・名前:里見 灯花 (さとみ とうか) ・登場作品:マギアレコード-魔法少女まどか☆マギカ外伝- ・性別:女性 ・年齢:11歳/小学校 5年生 ・一人称:わたくし ・魔法少女になる際の願い:あなた(キュゥべえ)が持つ機能のうち、エネルギーを変換する機能が欲しい ・固有魔法:エネルギー変換 ・概要: 神浜市にて魔女化のない世界を作ろうとしている魔法少女。 入院していた里見メディカルセンターの院長の娘で、幼くして天体物理学を修めた理系の天才。 普段は無数の機器に囲まれながら研究を続けており、夢は宇宙の全てを知ること。 一人称は「わたくし」。「くふっ」や「くふふっ」など特徴的な笑い方をし、「~だにゃー」など子供っぽいゆるい口調で科学の専門用語を並べ立てる独特な言い回しの使い手。 父親のことは「パパ様」と呼ぶ。 里見那由他という年上の従姉がいるが、 まだ魔法少女でなかったころ、彼女のとの会話中に彼女の父親(灯花からみて叔父)の生業である民俗学について、 「パパ様が言ってたんだけど、叔父様のけんきゅーってなーんにも役に立たないんでしょー? お医者様のパパ様はいーっぱい人を助けられるしわたくしも天才だからいーっぱい人を助けられるけど、叔父様は民俗学っていう意味のないことばっかりなのって恥ずかしいことじゃないかにゃー?わたくしだって別にパパ様の言葉を信じたわけじゃないけど、叔父様の資料……『魔法少女 その希望と絶望』だっけ?あんなの見たらプーっ!て思っちゃった。民俗学をする人ってマンガを見すぎている人のことー?」 と彼女に言及したことで喧嘩に発展した過去があり、 互いに魔法少女になった今でも若干仲が悪い。 (灯花側としては、自身が魔法少女になったことで叔父の研究の生き証人ともなったわけで、叔父の研究の有用性は認めている。認めてはいるが、魔法少女のことを知らなければ今でも普通にバカにするだろうな~とは考えてるし、今でも那由他のことは少し煽っている。) 冒頭の紹介文にもあるように、理系に長けた天才少女。 その幼い口から出るとはとても思えぬ、エネルギー変換だのIPS細胞だの科学用語がポンポン口から飛び出す。 いろはによれば「宇宙のお話を偉い人と議論するような、すごく頭の良い子」。 自室には無数のコンピュータが備えられており、それを使いこなして宇宙の研究を行うほど。 ただ、非科学的なことを信じない現実主義者であるため、物語を編むのが得意なねむとは些細なことで直ぐ言い合いになり、ういが仲裁に入るのが常であった。 また選民思想の持ち主である父の影響もあってか、灯花自身もそうした考えを持っており、 科学中心の現実主義も相まって他人を軽く見下す発言をすることもしばしば。 これがねむとの喧嘩の引き金になるだけでなく、舌禍の原因ともなることも多かった。 魔法少女としての姿は、頭に大きな黒いリボンを付け、赤と黒を基調としたフリフリのドレスとお嬢様のような格好をしている。 日傘を武器とし、メリー・ポピンズよろしく空中を浮遊するほか、傘先から虹色の火炎を放つ、あるいは突き刺すことで攻撃する。 固有魔法は「エネルギーの変換」。戦闘に使うエネルギーを自らの魔力だけでなく他のエネルギーからも変換して使うことができる。 これには「他者の攻撃に含まれるエネルギー」や「他者の魔力」も含まれる。 そのため、「変換」自体には自分の魔力を使用するが、実質的に魔力は無尽蔵。 周囲のエネルギーを攻撃的なエネルギーにすることで低燃費で高火力を実現でき、逆に自らに有害なエネルギーを無害なエネルギーにすることでの防御も可能。 ・経歴: 第1部「幸福の魔女編」: 元々は物語の主人公"環いろは"の妹"環うい"や"柊ねむ"と共に、父が経営する里見メディカルセンターに入院し、院内学級に通っていた。 灯花は非常に重い病にかかっており、同様のういやねむとともに、1つの病棟で互いが互いを希望に命をつなぐ仲であった。 (詳細な病名は不明だが、本編はバタフライエフェクトにより主人公のいろはが魔法少女となり、それがきっかけでこの3人も命が助かった"唯一の世界線"なのだが、 ほかの世界線…まどかマギカ本編等では例外なく、この3人は魔法少女になることなく病死しているとされている。) 