ニャアン人妻概念番外編、カンチャナちゃんヴァーニちゃん登場のおはなしするね。 ニャアンはエグザベくんと結ばれました。マチュはちゃんとシュウジのことを連れ戻しました。 ニャアン・オリベは無事名誉除隊しジオン公国の市民権を獲得した。今はジオン公営団地に住んでるよ。シュウマチュ夫婦も隣に住んでいます 採光性も高い大きな窓もある。4LDK風呂トイレ別。愛の棲家にしては十二分だった―――。 なんと!お隣にララァお姉様が引っ越してきました。シャアも一緒です 「マチュ、おひさしぶり」ララァお姉様の声はあの頃と比べて少し柔らかくになっていた マチュは感激、ニャアンは最初こそ戸惑っていましたが、いまでララァさんとママ友になりました 新しい命が育まれるジオン公共団地は暖かい光に包まれている。かつてアクシズを覆った光にも似た風景であった 今日はそんなララァとカンチャニちゃんとヴァーニちゃんのお話。 マチュから話には聞いていた「ララァさん」という存在。そのミステリアスな風貌に最初は戸惑っていたニャアンであったが 同じく妊婦であった、ララァお姉さま妊娠9ヶ月。妊婦同士すぐに打ち解けて、二人はママ友になっていた。 ニャアンにとって、はじめてのママ友。それがララァであった。宇宙を揺るがしたシャロンの薔薇であった。 そんな三者三様はのんびりと暮らしていた。 引っ越してきたばかりだというのに出張続きのシャアには困ったものですね だからニャアンとマチュがダンボールまみれのララァの新居の荷解きをしたり。 ララァもニャアンに教わり一緒に編み物をしたり。穏やかに暮らした。 「私が産まれた南インドではみな自宅分娩だったわ、自宅分娩というのはね―――」 というララァお姉様による現代医療に頼らない自宅分娩のお話に耳を傾けたり。 ナチュラル志向で生きるマチュは自宅分娩の話しをメモを取りながら必死で聞いていた そうして月日が流れた。マチュニャアンそしてララァには不思議な友情が芽生えていた ある夜、深夜のサイド3公共団地に珍しくハイヤーが乗り付けた。 ニャアンとエグザベくんは性行為の果てに眠りについていたが シュウマチュは事後を楽しんでいた。まだシュウジのキンタマの裏の匂いを堪能していたマチュはそのハイヤーの気配に気づいた。エレベーターの昇降音が聞こえ、ドアが開くのを 尖鋭した感覚で察する 「ウチの階だ」「そうだね」キンタマを舐められながらシュウジはシュウジでマチュのアンドロメダ(女性器)を撫でていた キャリーケースのコロコロ音と靴音はララァさんの部屋へと向かっていた 「(ララァ)お姉様の部屋だ。シャアさんかな?」「いや、気配が違う。女性の気配だ」とシュウジ 「なんだろうね」「物騒なのいやだなぁ…チュパ」マチュはキンタマをしゃぶりながら語る。緊張感はない 「そうだね、物騒な感じはしないね」とシュウジは自分の愛撫でマチュが軽く絶頂する感覚を共感する。マチュ、軽く潮吹き 「―――悲しい魂だ」とシュウジは呟いた。マチュが拭いた潮まみれの顔であるがミステリアスに語った。 翌日、ニャアンとマチュはララァの家へ足を運んだ。 「ララァ昨日何があったの!?」マチュ伺う 「夜遅くに騒がせてしまったみたいね、地球から妹達を呼び寄せた。それだけなの」と玄関先でララァ出迎える 4LDK風呂トイレ別たる愛の巣に新しい家族が増えるのかな?と何も知らないニャアン けどマチュは知っていた。昨日の気配、そして感じた事のある感触 「おひさしぶり…になるわね、挨拶して」 ララァの豊満としかいいようのない身体。赤子を孕むふくよかな身体の影から二つの軀がさらけ出された 「やっほ!マチュ!元気?」一人はウェーブめいた天然パーマのかかったベリーショートの褐色の少女だった 「…」もう一人は長い銀髪をまとめたおしとやかそな少女だった 「あっ…待って!待って!覚えてるよ!名前が出てこないや!」 マチュは名前を失念。 