GM
[大浴場]
星が輝く夜
ここはとある町にある大浴場
近場に似たような施設もなく、癒しを求めるならここ一択
多人数で入ると落ち着かないという客層向けに個室風呂まで完備
美容や傷病に効く薬湯を揃えていることで近頃人気です
湯女
[大浴場]
"そういう"サービスも質が高い
GM
[大浴場]
君たちはいずれかを求めてここにやってきたのでしょう
また、君たちは当然お分かりでしょうが混浴です
入り口の混浴を示す看板は湯気かなにかで見えづらくなっていますが
混浴は常識ですし特に問題はないはずです!
バーニャ
[大浴場]
黒髪の涼しげな表情をした女が水音を立てながら歩く
バーニャ
[大浴場]
かけ湯を済ませていたその女には水が滴っている
バーニャ
[大浴場]
それを指でつつ…と拭い、気付けば湯舟は眼前だ
バーニャ
[大浴場]
誰もいない浴場を独占することに密かな愉悦を感じながら
そっと足から入る
バーニャ
[大浴場]
「────ふう」
肩まで浸かって脱力をすれば、疲労と寒気が取れていく
バーニャ
[大浴場]
誰も見ていないと大きく伸びをしてみる
凝り固まった筋肉が温かさと共にほぐれる…
バーニャ
[大浴場]
なんだか酷く贅沢をしている気分になって思わず笑みを浮かべてしまう
バーニャ
[大浴場]
いや。実際に贅沢なのだ
もし同じことを望んでやろうとすれば貸し切りにする必要がある
この規模の浴場を貸し切りにしようとすればいったいいくらかかるやら
バーニャ
[大浴場]
1000G?いやいやケタが足りない
10000Gも払えば…いけるか?
確かに気分の良い光景だけど、そんなお金を出してまで望むかというと……
バーニャ
[大浴場]
「────」
益体もない思考が、お湯の魔力に溶けていく
バーニャ
[大浴場]
だらしないと感じながらも、ついつい湯舟のふちに背中を預けて息を吐きだす
バーニャ
[大浴場]
種族柄だろうか。この身体はどうにも寒さに弱い
この季節になると時間を見つけては浴場に通ってしまう
大国になら同じような施設もあるだろうが、守りの剣がある
バーニャ
[大浴場]
なのでこうして毎回同じ場所に来てしまう
見つけた時は穴場だと歓喜したものだが、すっかり穴にはまってしまった
バーニャ
[大浴場]
湯気立つ穴倉にこもる蜥蜴……ふふっ
なんともお似合いではないだろうか?
バーニャ
[大浴場]
そうしてたまたま生まれた空白の時間を楽しんで……
む。どうやら楽しみすぎたらしい
バーニャ
[大浴場]
肌がだいぶ赤くなっている
頭もちょっとクラクラしているような…
のぼせてしまっている
バーニャ
[大浴場]
名残惜しさと気だるさはあるが、今日はここで仕舞いとしよう
回復した身体を引っ張って湯から上がり
バーニャ
[大浴場]
女は水を求めて去っていったのだった…
ラーク・アズール
[大浴場]
しばらくして。浴場の様子をうかがいながら一人の少年が入ってきた
きょろきょろ…
ラーク・アズール
[大浴場]
「ふう、よかった、誰もいない…」
少年は誰もいないことを確認すると、ちゃんと洗い場で体を洗ってからお湯につかった
ラーク・アズール
[大浴場]
「~♪」
少年は前回、ここが混浴だと知った。なので少し来るかどうか迷っていたのだが…
現実問題として、大きな浴場などそうあるものでもないし、「そういう」店の備え付けの風呂の場合、基本的に別のサービスも頼まねばならない
吸精を頼む時ならいいのだが、単に汚れを落としたいだけの時はそれは無駄遣いだ。なので少年は意を決して混浴風呂に来たのだった
…その結果、今日は浴場に誰もいなかった。結果として少年は、とてもリラックスしていた
ラーク・アズール
[大浴場]
「~~♪」
「やっぱり広いなあ、このお風呂…」
ラーク・アズール
[大浴場]
「…泳いだらさすがに怒られるかな?」
少年は普段はそんな子供っぽいことはしない。だが実質貸し切りの浴場でなんだか楽しくなり、珍しく少年らしい発想が出てきたらしい
(とりあえずちょっとだけ…)風呂の縁に手をかけてばしゃばしゃ…
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「…おう?」
間の悪いことに、ばしゃばしゃを始めたタイミングで金髪の人間が入ってきた
ラーク・アズール
[大浴場]
「わひゃあっ!?」人の気配を感じて手がすべってざぶーん!
