朝の光が白銀の城の寝室に差し込んでくる。天蓋付きの大きなベッドの上で、ラビュリンスは目を覚ました。  隣にはマスターの温もりがある。それだけで胸の奥がじんわりと甘く疼いて、ラビュリンスは小さく息を吐いた。  寝起きの彼の横顔をじっと見つめる。寝息の音。穏やかな表情。見ているだけで頬が熱くなって、どうしようもなくなる。 「んふふ、まだ寝ていらっしゃいますのね」  そっと身体を寄せて、マスターの腕に自分の身体を絡めた。薄い寝間着越しに、百三十センチを超える豊満な胸がマスターの腕に押し付けられて、柔らかく形を変える。それだけで乳首の先がぴくりと反応して、ラビュリンスは唇を噛んだ。  敏感すぎる自分の身体が恨めしい。でも、マスターに触れているというだけで身体が勝手に火照ってしまうのだから仕方がない。 「マスター、マスター。朝ですわよ」  耳元で囁きながら、頬にそっと唇を寄せた。柔らかい感触。肌の匂い。それだけで下腹部がきゅうっと締まって、太腿の間がじわりと熱くなる。  マスターの瞼がゆっくりと開いた。寝惚けた瞳がラビュリンスを捉えて、その手が無造作にラビュリンスの腰を引き寄せる。 「きゃっ」  小さな悲鳴を上げる間もなく、マスターの胸元に抱き寄せられた。寝間着の合わせが緩んで、零れ落ちそうなほどの乳房がマスターの胸板に密着する。薄い布越しに伝わる体温が、敏感な肌を直接撫でるように走った。 「も、もう、いきなりですわ。朝からこんな――あっ」  マスターの手が寝間着の中に滑り込んできた。温かい掌が腰から脇腹を辿り、肋骨の下を掠めて、ゆっくりと胸の下の曲線をなぞる。それだけでラビュリンスの背に電流が走った。  身長百八十三センチの長い身体が、マスターの腕の中でびくりと跳ねる。 「あ、そこ、だめ、ですわ。まだ、朝で、すの、に――」  マスターの指が乳房の下から持ち上げるように、その重みを掌に受け止めた。片手では到底収まりきらない豊満な胸が、指の間から溢れるように零れる。白磁のような肌に薄桃色の乳輪が広がっていて、その中心でぷっくりと膨らんだ乳首が、既に硬く勃ち上がっている。 「んんっ、あっ、あっ、触らないでくださいまし、そこ、弱いって、知ってますでしょう」  マスターの親指が乳首の先端をくりっと撫でた。それだけだった。たったそれだけの刺激で、ラビュリンスの腰がびくんと跳ねて、締まりのない声が喉から漏れた。 「ひぁっ、んっ、ああっ」  快楽が背骨を駆け上がって頭の芯を痺れさせる。マスターの指先がゆっくりと乳首を転がすたびに、ラビュリンスの身体はまるで楽器のように敏感に震えた。  寝間着がはだけて、大きく実った両方の乳房が朝の光に晒される。淡い朝日の中で、桃色の乳首が艶めかしく濡れ光っていた。 「マスターのいじわる。朝から、こんなこと、してっ、あああっ」  両方の乳首を同時に摘ままれて、ラビュリンスの身体が弓なりに仰け反った。瞳が潤んで焦点が合わなくなる。腰が勝手にくねくねと動いて、太腿を擦り合わせる。  もう、それだけで達してしまいそうだった。いや、正直なところ、半分達してしまっている。おまんこの奥がひくひくと痙攣して、愛液が太腿を伝い始めていた。 「だ、だめ、ですわ。そんな、急に、引っ張ったら、あっあっあっ――ッ!」  乳首を優しく引っ張られた瞬間、ラビュリンスの意識が白く弾けた。腰がびくびくと震えて、シーツの上でばたばたと足が暴れる。たったそれだけの愛撫で、最初の絶頂が身体中を駆け巡った。  荒い息を繰り返しながら、涙目でマスターを見上げる。 「もう、ひどいですわ。まだ、ちゃんと触られてもいないのに、イかされるなんて」  恨めしげな声とは裏腹に、瞳の奥は蕩けるような甘い色を湛えていた。余韻で痙攣する身体を抱きしめられて、ラビュリンスはマスターの胸に顔を埋める。  心臓の音が聞こえる。この音がたまらなく好きだった。 