灯花は傲慢な性格で、自分の才能を自覚していたので、院内学級でもワガママ放題振る舞っていた。 ただ、ねむは喧嘩をしながらも同等の能力の持ち主として認めあい、 常に二人の聞き役になっていたういと、お見舞いに来てくれるいろは(ういの姉)にも敬意を持って接していた。 そのため、いろはのことは常々「お姉さま」と呼んでいた。 入院中、叔父が残した原稿によって偶然"魔法少女"のが存在を知り、 さらにういやねむと共に魔女の結界に迷い込んでいたところを、魔法少女となったいろはに救われたことで魔法少女の存在を確信する。 そして、そこで初めてキュゥべえと対面するのであった。 叔父の書籍から得た魔法少女の情報と、キュゥべえとの出会いから考えを巡らせた灯花とねむは、 キュゥべえの「決して嘘は言わないが都合の悪いことははぐらかし話を逸らす」特性から、キュゥべえとの会話から詰将棋的に情報を引き出していき、 彼が隠す「魔法少女の魔女化の宿命」、「魔法少女の魔女化の際の感情エネルギーを回収していること」をはじめとした情報を得る。 彼女らはその情報を整理したうえで、「魔法少女化による自らの病の治療」と、「願いでキュゥべえが保有する機能を奪うことで、魔法少女(特にいろはお姉さま)の魔女化を回避する策」を提案する。 魔女化回避の策とは、うい、灯花、ねむの全員が魔法少女の契約をすることで、 ういは「呪いエネルギーを"収集"する機能」を、灯花は「呪いエネルギーを他のエネルギーに"変換"する機能」を、ねむが「エネルギーを他の形に"具現化"する機能」を、それぞれキュゥべえから奪い、 それにより「ういがソウルジェムに溜まった呪いを回収し、灯花が呪いを純魔力に変換し、ねむが変換した魔力を具現化して発散させることで、ソウルジェムを浄化し魔女化を回避する」というものであった。 2人はその提案に乗り、3人は予定通り契約してキュゥべえの機能を奪うことに成功する。 しかし、理系、文系それぞれの超天才少女として死にさえしなければ間違いなく世に大きな影響を与える灯花とねむはともかく、ただの平凡な1少女であったういには奪ったキュゥべえの機能はあまりに重く、"回収"の力が暴走してしまう。 灯花の"変換"とねむの"具現"が間に合わないほど急速に穢れを溜め込み始め、急速に魔女化しかけるうい。 しかし、それを通りすがったとある魔法少女が救った。 その人物は、当時同じ病院に入院していたところ、急激な"穢れ"を感じて様子を見に来た魔法少女"アリナ・グレイ"。 彼女は"結界"を生成し操る固有魔法を持つ魔法少女であり、その能力によりういを外界から遮断しそれ以上の魔女化を停止してくれたのだ。 とはいえ、ういはすでに"半魔女化"しており、放置すればすぐに完全に魔女として孵化してしまうだろう。 そこで灯花とねむはアリナに協力を仰ぎ、アリナが作った被膜の中で、ねむが「ストーリーの具現化」という形でういの魂を切り離し、機能を奪われたキュゥべえの抜け殻の中にその魂を封印することで、ういの魂の変質を防ぐことに成功する。 だがそれにより、世界から"環うい"の存在が一時的に消失することになり、 「環いろはがういを救うために魔法少女契約をしたことから始まる、今回の一連の出来事」をはじめとした様々な出来事について矛盾、パラドックスが発生することになる。 そこで世界はこの事例に対し"辻褄合わせ"を行い、 「環ういは最初から存在しなかった」「環いろははなにも願わず魔法少女になった」「灯花とねむはういではなくアリナとチームを組んで、魔法少女の解放を目指している」「今目の前にいる半魔女はういではなく、誰かわからない誰かの成れの果てを偶然見つけたもの」「ういが存在しないのでいろはとも出会っていない」といった風に多くの記憶改竄が発生、 結果灯花の思考も元は「いろは(とついでに他の魔法少女も)を救いたい。そのついでに、キュゥべえと取引して宇宙の全てが知りたい。」