0 彼女は光 尊いものは全て彼女に 私は闇 醜いものは全て私に では彼は? 遍く世界を隔てた魔の王は 一体何を統べるのだろう 1 放課後。夜。誰もいない星徒会室。 水音が響く。 パン♡パン♡パン♡パン♡ 「ほらほら♡もっと頑張って腰振ってみてよ♡そんなんじゃ私のおっぱいは倒せないよ〜♡」 こちらを煽る声は眼下から。長く伸ばした髪を水色のツインテールに纏めた少女が、上目遣いにこちらをニヤニヤと眺めている。 色素の薄い虹彩は作り物めいていて、人間味が──彼女は神族だが──薄い。けれどその眼は確かに愉悦を零していて、今のこの状況を楽しんでいることがわかる。楽しんでいるのは、俺の醜態を、かもしれないが。 俺はと言うと、彼女に煽られるがまま。床に膝立ちした彼女の前に仁王立ちして、股間を晒し、男根を豊満な胸の中に挿し入れては抜く作業を繰り返している。   「頑張れ〜♡会長さんを誘惑するわる〜い暗殺者のおっぱいやっつけろ〜♡」 彼女の、ナターシャの声が更に肉棒を熱くする。 パイズリなんて男が一方的に気持ちがいいだけで、それで相手の女の子、ましてや胸そのものに負ける勝つの概念なんて産まれるわけないのに。 胸という仮想敵を想起させられて、ただの情けないピストン運動を世紀の決戦であるかのように誤認させられる。 あれ(初体験)以来、俺は頻繁に彼女の身体に溺れた。 昼に、夜に、誘われれば無抵抗に、我慢できなくなればいつも俺を監視しているナターシャを逆に捕まえてその肉を貪った。 健全な男子高校生には、彼女の肉体はあまりにも猛毒だった。 隣で話す時には互いに見上げ、見下ろさなければ会話が成立しない附属生のような低身長。神秘性を感じる青い瞳と髪に、蕩けるような甘い声。骨格が不安になるくらい細い腕と腰。そして、どこから見ても目立つ豊満な胸部。 制服の前を開けてなおキュークツそうに振る舞う姿から、日常生活にも不便が生じていることが窺い知れる。それくらい大きな、オスを誘う脂肪がそこには詰まっていた。 何よりも、その女の子が俺の行動に一切の抵抗をしないのだ。形ばかりの抵抗を見せることはあった。だが、それすらもプレイの一種として俺の生殖本能を刺激するだけだった。 阿片さえ凌駕する中毒性は完全に俺の脳を破壊していた。 今日もそうだった。 俺を見張るために学校に残っていた制服姿のナターシャを捕まえて、強引に性処理をさせている。 ボタンを開けただけのシャツに一方的に男根を捩じ込み続けるなんて、コミュニケーションを取るべき性行為としては下も下の独善的な行為を、ナターシャはヘラヘラ笑いながら受け入れてくれる。 「あん♡会長さんカッコい〜♡もっともっと悪ーい暗殺者のおっぱいオナホにヘコヘコして魔王のつよつよちんぽ見せつけて〜♡」 煽るナターシャに負けじとこちらができる抵抗は、彼女の言う通り抽送の速度を引き上げることだけ。 彼女はといえば、腰を打ちつけられて揺れる胸を軽く手で支えているくらいで、それ以外は全く動いていない。 俺だけが一方的に動いて、彼女はただそれを眺めているだけに等しい。 側から見れば馬鹿らしい行為なのはわかっているし、ナターシャに馬鹿にされているのもわかっているのに、あまりにもド級のおっぱいには、それら全てと秤にかけてなお性欲を優先させてしまう魔性があった。 「自分を狙いに来てる暗殺者に夢中になっちゃうなんて魔王様大丈夫〜?そういえばさ、会長さんって女の子の身体になったことあるんだよね」 一体誰から聞いたのだろう。ナターシャが人間界に来る前の話のはずだけど。 「ヴィーナスから聞いちゃった。それで、女の子になった会長さんがすごいナイスバディだって、自分のことのように自慢してくるんだから」 あの娘は何をやっているんだ。親の顔が見てみたい。 「99cmのIカップ。だっけ?それで男の子みたいに背が高くって、今みたいに筋肉もついてるんでしょ?女の子の才能あるんじゃない?だーけーど♡」 ナターシャはそこまで言うと、こちらを見つめながら、これまで自然体だった胸の締め付けをいきなり強くする。 「私の方がおっぱい大きいよ♡」 突然激しくなった刺激に思わず腰が止まる。そろそろスパートをかけようかと考えていた頃合いだったから、輸精管がたぎっている錯覚に襲われる。 