「でも、嬉しいですわ。マスターが朝からわたくしを求めてくださるなんて」  顔を上げて、自分からマスターの唇に口づけた。舌を差し入れると、マスターも応えてくれる。唾液が絡み合って、甘い水音が寝室に響いた。  唇を離すと銀色の糸が引いて、ラビュリンスはうっとりと微笑んだ。 「もっと、してくださいまし。わたくしのこの身体、全部、マスターのものですのよ」  自分から寝間着を脱ぎ捨てた。百八十三センチの長身に、百三十センチを超える爆乳という規格外の肢体が、朝の光の中に惜しげもなく晒される。  くびれた腰から丸みを帯びた臀部へと続く曲線。すらりと伸びた長い脚。その付け根にある、薄い金色の茂みに覆われた秘所は、既にてらてらと光るほど濡れそぼっていた。  マスターの視線が自分の身体を舐めるように這い回るのを感じて、ラビュリンスは恥ずかしさと喜びで胸がいっぱいになった。 「そんなに見つめないでくださいまし。恥ずかしいですわ」  そう言いつつも、胸を寄せて谷間を強調するように腕を組む。見られたいのか見られたくないのか、自分でもわからない。ただ、マスターの目に欲望の色が滲むのが嬉しくてたまらなかった。  マスターの手が太腿の内側に触れて、ゆっくりと上へ滑っていく。ラビュリンスは自然と脚を開いた。 「あっ、そこ、もう、すごいことになってますわ。恥ずかしい」  指先が茂みを掻き分けて、濡れそぼった花弁に触れた。ぐちゅ、と淫らな音がして、ラビュリンスの腰が跳ねる。  既に十分すぎるほど濡れている割れ目を、マスターの指がゆっくりと上下に撫でた。小さく膨らんだ陰核の包皮を指の腹で転がされて、ラビュリンスの喘ぎが一段高くなった。 「ひあっ、あっ、あっ、そこ、クリ、だめ、ですわ、敏感、すぎて、またイっちゃ、いますわ」  マスターの指が陰核から離れて、濡れた花弁の間を這い、膣口にそっと指先をあてがった。ぐちゅり、と音を立てて中指が一本、ゆっくりと挿し込まれていく。 「んんんっ、入って、きますわ。マスターの指、熱い」  膣壁がきゅうきゅうと指を締め付けて離さない。まるで意思を持ったように蠢く柔肉が、マスターの指を奥へ奥へと誘い込む。  二本目の指が加わって、中をかき回されるように動く。ぐちゅぐちゅと音を立てて溢れる愛液が、マスターの手の甲を伝い、シーツに染みを広げていく。 「あっ、あっ、だめ、ですわ、中、かき回されると、もう、頭、真っ白に、なって――あああっ!」  指の腹が膣壁の前側にある敏感な箇所を擦り上げた瞬間、ラビュリンスの全身がぎゅっと硬直した。目が見開かれて、口が大きく開く。声にならない悲鳴が喉から溢れて、ガクガクと震える身体をマスターが支えた。 「イっ、イって、ますわ、また、イって、ますわぁっ!」  二度目の絶頂が全身を貫いた。腰が浮き上がり、マスターの指を締め上げながら痙攣する。大量の愛液が噴き出して、マスターの手を濡らした。  荒い息の中で、ラビュリンスはぼんやりとマスターを見上げて、微笑んだ。 「マスター。わたくし、もっと欲しいですわ。指だけじゃ、足りませんの」  まだ痙攣が収まりきらない手で、マスターの下半身に手を伸ばした。布越しに硬く勃ち上がった熱を掌で包み込むと、その大きさと硬さにラビュリンスの瞳がとろりと蕩けた。 「こんなに大きくなってますのね。嬉しいですわ。わたくしのせい、でしてよね」  衣服を退かして直接触れると、熱い脈動が掌に伝わってきた。それだけで、おまんこの奥がきゅうっと疼く。この硬くて熱いものが中に入ってくるところを想像しただけで、また軽くイってしまいそうだった。  ラビュリンスは自らマスターの上に跨がった。長い脚でマスターの腰を挟み、濡れそぼった秘所を硬い先端にあてがう。花弁が開いて、熱い先端を包み込むように押し付けた。 「入れますわね。わたくしから。いいですわよね、マスター」  許しを得る前に、腰を沈めた。