というものだったのが「ねむとアリナと共に魔法少女を解放し、魔女化封印を餌にキュゥべえと取引して宇宙の全てが知りたい。」といったものに変化してしまった。 要はいろはとの接点が無くなったことで第一目標が「魔法少女の救済」から元々ついでだった「宇宙のすべてを知ること」にシフトし、魔法少女の救済側がついで、前提条件になってしまった形だ。 こうして魔法少女化とともに記憶が変化した灯花とねむは、魔法少女化による副作用で同時に病気も克服し、共に退院することになる。 退院した灯花はねむやアリナと合流し、チームを結成して3賢人"マギウス"を名乗り、 例の謎の半魔女を"エンブリオ・イヴ"と名づけ、イヴを有効活用する形での魔法少女解放の実現に向けて動き出す。 この時点では「アリナがイヴを起点に神浜市全域を覆う用に出現させた被膜にたいし灯花とねむが固有魔法を重ね掛けすることで、被膜内の魔法少女の穢れが最大化して魔女化する際その呪いを"ドッペル"という技として具現化し、放出されたエネルギーをイヴ回収することで、被膜内での魔法少女の魔女化を完全に抑止する。」という状況であり、 最終目標は「イヴを育て上げたうえで完全に魔女化させることで、アリナの被膜を世界全体を覆えるサイズに拡張し、ドッペルシステムを世界全体に適用させること」であった。 灯花は魔女を寄せ集める装置を作って外部から魔女を集め捉え、ねむは"ウワサ"という魔女とは別の人類の敵を作成具現化して一般人からエネルギーを回収し、アリナは魔女を自身の結界内で養殖することで、 ウワサで回収したエネルギーや養殖、捕獲した魔女をイヴの餌としてイヴを育て上げるのだ。 そして、灯花はその効率化のため人員を求め、自分たちマギウスを頂点とする支援組織"マギウスの翼"を作り上げる。 マギウスの翼のお題目は「魔法少女の解放」、 市内市外問わず多くの魔法少女に魔女化の宿命を含む魔法少女システムの全貌を教えて回り、そのうえでその宿命を回避する方法がある、そのために協力をしてほしい、と多数の魔法少女を手駒として集めて見せたのだった。 マギウスの翼においては、ねむがウワサを作るのに生命エネルギーを使用する関係で基本的に寝込んでいるのもあり、 アリナと二人で組織を運営している。 基本的には灯花が新人の勧誘とシステム構築、アリナが魔女の養殖と翼たちの指導・運用を行っている。 彼女たちの一般人の犠牲を前提とする方針は多くの魔法少女たちの反感を買い、 神浜市にて魔法少女たちのリーダー役を行っていた"七海やちよ"や"和泉十七夜"、さらには環いろはとまで敵対することになる。(とはいえこの時灯花側はいろはのことを記憶改竄で忘れていたが。) 彼女らとの戦いで多くのウワサや養殖魔女を撃破されたことで彼女たちは、「ウワサの能力で一般魔法少女を洗脳し、他の新造ウワサのコアとする」「手下の魔法少女たちの精神を暴走させ死を恐れないゾンビ兵化させるウワサを作る」など、どんどん過激化していく。 最終決戦前には、マギウスの翼構成員たちを集め、かつてのヒトラーをも思わせる見事な演説で羽たちの精神を揺さぶり、ウワサの効果を付与し兵士として"完成"させた。 (もっともこの演説の台本そのものはねむの書いたものであろうが。その台本通りに見事に演じ羽たちを焚きつけたのは見事といえる。) 自分たちに接触してきたいろはに対しては、自分たちが持たない謎の記憶、ういという少女の存在についての言及について、自身の記憶とは完全に矛盾しているのに、整合性だけは何故かある。 そう感じ、その気色の悪さに激しい拒否反応を示し、いろはを「気持ちの悪いストーカー」呼ばわりして荒ぶっていた。 最終的にはイヴを目覚めさせた上に超弩級魔女ワルプルギスの夜を呼び寄せ、神浜市全域に大災害を引き起こし一般に多くの犠牲を出したものの、 いろはがイヴのコアからういの体を取り出し魂を戻したことで環ういが復活、それをきっかけに世界からの辻褄合わせ、記憶改竄が解除されたことでねむと共に元の人格を取り戻し、彼女らとともにワルプルギスの夜を撃破することで戦いを終結させた。 