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「おうおうおう……、大丈夫かの?」
緊急ではなさそうなので早歩きで寄ってきて手を差し伸べます
ラーク・アズール
[大浴場]
「ぷあっ!ごご、ごめんなさい…!」手をとって。さすがに泳いでる時はタオルとってたでしょう
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「いや謝ることはないが…」
「邪魔をしてしまったかのぅ?」
ラーク・アズール
[大浴場]
「いえあの…!誰もいないからって遊んでた俺が悪いんです、ごめんなさい!」慌ててタオルを抱き寄せつつ
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「なあに、それくらいで気を悪くしたりはせんよ」
「子供らしくていいことじゃ」
ケラケラ
ラーク・アズール
[大浴場]
「うぐぅ…恥ずかしい…」
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「ここ、いいかの?」
少年の恥ずかしさを分かっているのかいないのか
ラーク・アズール
[大浴場]
「わあっ!俺、男ですけど、大丈夫ですか…!?」確認は大事だ
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「しっかりしている子じゃのう」
ちゃんとそこに気を回していることに感心しつつ
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「ワシはかまわんよ」
老いた声色で鷹揚に頷き、少し距離を取って湯に入ります
ラーク・アズール
[大浴場]
「いいなら、いいですけど…」まだちょっと恥ずかしそう
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「ふう」
湯が全身を包む感覚に身を任せながら少年の方を見る
隠しようがない少年のその眼に、特に何も言うことなく
ラーク・アズール
[大浴場]
「…冒険者の人、ですか?」
自分の目を見て何も言わない人は多くが冒険者だ。なので少年はそうアタリをつけて聞いてみた
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「聡いのぅ」
「そうじゃ。お主もか?」
ラーク・アズール
[大浴場]
「はい、一応…まだ、駆け出しですけど」
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「そうか。ふむ…、前衛、かの」
駆け出し段階で、ある程度の筋肉と反射から当て推量
ラーク・アズール
[大浴場]
「はい。拳闘士やってます」冒険者の話題なので少しリラックスしつつ
ラーク・アズール
[大浴場]
「お姉さんは…、あ、すいません!」技能を見て取られたので少年も見返したが、冷静に考えたら女性なのですぐ目をそらした
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「お姉さん」
カカカ、とおかしそうに笑い
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「そんな年齢ではないのぅ。老体と呼んでくれてもいいぞ」
ラーク・アズール
[大浴場]
「いえ、その…綺麗ですし。お姉さんですよ…」やや目をそらしつつ
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「おっと、目に毒だったか。忘れがちでいかんな」
身体を斜めに向けて正面から胸などが見えないようにする
…これはこれで良くないが、まあいいか
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「お主も湯治に来たのか?」
ここの薬湯目当てかな
ラーク・アズール
[大浴場]
「あ、いえ。ただ単に汚れを落としにきただけですけど」
ラーク・アズール
[大浴場]
「その、実質貸し切りだったので、つい…!」さっきのことのようです
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「はて?なんの事かのぅ…」
「年を取ると記憶が曖昧になっていかんな」
見なかったことにする配慮
ラーク・アズール
[大浴場]
「あ、ありがとうございます!」配慮してくれたので
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「感謝される事は何もしておらんが…」
