[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「………盛り上がってんなぁ」
[2号車]
ソリン・ゲオルゲ :
マナテレビを見つつぼやく。
依頼帰りで疲れたけど……こんなワクワクするような鉄道に乗れたのは、ラッキーだったかな……
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : それに……
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : (………女性パーティーが戦ってる………)
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : ………いや!ラッキーと思っちゃいけないんだけど!分かってるんだけど!
[2号車]
ソリン・ゲオルゲ :
小さいかわいい女の子と同じく小さいかわいいリカントっぽい子とか!
かわいいメイドさんとか!スタイル良いエルフさんとか!
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : (…………仕方ないだろ、こんなの目が奪われたってさ!)
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : (でも戦ってる相手も気になる!なんだよあの……なんか早い奴ら!)
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : (うわっ!やべぇ押されてる!だ、大丈夫か……!?)
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : (うぉぉ!あれってなんだ……!?凄い爆発じゃないか!1人倒した!)
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : (と思ったら本当に敵も爆発した!?……な、なんつー威力だよ……)
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「中々盛り上がってるみたいだな」独りマナテレビに食いつく少年の後ろから突然声が
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「うわっ!?な……なんだよ急に」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「急にってなんだよ、そりゃ急だったかもしれないが、この車両のテレビは一つだろ?」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「………悪かったよ、占領しててさ」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「ハッ、別に悪いとも言っちゃいないさ。仲良く見ようぜ?アンタもアイツらの事が気になるんだろ?」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「……………うん」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 照れくさそうに
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「これだけの戦いとなると、そうそう観戦できるもんじゃねえ。気持ちはよく分かるぜ」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「見世物みたいな言い方するのもアレだがな、少なくとも一流の冒険者の戦いってやつだ」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「………分かってるよ、そんくらい」
[2号車]
ソリン・ゲオルゲ :
(………やっと最近レイピアになったけど、戦い方が全然付いてけないのは分かる)
(………ち、ちゃんと戦いの動きとかも見ててたからな!本当だぞ!可愛かったり綺麗だったりしてて目を奪われてただけじゃないからな!)
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「おっ、来そうだな」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「……耐えたか」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「あと一人だ……でもやっぱり早いよあいつら!」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「ドーンって奴か、俺も前に見たことがあるが……」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「ま、捨鉢の攻撃じゃ捉えられないな」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「こりゃ、勝負あったか」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : (………ふわっとして綺麗だなぁ、あの……メイドさん?メイドさんだよな………)
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「決まったか、相変わらず鮮やかな一撃だぜ」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : (………で、でもちょっとあの戦い方は怖いかな………)
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : (ツルハシが武器のメイドさんかぁ……)
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「……え、知り合い、なんですか……?」>相変わらず
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「ん?あぁ、あの……エルフとルーンフォークはな」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「残りの二人は知り合いってわけじゃないが、片方は見たこともない技使ってるなぁ」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「……………いいなぁ」ポツリ
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「…………あっいやなんでもないです!」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「……なんだ、一目惚れか?」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「しかし、そうなると残念だったな」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「あっちのルーンフォークは夫がいるぜ」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「ち、違います!そういうのじゃな………えぇっ!?」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : (………そ、そっかぁ……そうなんだぁ……)
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「まあそう気を落とすな!少年!エルフの方は……多分……フリーだ」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : (まあだいぶ癖はあるんだが……)
[2号車]
ソリン・ゲオルゲ :
「!………そ、そうなんですか……」
(…………何か凄い………格好してたなあの人………)
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「ハッハッハ、素直なのはいい事だな」一喜一憂する少年を見て
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「ぐっ………し、仕方ないじゃんか…………綺麗な人ばっかだし」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「別に悪く言ってるわけじゃないさ」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「案外、素直な方が好感度が増すかもしれないぜ?」
[2号車] GM : マナテレビでは──竣工祭の記念式典が始まったようだ。末席にハゲとマーガレットの姿が見える。
[2号車]
ソリン・ゲオルゲ :
「……………」
(「確かに人に好かれようとする努力はいいことだけど、それで自分を全部消しちゃったらどこにも居場所は作れないから」)
(「本音見せるのは怖いし、拒絶されるかもしれないけどさ。ちょっと勇気出してみるのもたまには必要だと思うよ?」)
(「案外あっさり受け入れられちゃったりするかもしれないしね」)
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「……………わ、分かってますよ」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「!………竣工式だ」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「あの頭……ここの店長か」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「ツルツルだ………うぉ………」マーガレットの姿に目奪われる
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「一目でわかる目立ちっぷりだな」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「……………あの隣の女の人は、あのハ……おじさんの?」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「んー、あっちは知らん。前に来た時は見かけなかった気がする」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「とは言え、ここを一人で切り盛りしてるわけじゃないだろうし、従業員かなんかじゃないか?」
[2号車]
ソリン・ゲオルゲ :
「そ……そっか!そうかぁ……」
(………まぁでも、仲良くなけりゃ2人並んでないだろうしなぁ)
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「っつーか……少年、中々に気が多いな」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「えっ!?…………そ、そりゃあ………アルフレイムには綺麗な女性が沢山居ますから!ハハハ………」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「ま、恋多きお年頃ってやつか。それはそれで悪くないのかもな」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「うん……?」マナテレビの様子が
[2号車] GM : マナテレビから伝わる音声が、悲鳴で染まる。
[2号車] GM : 竣工祭の記念式典、そこに魔動機が現れ、暴れている!