「ヴァーニだよマチュ!命の恩人の名前を忘れるかね!?」褐色の天然パーマが怒りんぼう 「そうだそうだ!あの時のメイドさん!」 マチュ記憶が鮮明になった。記憶がおぼろげなのは当たり前だ。ジークアクスごと戦艦ソドンから脱出、単独での大気圏突入の末、海底へ墜落したのだ。 コアファイターが命を繋いでくれたからよかったが、本来なら即死であった。 その時、あの虞犯脱走少女たるマチュを助けたのがララァおねえさまとヴァーニちゃんだった。そしてもう一人。 「ほら、カンチャナ!挨拶しなよ」元気なヴァーニちゃん。 「…」カンチャナちゃんの挨拶は無言によるものであった ピンク色の娼館、常にいい香りがする娼婦に囲まれた世界で白濁する意識。せん妄の中の出来事だったんじゃないかと今でもマチュは思っている しかし眼の前にいるのは看病してくれた幼き二人のメイドさんだった。 一方、ニャアンは何もわからなく困惑している。マチュが地球に落っこちてた頃。ニャアンはジフレドを駆り、エグザベくn 「ララァお姉様とカスバの館で働いていたメイドさんだよ」 マチュ軽く説明。 ニャアンは「館」について詳しくはなかったが漠然としたイメージはあった。 マチュの口から聞く話だと完全に高級娼館そのものだった。 「娼館」ニャアンが忌み嫌う存在であった。身請けされるまで性行為を強要され、逃れる術もない鳥かごである事をニャアンはうっすら気づいていた。 ニャアンが流浪の民であった頃、性接触と性消費の限りを尽くされたやすい娼館とは比べられない程豪華であった。 しかし自分と同じく乱暴されて生きたきたという事に違いない 「違うよニャアン、この子たちはメイドさんで!またお手つきされてない!されてないからね!」 とマチュ蘇った記憶で弁明 「いやなにおい…」とニャアンは口にしかけたが、少女達には罪はないので口を閉ざした。眼の前のララァさんもかつて娼婦だったというが罪はない。 わるいのは棄民を拾い、商売させる暴漢達だというのを知っていた。 「立ち話もアレだから中へどうぞ」とララァ ララァとシャアの新居へお呼ばれする少女二人。カンチャナちゃんはララァから離れようとしなかった。 インド式ミルクティー『チャイ』を淹れるララァ。ミステリアスな翠の瞳はどこか優しげだった。 「それでねぇまぁカクカクジカジカでいろいろあったんだ」 ヴァーニちゃんはマチュとニャアンに話す。初対面のニャアンはポカンとしていた。 しかし彼女たちから自分と同じ香りがする事は知っていた。 ニャアンは匂いに敏感だった。ドムの電撃を食らった時に感じた「いやなにおい」 謂れなき暴力に屈した過去を思い出したように。彼女たちの過去を匂いで知る。 「それでさ、まぁ…こうなったんだよ」 「こうなったって何サ」マチュ伺う 「恋人さん、というか金も払わない変態相手にガキできちゃってさぁ…いやぁまいったね」 ヴァーニちゃん、ゆるっとしたワンピースの中からおなかをさする ヴァーニちゃんの腹には膨らみがあった。それは脂肪や腹水なんかじゃない。命だった マチュは絶句した。何も言えなかった。娼館を焼き払った後、カンチャナちゃんとヴァーニちゃんに過酷な運命が待っていたなんて MSを駆る一少女には想像できなかった。否、娼館に勤めていた幼子がこうなる事は想像できたかもしれない。 ヴァーニちゃんはカンチャナちゃんのおなかをさする 「ヒィ!」とカンチャナちゃんの膨らみを帯びた鼠径部は敏感に悲鳴をあげる。 「うう…うう…」とカンチャナちゃんは泣き出しそうになる 「もぉカンチャニ!泣かないの!もう産むしかないんだから!」と励ますように語る 「いっしょに産もうなぁ、わたしたちずっといっしょだぞー」 ヴァーちゃんはカンチャナちゃんを励ます。 そう、ヴァーニちゃんとカンチャナちゃんは、子を孕んでいたのだ。きっと父親の顔はしらない 饒舌な少女にもこの無口で無垢な少女にも。赤子が宿っていたのだ。