「なんだ…その格好のほうがお似合いじゃないか」 「……ぷいですわ」 ルカの部屋にデルフィンとネロが片付けを行なっていた。 エレナとルカが守護者として打合せをしていて互いに暇だったのだ。 ネロが片付けに戻るから退室。それをデルフィンが追って出た形だ。 そして、片付けをしていたらネロが書いたであろう魔導書をデルフィンが不意に開いたのが事の始まりである。 魔導書自体は破壊行為が起きるものでなかったが結果的に二人にふりかかってしまった。 「失念しておりましたわ…まさかこれがここにあるとは…というか貴方はどうして効いておりませんの ?」 「どうしても何も私はスペル・デルフィンだが?咄嗟に無効にするのも容易いものだろう」 「くっ…」 では、どのような魔法だったのか。 それは―― 「しかし、対象を幼くする魔法とは流石は魔光と言うべきか」 「自爆するしたら世話がありませんわ。…いや、スペル・デルフィンが触らなければそもそも発動しなかった?」 ふと、元凶を見つつネロは自身の受けた魔法を確認する。 ヴィヴィの力で幼児化したルカ様を見て魔法で再現できるだろうかと試していたら完成した退行魔法(未完成)。 あまりに不安定な要素があって制限時間もあるネロとしたらあまりに失敗魔法である。 「私たちはクリーチャーが肉体を模しているだけなのに人の幼子になるとは面白いものだな。ほれ、ほれ」 「やっ、私のほっぺを突くのはやめですわ!」 普段でも身長差あるのに頭2つくらい差ができてしまっている。そしてルカ様に合わせたプロポーションもすっかり平坦である。 「そんなことして…光の守護者に言いつけますわよ!」 「…?…おや?」 スペル・デルフィンの脳裏に疑問が浮かんだ。 何故かいつもより幼い?いや退行魔法を受けたのだから当たり前だが…。 「(心まで童女みたくなっている…のか?)」 そう言えばネロがこの魔導書を見つけた時にげんなりとした顔をしてたのを思い出した。 ものは試しとデルフィンはルカのベッドに座りネロを近くまで呼び寄せる。 「ネロ・グリフィス…ちょっとこちらに来なさい」 「???なんですの…?」 ぽふんっとルカのベッドの上に座り足をハの字にした女の子らしい座り方をしている。 しかし、スカートが捲れてパンツが丸見えなのを彼女は気づいてない。 それにここは主の寝室のベッド。おいそれとネロが座ることなぞ普段はありえない。 「ほー、ふーん……」 こうなると規律守る光文明のものだとしてもイタズラ心が芽生えるのがクリーチャー心。 「なに…ちょっとしたお遊びでもしようかと」 「遊び!……ふんっそんなのに乗るかですわ」チラチラ どうやら従者としてのなけなしのプライドで片付けをしていたようだが 子供に戻ったことでその自制心はもはやガタガタらしい。 主従揃ってそっくりである。 ネロがルカのベッドから出れぬように最短で逃げれる進路を阻むように体を入れる。 「…大人の遊びさせてもらえるか?」 「なにを…ヒャン」 デルフィンはネロの胸元を開けて小さな蕾に沿うように舌を這わせる。 「なに…してらっしゃいますの…?」 「なに単なる余興です」 「そんなの…ばっちいですわ!」 知識面も退行してるのだろうか。どうも知識に偏りがある気がする。 こう幼気な顔をネロから見れるとネロといえど愛おしく感じるものだ。 しかもここはルカの寝室。いつもの違う香りがデルフィンの暗い情欲に火をつけた。 ここの匂いをネロの幼い甘い匂いで満たしたらどうだろう。 それに闇の守護者が気付かずに寝てもいいし気付いてネロに尋ねても ネロはきっと羞恥に悶えるだろう。 よし、やろう。龍とは思い立ったら実行するものだ。 「…ネロ・グリフィス。おとなしく私に身を委ねたら貴方の主も褒めてくださいますよ」 「…ええ!?…本当ですの!?」 幼子を騙しているみたいで後ろめたい気持ちがあるが相手がネロなのでセーフ。 さて…どうしてくれようか…。 とりあえず3回くらいネロの泣き顔をみてから考えようかとネロののほほんとしてる顔を見て邪気溢れる笑顔でデルフィンは思案した。