第1.5部「ユメミルサクラ/新たな息吹より」 事件後マギウスの翼は解散され、此度の顛末の責任を問われる段となると、 今回の事件にかかわった神浜市の魔法少女たちを集め、魔法少女内での裁判が行われることとなった。 「そもそも記憶改竄により本来の人格ではなかった」「それでも一般にも被害を出しすぎている」と議論が紛糾する中、 彼女らは「そもそも世界がしたのはあくまで"辻褄合わせ"。絶対に起きないことはそれでは起こらない。実際、わたくしたちは本来のわたくしたちでも、お姉さまやういがいなければ同じことをするだろう。」と述べ、自ら死刑を要求する始末。 (実際記憶が戻った後でも、ういやいろはがいない時は以前と大差ない言動をしており、根本の部分はマギウス時代と変わっていないのがわかる。) 結局この裁判は"魔法少女に変身しようとすると爆発する腕輪を装着する"ことでの"変身封印"という結論に落ち着くこととなった。 未曽有の災害から神浜市が復興を進める中、魔法少女社会にも変化が起きた。 第1部「幸福の魔女編」にてエンブリオ・イブ撃破後、イブ内部に溜まっていたエネルギーが神浜市に残留したことで、 イブ撃破後も神浜市にはドッペルシステムこと「自動浄化システム」が残存していることが判明したのだ。 それにより、東西に分裂していた魔法少女勢力は、市一つを丸ごと内包した巨大チーム"神浜マギアユニオン"に新設統合されることとなった。 マギアユニオンは ・かつてマギウスがウワサやイブを使って過激に成そうとしていた"魔法少女の開放"という理想、その理想と自動浄化システムだけを受け継ぎ、平和的にシステムの拡大を実現することを目指す ・東西を統合しさらにマギウスの翼を吸収し広く開放することで、かつてマギウスの翼がはたしていた"組織に入れない弱小魔法少女の相互補助、訓練機関"という役割を受け継ぎ、市全域にそういう動きを広げていくことを目指す という2つの役割を持つ組織だ。 「西側リーダーの"七海 やちよ"と東側リーダーの"和泉 十七夜"と中央区リーダー"都 ひなの"に上下をつけないため」「マギウスの翼の元構成員をマギウスの翼元リーダー"梓 みふゆ"に抑えてもらう」という政治的な理由もあり、 あえて「神浜市の魔法少女がひとまとまりになり戦うきっかけになった元外様」である環いろはを"カリスマや指揮能力は無いが人を集め繋げる理想とやさしさを持ったリーダー"として据え、 そんないろはのわきを固めるように、やちよ、十七夜、ひなの、みふゆがそれぞれ"西側、東側、中央、元マギウスの翼それぞれの魔法少女たちの取りまとめ役"として幹部格となった。 そんな中、灯花とねむもそこで「穏便にドッペルシステムを世界に広げる計画」を進めるためのブレインとして雇われることとなる。(この措置には彼女らに恨みを持つチーム外魔法少女から匿う意図もあった。) 第2部「集結の百禍編」: 第1部「幸福の魔女編」での激闘の末、マギウスの計画を阻止した神浜の魔法少女たちであったが、神浜市には新たな脅威と混乱が待ち受けていた。 第1部後も神浜市にはドッペルシステムこと「自動浄化システム」という、グリーフシードなしにソウルジェムの穢れを浄化できる奇跡的なシステムが残存したのだ。 これを巡って市内外の魔法少女勢力が集結し、対立を深めていくことになる。 同時に、エンブリオ・イブの消滅と共に生まれた自動浄化システムの鍵となる「キモチの石」と、 そしてエンブリオ・イブのコアだったことで自動浄化システムと強くつながる"うい"の存在は、 自動浄化システムの主導権争いにとって重要なキーとなり、魔法少女たちの新たな争いの火種となった。 「神浜マギアユニオン」のメンバーとして神浜市の平和と秩序を守るために奔走することになった魔法少女たちは、 かつてマギウスが行った「他地域からの魔女の収集」により致命的な魔女不足に陥り多くの餓死的魔女化やグリーフシードの奪い合いによる血の惨劇が引き起こされたことを元に、元マギウスと翼の構成員を匿う神浜市そのものへの復讐を掲げ、自動浄化システムを独占し神浜市にだけを自動浄化を与えず世界から排除しようとする「プロミストブラッド」、 古来より「巫」を名乗り、「悪鬼(魔女)」から「日ノ本(日本)」を守護してきた、一族全体、里全体で魔法少女を「商業」としてきた魔法少女の一族「時女一族」、 マギウスの翼の残党であり過激な魔法少女至上主義を掲げる「ネオマギウス」といった、 それぞれ異なる目的と正義を持つ組織との間で、時には交渉し、時には激しく衝突する。 