男たちから辱めを受けたからもう無垢ではない 「いやだ…いやだ…うみたくない」カンチャナちゃんは自分に言い聞かせるように呟くだけだった ニャアンはその一部始終を黙って聞くしかできなかった。しかし二人の少女が悲しい過去と悲しい「いやなにおい」に包まれていた事は理解した 「…そんなの…そんなのってないだろ!!」マチュ声を荒らげた 「そんなのってないけどさ、アタイらにはどうしようにもないじゃん」ヴァーニちゃん。 「ララァお姉様!どうにかできなかったの!?」キッチンにいるララァにマチュ怒りに似た感情をぶつけた いや、怒りだった。 「…どうにもできなかったわ」とララァはキラキラの中で答えた。マチュとララァに碧色のキラキラ空間が産まれる 「どうにもできないって…」マチュは困惑した。 ララァはキラキラで娼館を焼けだされた後の棄民時代のイメージをマチュと共有する、あの日シャアに拾われなければララァも辛い目にあっていたであろう。 「命の選択(堕胎)はもうできなかった、無理やり命を切り離すという事は容易いけど、幼い母体がもたないのよ」 キラキラの中でララァは語る、悲しい語りだった。 路地裏のラクガキからキラキラが見えて、クラバでシュウジと一つになって、ララァさんがひたすら殺されるからララァとシュウジと、そして世界を救っただけの等身大の17歳の女の子にはちょっと残酷すぎる現実だった。 ララァは悲しく答える。碧色の瞳が濁っていくのがわかる 不気味な静寂がララァ家のリビングを包んだ。 「いやだ!あかちゃんうみたくない!!!うみたくない!!!!」 カンチャナちゃんは叫んだ!魂から出る叫びだった 「こんな命!命なんかじゃない!欲しくて授かったものじゃない!!!!」 「わたしもこの命も…みんな燃えてしまえばいいんだ!!!!」 堰が崩れたかのようにカンチャナちゃんの涙が溢れ出す。 とんだ愁嘆場がそこには存在した。 「だいじょうぶ、だいじょうぶだぞカンチャナ~、一緒に産もうなぁ!」とヴァーニちゃんは抱き寄せて慰める けどカンチャナちゃんの涙は止まらない。 「地球は優しい星だわ、しかし棲まう人間は醜さを持ち合わせている。その醜さから救う為にこのコロニーに彼女たちを誘った」 ララァは語る、ララァの瞳にも涙が溢れていた。 怒りのやり場すら失ったマチュは振り上げた腕を降ろすしか無い。 行き場の無い沈黙が支配する。沈黙を切り開くのはニャアン、ニャアンだった。 「あの…カンチャナさん?でいいんですよね?カンチャナさん?」妊婦たるニャアンは妊婦たるカンチャナに語りかける カンチャナちゃんコクリと頷く。 「ふたりで…おはなししたい。ふたりでおはなししてもいいですか?」ニャアン伺う。 ニャアンには何かがあるとマチュとララァは感じていた。 「ええ、いいわ。まだ片付いてないけど…寝室を使って」とララァは二人を寝室へいざなう。 カンチャナちゃんとニャアン。二人の妊婦だけが広がる空間がそこに存在した。 ニャアンとカンチャナちゃんに面識はない、互いの胎盤を帯び胎児が宿る子宮だけが共通項だった。 ニャアン静かに語る 「こわくない、あかちゃんうむのはなにもこわくないよ」 穏やかにニャアンは語り始めた。 「嘘だ、みんな燃えてしまえばいいんだッ!」怖い声をあげるカンチャナちゃん、本当は穏やかな子なのにね。今日はちょっと怖い感じなんだ 「ほら、怖くないよ」 ニャアンはカンチャナちゃんの小さき軀を抱き寄せる。172cmの長駆がカンチャナちゃんを包み込む。 双つの子宮が触れ合う。互い違いの胎動が響き合う 「ヒィ!!」カンチャナちゃんは接触に怯えた。肉体的接触は性行為を思い出されるからだ しかし、ニャアンのそれは暖かく、獣欲を求めるような肌ではなかった。カンチャナちゃんは軀を許した。 心音と心音、呼吸と呼吸が次第に合わさっていく。心が落ち着いているのだ。 ニャアンはカンチャナちゃんと額をあわせる。