモノが
ぎゅるぎゅると内臓を鳴らしているのを感じられた。

空っぽのバスタブに潜ってヘッドの向きを変え、打たせ湯のように
シャワーを浴びる。背中に当たった湯が傷口を撫で、
不規則にひりりとした痛みを走らせる。
「──！！！─❤️!❤️❤️!………❤️」
耳を澄まさずとも一つ向こうの部屋から切り裂くような嬌声が響いてくる。
そろそろ浴室を出る潮時だろう。

体中に体液を塗すのがお好きな彼女のため栓を閉じて給水ボタンを押す。
未だに口元に張り付いていた縮れ毛を剥がすと、
指先で数回弄んでから私はそれを排水溝に捨てた。