この騒動ではねむと共に「自分たちの首を差し出すのでそれで手打ちにしてほしい」とプロミストブラッドに対し自分たちの魂であるソウルジェムを差し出すなど、定期的に死に時を探している節が見られたものの、 結果的には最終段まで生存し、変身できない分ブレインとしてマギアユニオンの戦力として活躍した。 やがて、これらの勢力争いの背後で、より大きな災厄が進行していたことが明らかになる。 灯花の叔父であり魔法少女を研究してきた里見太助と、その娘である里見那由他や、仲間の魔法少女たち「午前0時のフォークロア」による介入や、 リヴィア・メディロス率いる謎の調整屋集団「ピュエラケア」の暗躍により場は混迷を極めることに。 そして最大の脅威として、元マギウス"アリナ・グレイ"に潜み操る「鏡の魔女」が、全人類の消滅を目論んで動き出す。 神浜市、そして世界の命運を賭けた最終決戦において、いろははこれまでの経験で培った絆と、仲間たちとの信頼を力に変え鏡の魔女に立ち向かうが、鏡の魔女は神浜市の自動浄化システムを乗っ取るとそれを逆転させ魔法少女たちを次々魔女化させ、絶望的な状況に陥れていく。 しかし、これを事前に予期していた灯花とねむはとある"仕掛け"を施していた。 二人はおもむろに変身すると同時に爆死、その後ねむがあらかじめ仕掛けていたウワサの効果により"ウワサの肉体"を得て復活した。 彼女らは最後は、自動浄化システムのコアたるういをも含めた3人の組み合わせによりいろはの「時間の巻き戻し」の力を強化することで、魔女化した仲間たちを巻き戻し復活させることで鏡の魔女を撃破し世界を守ることに成功する。 さらに、鏡の魔女をシステムに取り込み力を得たことで自動浄化システムは急速に拡大し、全世界に展開され、未来永劫魔法少女の魔女化が回避される世界がとうとう到来することになった。 だが、いろはとういはその身に余る力を行使した代償として、灯花とねむはこのギミックを発動させるためのキーとして自爆、死亡したため4人そろって"概念化"してしまいこの世を去ってしまうのだった。 こうして紆余曲折ありながらも、うい、灯花、ねむはとうとう"魔法少女の開放"を真に成し遂げることとなった。 そんな中、死亡したいろはたち当人はこの世を離れ概念化し、システム管理者として4人でとともに世界を永遠に見守っていくことになるという。 人間社会では、11歳で死亡した扱いになっており、 マギアユニオンの新リーダーでありかかわりが深かったやちよが彼女の遺品を両親へ返却しに行っていた。 一応いとこの那由他が魔法少女でありウワサの体でなら出会えるほか、 叔父の研究もあって父も彼女が魔法少女として死亡したことも、その後ウワサとして概念化していることも理解されているため4人の中では一番現世に近い立場にいるが、 ほか3人のこともあってあまり現世に近づこうとはしていないようだ。 ・ドッペル: ドッペルとは感情の写し。その姿と性質は、魔法少女の内面を映し出す鏡である。 ・名称:白昼夢のドッペル ・概要:その姿は、マッチ売り。 この感情の主は魔法少女になった後もさらなる願いを成就するためちからを欲する。 このドッペルは主の寿命を切り分けたマッチを持ち、ひとたび擦って灯りをともせばあらゆる”もしも”が叶うという。 マッチの残り本数が主の寿命であり、使い切ることは命の終わりを意味する。 強力なドッペルだが、自身の寿命を犠牲にするため乱用は禁物。 ・説明:灯花の髪から生えた、巨大な鳥のような姿。 主の灯花同様ドレスを来ている。 翼の羽根1本1本がマッチになっており、そのマッチからの炎で敵を焼き尽くす。 ・性格: 一言で言えば「傲慢不遜な超天才お嬢様」。 