こんな不随意な射精(ルーインドオーガズム)をしてしまえば満足がいかないのはわかっている。 歯を食いしばってなんとか堪え、キッとナターシャを睨みつける。 もちろん下半身裸で縦パイズリ中なのだから、全く格好は付かないし、事実ナターシャもニヤニヤと笑いながら煽ってくる。 「暗殺者だからね、不意打ちは得意なんだ♡ あはは♡会長さん辛そう♡お射精我慢頑張れ〜♡魔王様は卑怯なおっぱいに負けちゃダメダメ〜♡敗北お漏らし射精じゃなくってかっこいいつよつよ射精でおっぱいやっつけろ〜♡」 完全にバカにされながら、俺はあえて脳の一部分、自分を冷静に俯瞰する部分を停止させてプライドの部分を激しく機能させる。 つまり、ナターシャに煽られるがまま俺はおっぱいをやっつけるために縦パイズリを再開する。 「あん♡やだっ♡会長さんの本気パイズリすごい♡んっ♡かっこいいよ♡かっこいー♡暗殺機能付きの生意気おっぱいオナホに勝て勝て〜♡」 すでに限界は近く、すぐに射精欲が盛り上がってくる。 ナターシャはそんな俺の挙動を読み取ったのか、胸の締め付けをさらに強くしてきた。 「イきそうなんだよね?♡いいよ♡気持ち良くなっていいんだよ♡魔王様を殺そうとしてる暗殺者の112cmMカップおっぱいに精液ビーム出しちゃえ〜♡」 ビュルルルルルっ!!!!!!ビュッ!!!!!!ビュッっっ!!!!!!!! バストサイズ申告しながらの射精許可に従って、溜め込んでいた白い欲望を乳肉に吐き出す。 人生で一番と言っていいほど長く強い射精は俺の脳を快楽で埋め尽くした。にも関わらず、漏らしたはずの精液が目に映らない。 あまりの胸のボリュームと、白い学生シャツに隠されて、全く見えていないのだ。 「うわ……出しすぎでしょ……♡こんなに射精したの会長さんが初めてだよ♡」 大量射精で惚けた頭は、ナターシャの言葉で現実に引き戻された。 まるで、俺以外にもパイズリ経験があるかのような── 「ほら、会長さんも見たでしょ?私おっぱいが目立つのか、結構ナンパされるからさ。相手には困らないんだよね。人間界って思ったよりお金かかるし、《援助》してくれる人がいると助かるよね」 問い詰めると、ナターシャは悪びれもせずにそう言い放った。 胸をわざとらしく揺らすジェスチャー付きで、過去のエピソードを仄めかす。 それに引きずられて、俺もその映像をイメージする。 夜の街で佇むナターシャ。物憂げな瞳は虚のようで、人恋しさが窺える。そんな彼女に男が声をかける。スーツを着たいかにも仕事終わりと思わしい中年の男。 二人は軽い会話をすると、まるで元から待ち合わせていたかのように共に歩き出し、近場のホテルに消えていく。 横の男から尻を撫でられてもナターシャは抵抗せず、媚びた声で男に笑いかける。 そして部屋に入り、プレイが始まればこう言うのだ。 『おじさまのくっさぁいおちんぽで、ナタリアのおっきく育ったパイズリ用Mカップおっぱいにお仕置きしてくださーい♡男の人のオナホになるためのふわふわおっぱいをご自由にいじめて欲しいです♡』 なんて。 想像するだけで何やら暗い感情がごちゃ混ぜになったものが己の中で渦巻いていく。 嫉妬?独占欲?正義欲?秩序欲? わからないが、とにかく俺は『それ』を許せないと思った。 「あは♡なにその眼♡別に私、会長さんの女とかじゃないんだけど───きゃっ!」 依然として余裕綽々でこちらを煽ってくるナターシャを、我慢ならず押し倒す。 星徒会室の床には絨毯こそ敷いてあるが、それでも少女を寝かしていいような場所ではない。床は床だ。 しかし、俺は構わずナターシャを仰向けに倒した。 「うーわ……♡さっき出したのに全然ちっちゃくならないね♡やっぱ魔王様は性欲も魔王なのかな♡英雄色を好むって言うしねえ♡」 すでに何度も挿入れた経験はある、手慣れたもので、どこに『俺のための穴』があるのかはわかっている。 乳内射精を終え、まだ自分の体液で濡れている分身をナターシャの股座に押し当てる。 制服のスカートを捲り上げられ、邪魔っけな下着も横にずらされている。 膜はとうの昔に己の手で破壊している。阻むものは何もない。 