クリスマスシーズン、即ち降誕節は伝統的な教義においては
12/24の夕に開始とされる。この国では大晦日やお正月の関係上
12/25に終了とされるが、本来はクリスマスイヴより年を跨ぎ
翌年1/6の主の公現の日、エピファネイアを経た直後の主日を以て
全日程を終了とする。

聖なるものの受け止め方は実にそれぞれであるが、その根底には
欲望とその浄化機構としての祈りがある。私は、そう信じる。
世界は平和であれ。尊きものはそのようにあれ。人は幸せであれ。

では。私達はその祈りに与ることはできるだろうか？
同じ人の心と体を喰い散らし、あらゆる欲望をぶつけて受け止めて。
挙句なお満たされない欲をお互いで処理している私達2人は。

分かっている。あらゆる教義と人倫と常識において、私達は
忌避される立ち位置にあると。構うものでは無い。
今は、この隙間風に軋む部屋に敷いた2人幅の布団の縁が
世界の砌なのだから。



─いかなる思し召しの故か、枕元に添えられたプレゼントは
掻き消しがたい輝きを秘めて「世界の外側」に佇んでいた。