脳を通わせるのではない、キラキラという魂を通わせようというのだ。 カンチャナちゃんの視界に、ニャアンが放つ深紫色のキラキラがカンチャナちゃんの視界いっぱいに広がる ここにニャアンはキラキラを通わす。マチュやシュウちゃんにも許していない紫色のキラキラへこの少女を受け入れるのだ カンチャナちゃんの頭に流れてくるのはニャアンの愛、とそして悲しい過去の記憶だった。 饐えた匂いのするベッド、代わる代わる伸し掛かる肉塊。乱暴に挿入される肉茎。覚えたくもないのに習わされる口淫の性技。静脈に撃たれる注射器。拘束され開けさせられるラビアピアス。 不可抗力での暴力の数々だった。 カンチャナちゃんの心にも覚えがある光景であった。娼館が焼かれた後のカンチャナちゃんの人生とニャアンの悲しき過去には通じるものがあった カンチャニにはヴァーニという心を寄せる相手がいたが、ニャアンにはそれがなかった。一人で耐え、一人で暴力を受けたのだ イメージは続く、いつまでも来ない生理、崩れる体調。アンキー姉さんと病室、そして受胎告知。 「こうしてわたしもあかちゃん、できたんだ。おなじだね」 ニャアンはまるで娘に語るかのように語る 「ちがう、わたしはあかちゃんなんかのぞんでない」カンチャナちゃんは否定する 「わたしものぞんでない、のぞんでいなかったよ」ニャアンは答える 「望んでない、わたしも望んでいないッ!」カンチャナちゃんは強く訴える 「そうだね、のぞんでないいのちだったね、けどちがう。ちがうんだよ」 ニャアンは否定する。その言葉尻、非常に強かなものであった 「何故!?」カンチャナちゃん 「だって、あかちゃんおなかにいるんだよ?」「!?」カンチャナ困惑 「あかちゃんが、うまれたがっている。このおなかでうまれたいって言っているんだよ」 ニャアンは強(したた)かに、そして静かに語りだした。カンチャナちゃんも声を荒らげずニャアンの言葉を傾聴しはじめた。 共感、共感したのだ。ここにニュータイプによる邂逅が行われる。カンチャナちゃんにもニュータイプの才があったのだ。 「あかちゃん、うまれたくなかったらバイバイしちゃうんだよ」 ニャアンは優しい口調で語る。しかしその言葉の裏には流産や死産を意味していた 「でもあなたのおなかにしがみついて、必死で「産まれたい」「うまれたい」って頑張っている」 ニャアンは宇宙世紀の生命倫倫理観で語ってはいませんでした。純粋な母親としてその倫理を語っていました 孕んだら、母親になる。それだけなのです。 「うまれたいって望んでいる…?」カンチャナちゃん聞き返す 「そうだよ、うまれたいってのぞんでいる」 ニャアンは答える 「だから、うんであげよう」 ニャアンは言葉を重ねる。 「つらいことばかりだったかもしれないけど、あかちゃんは産まれたいって望んでいる」 ニャアンはカンチャナちゃんにつよく語りかける。しなやかで強かな強さを持つ紫色の輝きがニャアンの身体から放たれる 黄色くて優しい瞳がカンチャナちゃんを見つめている。 ニャアンが放つ紫色のキラキラにはニャアン母子の双子星とカンチャナ母子の双子星、それぞれ4つの魂が光を放っていた 「Scarred Souls Shine like Stars」翻訳すると「傷ついた魂は星のように輝く」 古い地球人は旧世紀にそんな詩を歌っていたそうな 傷ついた魂は新しい命で癒やすことができる。ニャアンはそう確信していた。 その気持ちが、カンチャナちゃんに少しでも理解(わか)ってもらえたららいいなと思っていた。 ついさっきまで無も知らぬ二人の産褥婦であったが、そこに固い絆が結ばれようとしていた。 「わかった…わたし、あかちゃんうむ」 まだ不確かだけど確固たる想いがカンチャナちゃんの口からでた。 誓願したのだ。 「そうだね、いっしょに赤ちゃんうもうね、おかあさんになろう」 ニャアンはカンチャナちゃんを強く抱き寄せる。 