「あーあ♡私そこまでスるなんて言ってないんだけどな〜♡会長さんったらこのまま挿入れたらレイプだよー♡れ・い・ぷ♡みーんなと一緒に過ごしてきたたーいせつな星徒会室で♡女の子を強姦しちゃうんだ♡まだ精液の付いてるちんぽを生のまま同級生のおまんこに突っ込んじゃうんだ♡」 唯一、ナターシャの口だけが抵抗する体をとっているが、そんなものポーズにすぎない。 俺はいきり勃つ性器を、秘裂に滑り込ませる。 「おっ!?おぎゅっ!?♡♡♡」 前戯も無しにとろとろに濡れている穴は、まるで抵抗なく男根を受け入れ、その奥にある子宮口に容易に亀頭が辿り着く。 ナターシャはというと、まだ半往復しかしていないのに、もう声が出ている有様。 「んっ♡♡いけないんだぁ♡♡会長さんったら……♡許可無しおまんこに生挿入♡♡♡恋人でもない、暗殺者のことれいぷしちゃってる♡あんっ♡ダメ♡動かないでぇ♡♡♡魔王ちんぽにナターシャ負けちゃう〜♡♡おっ♡♡♡♡♡」 煽るナターシャを黙らせるために、俺は抽送を開始する。案の定ナターシャは与えられる刺激に反応する。 顔が可愛く、胸が大きく、腰が細く、太ももに肉があり、攻めてやれば即座に快楽に負け、それに合わせて性器が収縮し射精を促す。 何から何まで男に都合がよいナターシャの身体は、俺の理性を容易く溶かす。 もし彼女のこの行為が色仕掛けに類するもので、俺の命を奪おうとしているのなら、俺は抵抗する手段を持たないだろう。 そうなれば、俺は地獄で"彼"になんて話せばいいのか。爆乳暗殺者の胸を揉んでる最中にクビを落とされたなんて笑い話でしかない。 一番最初に繋がった時に比べて、俺もナターシャもセックスには慣れてきている。おっかなびっくり腰を振ることも、処女喪失の痛みに喘ぐこともない。ただ淡々と、余分なことを考えずに互いの下腹部を擦り合わせ、体液を混ぜ合わせる恍惚に溺れていく。 「んぅ♡どう?女の子のぉ……生おまんこ♡会長さんったらおちんぽでしか物考えてないしっ♡んぁ♡はあ♡こんなこと他の女の子にしたら嫌われちゃうよ〜♡」 他の女の子も何も、俺は目の前の少女以外との経験はない。 自分にそういう想いを寄せてくれているような子に心当たりが無いと言えば嘘になるが、同時にその子たちの誰かの想いを正面から受け止める度量も、今の俺にはない。 できることと言えば、少しだけ世界を救ってみせることくらいだ。 「んぉ♡♡♡ちょっ♡会長さん♡それやっ♡んっほぉ♡♡♡♡」 俺はナターシャの爆乳を搾り上げるように持ち上げる。 乱雑極まりなく、乳の形が大きく歪むほどの手遊びは、愛撫を通り越して、いっそ暴力と表現する方が近いような所業だった。 しかし、それでもナターシャは感じる。 生まれ付き情動と痛覚が鈍い、というようなことは以前少し聞いていたが、それでいて性感だけは人一倍らしい。 さすがにこれが女性の平均値ということはないだろう。もしそうなら、世の女性たちは多少の接触のたびに喘ぎ声を漏らすことになってしまう。 ナターシャ個人が特別ドスケベなのだ。 「ぎゅ♡♡おぉぉぉぉ…………♡♡♡♡あっあっうぁ♡♡♡♡かいちょっさ♡それダメ♡ダメ♡♡♡」 俺は水風船のような乳房から乳首へとターゲットを変更する。 指で乳首を摘み、そのまま上に持ち上げて………落とす。 「んぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡♡」 乳腺を持った脂肪が震えるのと同時に、ナターシャの全身もびくりと痙攣する。合わせて膣内も収縮して、逸物に蠕動とはまた違う刺激を与えてくる。 上を触ると下が動く。 手の込んだおもちゃのような肉体は、精神の退行した俺にとって、格好の遊び道具となる。 再び乳を捏ねるように揉む。 星騎士でなければクーパー靭帯にダメージが入るだろうくらい力強く、遠慮無しに。 「ぐぃぃぃぃ♡♡♡♡♡あっ♡はぁはぁ♡♡♡♡♡いっっ♡♡♡♡♡」 世の男が見れば触ることを考えずにはいられない魔性の誘惑器官を、ただ玩具として消費できる優越感。 相手の気持ちを一切斟酌せず、思うがままに操れる万能感。 男として最低なのはわかっているが、与えられた餌を喰わずにはいられなかった。 右の乳を押し潰す。左の乳を捏ね上げる。右の乳を揺らす。左の乳を擦る。右の乳を捻る。