解説しないといけないネタなんぞ二流!おいは生きておられんご!! 主に最後2分の言い訳。 Q.最後のスティルが出てくるとこの変な画は何? A.すべてルネ・マグリットの絵画が元ネタ。「マグリット」で画像検索すれば、多分元ネタは全部出てくる。 彼の絵はやたらと顔を隠して書かれているものが多いが、幼いころの母の死がきっかけと言われている。 彼の絵画のシュルレアリズムな不気味さと、その顔を執拗に隠す作風が、 クライマックスの後は人物の印象を薄くするために顔を一回も映さずに進行したい (最後の横顔ネオユニは除く)自分の思惑と一致した結果、採用。 最後の元ネタの絵「デカルコマニー」は、左右が同じように見えてちょっと違う、というあたりを gifとpng・左右反転で再現してみた。 あとついでに、構図が気に入ってるので 「レディメイドの花束」オマージュも中盤(9:40前後)に入れてたりする。 Q.ネオユニの背後に流れてる言葉のチョイスは一体? A.スティル関連の各ストーリーで登場した際、ネオユニが""をつけた語句の一覧。 「軌道」が2回出てきてるのはコピペミスではなく、たまたまこの言葉が2回でてきただけ。 他に数え忘れてたらごめん。 Q.ラストに使ってるよくわかんない言葉は結局何言ってんの? A.ラテン語の「De Profundis」。「深き淵より」などと訳される、旧約聖書の有名な一節。 古今東西の宗教合唱曲の歌詞にも使われているので、その方面でも割と知名度はある。 個人的に、スティルのストーリーと使用曲の両方に合う言葉だと思ったので挿入。 全文はそれなりの長さなので、ストーリーに似合いそうな節を抜粋したうえで、以下の通り改変。 De profundis clamavi ad te, Dulcis Meus. Dulcis Meus, exaudi vocem meam. Fiant aures tuae intendentes in vocem deprecationis nostrae. Quia apud te propitiatio est; et propter legem tuam sustinui, Dulcis Meus. Sustinuit anima mea in verbo tuam. Speravit anima nostra in amor tuam. わたしは深き淵よりあなたに呼びかけます。私の愛しい人よ。 私の愛しい人よ、私の声をお聞き下さい。 あなたの耳を傾けてください、 私たちの哀願の声に。 愛しの人よ、あなたには慈しみがあり、 あなたの律法のために私は耐えてきました。 私の魂はあなたの言葉によって支えられています。 私たちの魂は、あなたの愛を待ち望みます。 …日本語にするとこんな感じになっている、はず。 一応、スティル視点で一人称を再設定して、どの主語を複数形にするかは調整したつもり。 ラテン語なんてちんぷんかんぷんなので、改造も和訳もあっているかわからぬ。フィーリングが大事。