じゅぷっ、と音を立てて太い肉棒が膣口をこじ開けながら入ってくる。 「あっ、あっ、あっ、おおきい、ですわ、裂けちゃい、そう」  ゆっくりと、しかし一気に根元まで呑み込んだ。百三十センチの爆乳が重力に従って垂れ下がり、挿入の衝撃でぶるんと大きく揺れた。子宮口にこつんと先端が当たって、ラビュリンスの目に涙が滲む。 「奥まで、入ってますわ。マスターの、全部、入って。すごい、お腹の中が、いっぱい」  腰を小さく揺すると、中でぐりぐりと抉られるような感覚が走って、理性が根こそぎ持っていかれそうになった。  マスターの手がラビュリンスの腰を掴んで、下から突き上げてくる。 「んあっ、あっ、あっ、あっ! そんな、下から、突き上げないで、くださいまし、頭、もう、だめ――ッ!」  大きな胸が突き上げのたびに激しく上下に弾んで、汗に濡れた白い肌が朝日にきらきらと光る。乳首が空気を切るように踊り、垂れた乳房がぱんぱんと腹に打ち付けられる音が寝室に響いた。  ラビュリンスは夢中でマスターの肩にしがみついた。爪が食い込むほど強く抱きついて、耳元で壊れたように喘ぎ続ける。 「好き、ですわ、マスター、好き、好き、大好き、ですわぁっ!」  愛の言葉と嬌声がごちゃまぜになって、もう何を言っているのか自分でもわからない。ただマスターに繋がっている幸福と、身体の芯を貫く快楽だけが、世界の全てになっていた。  マスターの動きが速くなる。奥の奥を突かれるたびに、視界が白く明滅して、意識が飛びそうになる。 「イく、イきますわ、マスター、一緒に、一緒にイって、くださいまし!」  マスターの腕がラビュリンスの身体を強く抱きしめて、最も深いところまで突き上げた。熱い脈動が内壁越しに伝わって、どくどくと精液が子宮口を叩く感覚。 「あああああっ! 中、熱い、ですわ、出てる、出てますわあぁぁっ!」  三度目の絶頂が全身を呑み込んだ。それは今朝いちばんの、途方もなく深い絶頂だった。意識が白く塗り潰されて、身体中の筋肉が引き攣り、マスターのものを限界まで締め上げながら、ラビュリンスは声も出せずに仰け反った。  長い、長い痙攣の波が何度も何度も全身を洗って、ようやく収まった頃には、ラビュリンスはマスターの胸の上にぐったりと崩れ落ちていた。  汗だくの身体を抱き合ったまま、荒い息を繰り返す。繋がったままの下半身から、混ざり合った体液がとろとろと零れ落ちて、シーツに染みを作っていく。 「マスター」  まだ余韻で震える声で呼びかけて、顔を上げた。汗と涙でぐちゃぐちゃになった顔で、それでもラビュリンスは満面の笑みを浮かべた。 「おはようございます、ですわ」  朝の挨拶には些か遅すぎたけれど、それは白銀の城の朝にはよくあることなのだった。 「このまま、もう少し、こうしていてくださいまし。まだ、中に入れたままがいいですわ」  甘えるように身体を擦り寄せて、ラビュリンスはマスターの首筋に顔を埋めた。繋がったままの温もりが、何よりも愛おしかった。  白銀の城の朝は、こうしていつも穏やかには始まらない。けれどラビュリンスにとっては、これ以上ない至福の目覚めであった。  やがて寝室の扉が控えめにノックされる音がした。 「お嬢様、マスター様。朝食の準備が整っておりますが」  扉の向こうから聞こえるのは、執事アリアスの落ち着いた声。ラビュリンスは慌てて身体を起こしたが、繋がったままだったのでずるりと抜けてしまい、溜まっていた精液がどろりと太腿を伝い落ちた。 「ひゃっ、あ、アリアス、ちょっと待ってくださいまし! 今、ちょっと、取り込み中ですわ!」  真っ赤な顔で叫ぶラビュリンスの声に、扉の向こうで小さな溜息が聞こえた。 「かしこまりました。三十分後にまた参ります」  遠ざかっていく足音。ラビュリンスは安堵の息を吐いて、それからマスターの顔を見て、二人で笑った。  白銀の城の、いつもの朝の風景であった。