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「……ず、ずっとからかってばっかでさ!……じゃあアンタは誰か好きな人でも……ん!?」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「ここも大概トラブルが絶えないな。となるとあっちも出勤の時間か」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「や、ヤバいことになってる!」
[2号車]
GM :
列車が停止した。グランドターミナル駅に着いたのだろう。
映像の向こうでは、魔動機に一人立ち向かう銀髪の大男が一人。
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「うん!?」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「と、止まった……って何だアイツ!1人で行くのかよ!?」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「おいおい、アイツ……俺もあっちに行ってりゃ良かったか」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「えっ!?あ、あれも知り合いなんですか!?」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「まあ……見てりゃ分かるかもな」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「打たれ強くはないってのに一人でカッコつけやがって……」
[2号車] GM : 男は4名の冒険者が来る直前に撤退した。死ぬ前に。
[2号車]
ソリン・ゲオルゲ :
「………す、すげぇ……無茶苦茶だ………」
銀髪の大男が……自ら血流しながら戦ってる!?
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「死ぬまで戦わなかった所は褒めてやれるか」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「あ、あんな人が知り合いなんですか!?えっ!?そんな人なんですか!?」>死ぬまで戦わなかったことは褒めてやる
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「……すげぇ、右胴体が半壊だ」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「アイツの命もデカイ価値が付いたからな、死ぬわけには行かないんだろ。本命の冒険者達もご到着だ」
[2号車]
ソリン・ゲオルゲ :
「………アンタ、一体………」名前も知らない、えらく物知りな男。
そういや名前聞いてなかったな……
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「なんだ、俺のことも気になってきたか?まあアイツ等と肩並べて戦った事がある程度の……戦う薬師だ」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「戦う……薬師……?」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「おう、戦う薬師。バーミストさ」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「………ソリン。ソリン・ゲオルゲ」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「覚えておくぜ、ソリン」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「……相変わらずの爆発だな。アレで味方が巻き込まれないのが俺は不思議でならないぜ」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「………全然見たことない魔法です、あれ」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「ビ、ビブ……ビブリオマンサーだったか。秘奥魔法だとかなんとか言ってたぜ」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「俺も専門家じゃないから詳しくはないがな」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「……俺、妖精魔法(フェアリーテイマー)扱えますけど……その炎魔法とかと全然方向性が違いすぎますよ、あれ」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「冒険者達の間で使われ始めたのは割と最近だった気がするが、アイツ……パルネは百年近くアレの研究をしてたらしい。気が遠くなる話だな」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「………エルフってすげぇなぁ………」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「……………戦うメイドの奥さんってすげぇなぁ…………」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「……さっき戦ってた奴いるだろ?」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「アイツが旦那様だぜ」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「は!?!?!?!?」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「………ええ!?」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「…………色々と、大丈夫なんですか………?」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「……」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「そ、そこで黙るんですかぁ!?……どういう夫婦なんだよぉ……」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「光……!」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「ウワーッ!なんだよあの光!……まずい、エルフさんが!」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「……」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「消え……え?……嘘だろ?」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「耐えたな」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「反撃が来るぜ」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「………凄い回復力だ………あっ!あの魔法は………エルフさんの!………良かった………」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「こいつは流石に決まりか?」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「後少しだ!やっちまえー!」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「無事解決……だな」
[2号車]
ソリン・ゲオルゲ :
「よっしゃー!やったー!やりましたよバーミストさ……」
「………なっなんでもないです!」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : (うおぉ~!ガキみたいに燥いじまった………!)
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : (……でも皆……強かったな………)
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「なんだ、嬉しい時は素直に喜べ!ほら!」手のひらを突き出す。ハイタッチしてもいいよ
[2号車]
ソリン・ゲオルゲ :
「!…………お、おめでとうございます」
恥ずかしそうにハイタッチ
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「おう!まあ頑張ったのは俺達じゃないけどな!」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「で、ですけど!………お、お知り合いさんが無事に帰ってこられたのは……良いことじゃないですか」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「ま、そうだな。俺のために喜んでくれるとは嬉しいぜ」
[2号車]
ソリン・ゲオルゲ :
「!………」恥ずかしそうに俯きつつ
「………だって、本当に皆、凄かったし………危なかったのに乗り越えたし」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「何にせよめでたいってわけだな。色々帰ってきたらお祝いでもあるかもな」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「えっ!」(ま、間近に!?……い、良いんだろうか……?……い、いや!ここで辞退するのも……変だよな!)
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「憧れのお姉さん方とお話するチャンスだぜ?素直に喜んでおけ」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「………は、はい!」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「あっ、でも俺からの紹介は期待するなよ?」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「えっ!?いやっそ、そんなこと!……話するだけで嬉しいから……」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「おう、その調子で素直に好意をぶつけてこい!男らしくな!」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : (……玉砕するかもしれないが)
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「好意……す、素直に………」
[2号車]
ソリン・ゲオルゲ :
………以前、娼館で言われたことを思い出す。自分の気持ちを……素直に……
「………が、……頑張ります!」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「応援してるぜ」
[2号車] アンク・ヴェリダス : 「1号車に来たらワシの奢りじゃあ!」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「っと、チャンス到来だ。折角だし行くか」
[2号車] ソリン・ゲオルゲ : 「………は、はい!」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : 「ノブレスの奴も来てくれりゃ面白いのが見れるんだが……」
[2号車] バーミスト・サイゼレス : と言いながら移動するのだった