病院長の娘という恵まれた出自と、幼くして天体物理学を修めるほどの圧倒的な知能ゆえに、極めて高いプライドと選民思想を持つ。他人を平然と見下す毒舌家であり、自分の才能を疑わない。 しかしその本質は、友情や家族愛に対して非常に一途。入院仲間であるういやねむを「運命共同体」として深く愛しており、特にいろはに対しては「お姉さま」と慕い懐くなど、年相応の子供らしい甘えん坊な一面も併せ持つ。 目的のためには手段を選ばない過激さを持つが、それは「大切な人を救いたい」という純粋すぎる願いの裏返しでもある。 ・ものの考え方: 極めて合理的かつ功利主義的な「理系のリアリスト」。 「宇宙のすべてを知る」ことを究極の目標に掲げ、あらゆる事象を科学やエネルギーの観点から分析する。感情論よりも論理的整合性を重視し、キュゥべえとの対話でも「詰将棋」のように情報を引き出すなど、思考のスケールが極めて大きい。 また、「偉大な目的(魔法少女の救済)のためには、少数の犠牲(一般人のエネルギー搾取)は止むを得ない」と割り切る冷徹なマキャベリズムを肯定しており、その思考は「天才である自分たちが世界を導くべき」という強いエリート意識に支えられている。 ・口調: 一人称は「わたくし」。 育ちの良さを感じさせるお嬢様言葉をベースにしつつ、語尾に「~だにゃー」「~だもん」といった幼児的な言い回しを混ぜる、非常にアンバランスで特徴的な話し方をする。 口から飛び出す言葉は「エネルギー変換」「IPS細胞」「シナプス」といった高度な科学専門用語のオンパレードで、相手を小馬鹿にする際は「くふっ」「くふふっ」という人を食ったような笑い声をあげる。 その一方で、激昂した際や嫌悪感を示した際には「気持ちの悪いストーカー」など、語彙の豊富さを攻撃に転用した辛辣な物言いになる。 ・作中セリフ: ・「やっぱり灯花ちゃんは天才だにゃー」 ・「わたくし、魔法少女的には大人だよね?だって、すっごく強いもん!」 ・「宇宙を知ることは人類を進化させることなんだよ。或る意味アカシックレコードを繙いていくのに似てるかも知れないよね。」 ・「わたくしの勝ち!シナプス繋げてちゃーんと頭で考えないとねー?」 ・「パパ様が言ってたんだけど、叔父様のけんきゅーってなーんにも役に立たないんでしょー? お医者様のパパ様はいーっぱい人を助けられるしわたくしも天才だからいーっぱい人を助けられるけど、叔父様は民俗学っていう意味のないことばっかりなのって恥ずかしいことじゃないかにゃー?わたくしだって別にパパ様の言葉を信じたわけじゃないけど、叔父様の資料……『魔法少女 その希望と絶望』だっけ?あんなの見たらプーっ!て思っちゃった。民俗学をする人ってマンガを見すぎている人のことー?」 ・「"魔女を集めたことでの市外への被害"?うん、考えてたよ。おおむね予想通り。未来に生まれる魔法少女に対して今の魔法少女と人類の犠牲なんてほーんのちょこっとだと思ってたからねー。平和と理想のための礎だよ、誇っていいよー。」 ・「"魔法少女至上主義"の実現…?いーーーーやっ!確かにマギウスの頃、翼のみんなを集める"餌"にそういうことも言ったけどさ、正直そんなのどうでもいいんだよねー…。今更言われても困るっていうか。ドッペルシステムの拡張はこっちでもできるしねー。」 追加情報: 以下の情報は、あなたが分析を行う上での基本的な世界観の知識として参考にしてください。一般的な魔法少女がこれら全てを完全に理解しているわけではない、という点も考慮に入れて分析を行ってください。 ・キュゥべえ:インキュベーターと呼ばれる地球外生命体。 宇宙全体のエネルギーの枯渇を防ぐため、感情エネルギーを効率的に回収するシステムとして魔法少女を生み出している。 契約の際には、自身の本性や魔法少女システム本質を隠し、少女たちの願いを巧みに聞き出し利用する傾向がある。 感情を持たないため、人間の倫理観や感情の機微を理解しない。 「決して嘘はつかない」が「都合の悪いことをはぐらかしたり話を逸らしたり」、「部分的な真実の開示等で行動を誘導する」といった行為は行うなど、「創作に登場する"契約ごとについて嘘をつかない悪魔"」と多くの類似点を持つ。 ・魔法少女システムの構造:少女がキュゥべえと契約し、「願い」を一つ叶える代わりに「魔法少女」となり、魔女(人間が魔女化した存在)やその使い魔と戦う義務を負う。 戦いで得た「グリーフシード」は、魔法の使用によって穢れた「ソウルジェム」を浄化するために使用される。 ・ソウルジェムとグリーフシードの関係と仕様: ・ソウルジェム:魔法少女の魂が物質化したもの。 本体からある程度離れても活動できるが、一定距離以上離れると身体機能が停止する。 魔法を使用したり、負の感情を持ったり精神的に不安定になったりすると濁りとして"呪い"が蓄積する。 濁り切ると、魂がグリーフシード(魔女の卵)に変質し、魔女を生み消滅する。 物理的に破壊されると死亡する。 ・グリーフシード:魔女の卵であり、人を食うなどして充分に育った魔女を倒すと落とす。 周囲の人間の"負の感情"を吸収し、"呪い"を蓄積することで成長し、最終的に魔女が孵化する。 ソウルジェムの濁りについても同様に吸い取ることで、ソウルジェムを浄化させる作用を持つが、同時にグリーフシードを成長させてしまうためある程度"呪い"が蓄積したグリーフシードはキュゥべえに捕食させ処理してもらう必要がある。 魔法少女はグリーフシードを得るために魔女と戦う必要がある。 ・魔女化:魔法少女のもつソウルジェムが濁り切ったときに発生する現象。 ソウルジェムが魔法の使用や負の感情で穢れ切ったとき、ソウルジェムはグリーフシード(魔女の卵)となり、魔女を放出して消滅する。 そのため厳密には「魔法少女やソウルジェムそのものが魔女になる」というわけではないが、便宜上"魔女化"として呼ばれ、そう扱われている。 ・一般的な魔法少女の知識レベル:契約時、キュゥべえからシステムの全貌(特に魔女化の真実やソウルジェムの正体など)が詳細に説明されることは稀であり、 仮に聞こうとしてもよほどうまく立ち回らないとうまく都合の悪い真実のみを隠されはぐらかされてしまう。 一部は活動の中で断片的に、あるいは決定的な形で真実を知ることになるが、 多くの魔法少女はそれらを知る前に戦いの中で命を落としたり、魔女化してしまう。 そのため、多くの魔法少女はシステムの残酷な本質を知らずに活動を始める。 ・魔女:人間社会に呪いを振りまく怪物。 一般の人間からは視認も補足もされず、自身の"結界"を持って隠れ潜みながら行動し、人間を結界内に誘い込み捕食する。 ある程度人間を食い肥えるとそのエネルギーから"グリーフシード(魔女の卵)"を孕み、人間社会に植え付けていく。 植え付けられたグリーフシードは周囲から"負の感情"、つまり"呪い"を吸収することで成長し、やがて魔女を放出する。 また、魔女は活動の補助のために"使い魔"を生み出すが、使い魔が一定数の人間を食い育つことでもそれが魔女に成長することもある。 また、魔女の真祖、原点として「魔法少女の魔女化」があり、魔法少女のソウルジェムは呪いで穢れ切るとグリーフシードへと変質し、それが魔女を生み出すことで、その種の「最初の個体」が誕生するというシステムになっている。 この真祖ともいえる魔女は、魔法少女時代に起こした奇跡(魔法少女契約の際にかなえた願い)を反転させ、全く同量の"呪い"を世界にばらまくことで社会の"正と負"の釣り合いをとる性質がある。 ・魔法少女は基本的に社会の裏側で秘密裏に動いていること:魔法少女の存在や活動は、一般社会には知られていない。 そのため、魔法少女は自らの苦悩や活動について、一般の人間と共有することが難しく、孤立しやすい環境にある。 ・魔法少女の寿命:一般的な魔法少女の寿命は、契約してから数週間~1年ほどである。 これは、そもそもが命がけでの魔女との戦いを宿命付けられているだけでなく、精神状態や魔法の使用による魔女化の危険もあるからである。 2年生存すればベテラン、3年生存すれば規格外、という扱いが一般的である。 ・見滝原市:『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する架空の都市で、主人公である鹿目まどからが住んでいる。 