「うわああ!!!」 泣きじゃくった、カンチャナちゃんは泣きじゃくった。「産む」という覚悟の涙であった ある意味、自分の悲しい過去と決別する、精算する為の涙であった。 ニャアンは涙を受け入れた。かつて自分がそうであったように 望まぬ命に自分が泣きじゃくった時にマチュやシュウちゃん、そしてエグザベくんが受け入れてくれたように ニャアンは彼女を受け入れた 触れ合う子宮。双つの小さき命の胎動が重なる。 神聖な瞬間が訪れた――― どれほどの刻(とき)が経っただろうか、泣き腫らしたカンチャナちゃんとニャアンが寝室から出てきた かけよるヴァーニちゃんと見守るララァ カンチャニちゃんはララァお姉様に抱きついた 「お姉様・・・わたし、産みます。赤ちゃん産みます」 はっきりと、そして強かな言葉だった 「そうね、えらいわねカンチャナ。きっと健やかな子が産まれるわ」 豊満なバストに顔を埋めるカンチャナちゃんをララァは抱き寄せてた ほっとするヴァーニ。ウルウルと泣きそうになっているニャアンを抱き寄せるマチュ 「マチュ…わたし…わたし」ワケワカになりそうな心を必死に押さえていたのがマチュにはわかった 「大丈夫だよ…大丈夫…ニャアンはえらいこ、やさしいこ」 マチュはニャアンを褒めてあげる。そうしてあげる事がきっと友情なのだからMAVという友情で二人は結ばれている。 愁嘆場は終わり。泣き腫らしておめめが真っ赤なカンチャナちゃんはララァお姉様が淹れてくれたチャイに口をつける 妊婦4人とマチュ1人、細やかな人妻会議が行われていた。私生児であるカンチャナちゃんヴァーニちゃんも人妻扱いでいいよ サイド3に平和が訪れた。 一方、サイド3某所。 「わたしは母たるものを手に入れたよコレ以上の安息はない」シャアは語る。 「ぼくもマチュがいる世界を壊すつもりはない」謎の少年が語る。 「子供はみんなニュータイプ。そうは思わないかね」 地下の格納庫で鎮座するジークアクスの頭部に語りかけるシャアアズナブルの姿がそこには存在した。 スィートウォーター行きのシャトルのチケットを破り捨てる彼の姿がそこにはあったと言う。ジオン再興などという安い扇動に乗せられるような彼ではなかった。 カンチャナ、ヴァーニ共に妊娠推定5ヶ月。 カンチャナちゃんはいいおかあさんになったよ ヴァーニちゃんはいいおかあさんになったよ 二人そろってなかよしおかあさんだよ、二人はきっと幸せ。 翌日。朝7時手前。 「いってくるよ」とエグザベくん 軽金属性のドアを開ける。玄関先でニャアンのおなかをさすり軽い口づけ。見送った後、食器洗い。 今日はペットボトルの日なのでマチュと一緒にゴミ出しへ行く シュウジとの愛のついばみでキスマークまみれの身体をシュウジの男物のTシャツから晒けだすマチュとニャアンがとぼとぼとゴミ捨て場へ行く 「マチュー!ニャアンおはよー!」と元気な声が聞こえる、ヴァーニちゃんだった ベランダには二組の布団が並んでおり、元気に布団を干していた ララァとシャアの淫水で濡れた敷布団を干す姿、実に微笑ましいものであった カンチャナちゃんも傍らにいた。そっと手を振っていた ニャアンもやさしく手を振り替えした。無愛想なカンチャナちゃんがニッコリの笑うのが見えた カンチャナちゃんもヴァーニちゃんもしあわせ。これからおかあさんになるんだからね サイド3公共団地がまだ賑やかになるね。子を宿し、育むことができる。このシリンダー型人口の大地ほど愛おしいものはないね カンチャナちゃんヴァーニちゃんはいいおかあさんになれるよ 以上がニャアンとカンチャナちゃん概念の全容です 妊婦さん達により紡がれる優しい空間、やさしい世界がわたしは好きなのです。 ニャアンはいいおかあさんになったよ このおはなしは番外編ですが、またおはなしが思いついたら続くかもしれません 次回のジークアクスの内容次第で語り足りない所があると思うので続きはまた後日。