左の乳を摘む。右の乳を吸う。左の乳に乗る。 およそ思いつくがままの陵辱をナターシャの爆乳に浴びせる。 そのたびにナターシャは喘ぎ、艶めき、身を震わせる。 すでに息は絶え絶えで何度絶頂に達したものかわかったものではない。 触れるたびに頂点へ至る肉体は、性行為のためにのみ設定されたかのような都合の良さだった。 低身長スレンダー辛辣クール爆乳マゾ天使に、俺は溺れていた。 「ああ♡会長さん♡♡♡そのまま♡出しちゃえ♡♡♡♡イっちゃえ♡♡♡♡私の♡暗殺者おまんこに好き勝手ビュービューしちゃえ♡♡♡♡♡♡」 彼女の察する通り、俺の我慢もすでに限界だった。 最後の一踏ん張りとばかりに、腰の抽送を早める、そして、目の前の彼女にキスをしようとするが。 「ふふ♡ダメだよ会長さん♡それは、私にはしちゃダーメ♡」 ナターシャは蕩けた顔を少しだけ戻して、俺のキスをスカした。 そのまま俺を身体を抱きしめて、俺たちは抱き合う体制のままピストンを繰り返す。 「あっ♡あっ♡あっ♡んぉ♡はぁ♡あっ♡いいよ会長さん♡♡イっちゃって♡♡もう我慢しなくていいから♡遠慮しなくていいから♡おまんこに好きなだけ出して♡イって♡イって♡イって♡イって♡イって♡イけイけイけイけイけイけイけイけ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡イっけ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」 ビュルッビュルルルルルルルルルルル!!!!!ドッビュルルルルルルルルル!!!!!!! 「きた♡きた♡おまんこの奥♡子宮に当たってイっくぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」 貯めに貯めた、いっそ射精中ですら新しい精液が作り出されているような錯覚の中、俺は大量の白濁をナターシャの中にぶちまけた。 互いの肉体を抱きしめながら、まだ足りないとばかりに性器を密着させ合いながらの絶頂。 永遠とも思えるような恍惚が終わった時、俺たちは荒い喘ぎをするばかりで、とても言葉が紡げなかった。 かろうじて理性が戻った俺はナターシャの膣内から逸物を引き抜き、なんとか横に倒れる。 「んぉ♡」 その衝撃で軽イキしたらしいナターシャは、汗で顔に髪が張り付いていて、やたらと色っぽかった。 「んぅ……今日の会長さん、いつにも増して激しかったね」 あれだけ犯されても口は減らないらしく、息も絶え絶えに寝転がりながら笑うナターシャ。 仕方がない。ナターシャが他の男に身体を売っている姿を想像したら、自分が抑えられなかった。 「ふーん。私、パパ活とかやってないけど」 あっけなく言うナターシャ。 「ただ会長さんが勘違いしただけじゃない?私は援助してくれる人がいると嬉しいなーって話しかしてないし。会長さん以外の人にさせたことないんだから、会長さんが初めてなのは当たり前でしょ」 ペラペラと、悪びれずにネタバラシをされて、全身の力が抜ける。 どうやらここまで彼女の手のひらの上だったらしい。 これも誘い受けというのだろうか。少し意地の悪さを感じるが。 「あれだけ乱暴にしといて人の性格に文句言うなんて、魔王様は器が小さいんだね。あーあ……なんでこんなのがいいんだろ……」 ぼそりとごちる天使の言葉は、ゆだった頭では計り知れないほどに複雑な感情が含まれているようだった。 「会長さん動ける?」 正直厳しい。 無理をすれば動けなくもないが、性行為の直後にそんな無理をするほどの意志力を捻出できない。 地に伏せているというのに、俺の守護星は、こういう時には力を貸してくれないらしい。 「じゃあ、いいか。どうせ人来ないし、二人でしばらく休んでよう。レイプ魔王のそばにいるなんて、ゾッとしないけどね」 それを受け入れて楽しんでいるナターシャもナターシャだと思うのだが、これは口には出さなかった。 ナターシャへ持つこの友情とは違う感情は、果たして恋というものなのか、それともただの性欲なのか、その答えが出るまでは、もう少しだけ淫靡に浸かっていたかった。 彼女も、俺と、俺じゃない誰かに向かって、同じ想いでいるのだと、なぜか確信できたから。