地方都市ではあるが、近年になって近代的な都市開発が進められており、最先端技術も数多く導入されている相当な規模の近未来型都市。 公共機関から一般家庭までタッチパネルによる操作盤が一般化しており、ユビキタス社会が成立している。 そのため、住民もその多くが最近流入してきた富裕層がメインとなっている。 ・神浜市:『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』に登場する架空の都市。 原作の『魔法少女まどか☆マギカ』の舞台となる見滝原市や風見野市からは離れた地域にある新興都市で、人口は約300万人を数える。 高速道路、鉄道や地下鉄と交通網が発展しているがその一方で街そのものの歴史は古く、城や古い街並みが現存する。遊園地なども存在する。 富裕層の生活圏地帯(新西区、参京区、中央区、北養区)や観光地地帯(水名区、栄区、南凪区)のある西部側は開発や再開発が進む一方、 貧困層の生活圏地帯(大東区)や工業地帯(工匠区)のある東部側はそれが遅れておりより寂れつつある印象を受ける。 古くから市域では東西対立が根深くあり、現代でも再開発や振興策の失敗などが響いた結果、 「華々しい西側」と、「貧しく治安が悪く廃墟も目立つスラム街と化した東側」で地域格差が顕著化している。 そのため東側は市全体でも軽んじられる立場にあり、特に大東区は部落差別さながらの被差別区域となっている。 こういった急速な都市開発や人間社会の歪み、差別等により非常に市の治安も悪く、「キュゥべえと契約する"必要"に迫られる」少女が多く、 結果シリーズでも随一の「魔法少女密集地域」となっている。 ・マギウス:神浜市の魔法少女「里見灯花、柊ねむ、アリナ・グレイ」の3人からなる魔法少女チーム。"マギウスの3賢人"等とも呼ばれる。 魔女化を回避するシステム"ドッペルシステム"を開発し、 それを世界全域に広めることで未来永劫、全ての魔法少女を魔女化から救う「魔法少女の救済」を掲げている。 ・マギウスの翼:神浜市にて活動するマギウスの3賢人を支援するために結成された魔法少女団体であり、マギウス3人の指示のもと彼女らの計画を進め、補助している。 幹部格である"白羽根"と一般構成員の"黒羽根"で構成されており、 後述する"倫理的な問題"もあるため、全員がフードで顔を隠し活動しており、特に黒羽根は自分以外のメンバーの素性を一切知らない・詮索しないという暗黙のルールが敷かれている。 市内外から魔法少女が集結しているためその規模はシリーズ随一だが、その一方で「救済にすがる必要がある一人では生きていけない魔法少女」が多く在籍しているため、下っ端の黒羽根たちのほとんどはまともな戦力にはならない"有象無象"ばかりである。 そういったこともあるため、「弱者魔法少女の共同生活の場、訓練、指導の場」としても運用されており弱者魔法少女の支えとなっている。 ・ドッペル:神浜市において確認されている存在であり、システム。 システム範囲内のソウルジェムが穢れを溜めきりグリーフシードへと変化しようとするのを感知すると、システムがその工程に干渉し変質を阻止、 グリーフシードへと変化する代わりにため込んだ呪いを"ドッペル・ウィッチ"と呼ばれる"疑似魔女"を放出し"技"として消費しきることで、魔法少女の魔女化を阻止する。 "マギウス"と呼ばれる3人の魔法少女が開発し、その支援組織"マギウスの翼"が市内に広め管理している。 魔法少女たちからは"ドッペルシステム"、"自動浄化システム"などと呼ばれている。 ここまでは完全に善意から生まれた理想のシステムであるが、マギウスの3人は「このシステムを地球全体に広め、未来永劫全世界の魔法少女を救済する」ことを目的として掲げ、 システム拡張のエネルギー収集のため「一般人からの感情、生命エネルギーの搾取」、「魔女の養殖」など倫理的に問題のある手段を用いているため、 マギウス及びマギウスの翼は市内の一般魔法少女と対立する立場にある。