あくまでとぼけた後
ラーク・アズール
[大浴場]
「いえ、俺も勝手に感謝しただけなので!」
リード・ジュニアール
[大浴場]
ガラリ戸を開けて
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「知っておるかもしれんがここの薬湯は傷と疲れに効く」
「前に立って戦う以上、生傷は避けられまい。そういう時に治療の術ではなく湯に浸かってのんびり休むのもいいものじゃぞ」
老人らしくおせっかい
リード・ジュニアール
[大浴場]
「ふぅ…」
ラーク・アズール
[大浴場]
「なるほど…あっ、リードさん」話を聞いてから新しい客に気づき
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「おや」
知り合いか、と話の邪魔にならないように少し離れよう
リード・ジュニアール
[大浴場]
「どうも」とザバリとかけ湯して体を洗う
ラーク・アズール
[大浴場]
「以前ちょっとお話を聞いてくれた人でして…」一応洗ってる間に伝えておこう
リード・ジュニアール
[大浴場]
「ふぅ…」
「ラーク君、お腹空いてませんか?」アルヴは精気食ってないと命に関わるのでつい聞いてしまう
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「そうかそうか」
ふむ…種族柄の話かもしれんなと深くは踏み込みません
ラーク・アズール
[大浴場]
「こんばんは、リードさん。…いきなりですね!?」
リード・ジュニアール
[大浴場]
「ああ、いや」
「ちょいと心配な子が多くてつい…」
ラーク・アズール
[大浴場]
「リードさんは世話焼きですね…でも、ありがとうございます」
「えーっと、そうだな…リードさんって、お風呂を出たら寝るだけですかね?」
リード・ジュニアール
[大浴場]
「ええ、そうですね。しっかり疲れを取りたくて」
ラーク・アズール
[大浴場]
「そうですか…じゃあ、吸精一回お願いしてもいいですか?」
リード・ジュニアール
[大浴場]
「ええ、どうぞ」
ラーク・アズール
[大浴場]
「…寝る前に、リードさんの心配は、ひとつ取り除きたいですし!」
ラークは今のところ吸精のアテはあった。だがこの人の場合好意に甘えた方が心配ごとが減るだろう。そう思ってのことだった
リード・ジュニアール
[大浴場]
「…すいませんね、気を使わせて」
ラーク・アズール
[大浴場]
「いえいえ、実はお腹空いたなって思ってたんですよ!じゃあ、お願いします!」と手を差し出します
リード・ジュニアール
[大浴場]
すっと手を出して
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
この男、以前働いていた職場でたまに見たが
普通に吸精のことを口に出してかつ吸わせるんじゃなあ…とか思いながら眺めている
ラーク・アズール
[大浴場]
では握手して吸精!MP3点ほどいただきます
リード・ジュニアール
[大浴場]
「ん…」
ラーク・アズール
[大浴場]
「ありがとうございます!お腹いっぱいになりましたよ!」元気そうな姿を見せて
リード・ジュニアール
[大浴場]
「いいえ…」
ラーク・アズール
[大浴場]
「…ほんとに疲れてそうですね。大丈夫ですか…?」反応が鈍いのでちょっと心配になって
リード・ジュニアール
[大浴場]
「ちょっとお金が必要だったので」
「割の良い依頼受けたんですが」
「だいぶ気合の入る案件とわかって」
「こうして英気を養いに来た感じですね」
ラーク・アズール
[大浴場]
「そっかぁ…応援しかできませんが、がんばってください…!」
「リードさんが倒れたら、世話してる子たちも大変でしょうから。まず自分の体を大事にしてくださいね!」
リード・ジュニアール
[大浴場]
「ええ、ラーク君も、ちゃんとご自愛ください」
ラーク・アズール
[大浴場]
「はい!それじゃあ汚れも落として、お腹も膨れたので、俺はそろそろ出ます!」
リード・ジュニアール
[大浴場]
「私はもう少しゆっくりしていきます」
ラーク・アズール
[大浴場]
「はい、リードさんもお元気で!じゃあまた!」
「あ、お姉さんもありがとうございました!」
そして少年は浴場から出ていったのであった…
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
「うむ」
軽く手を振って
感謝される事は本当にしとらんのじゃがのう…
むしろ雑談に付き合わせてしまった
サンスベリア=ソロモン
[大浴場]
後は静かに湯で癒されて〆
GM
[大浴場]
そうして大浴場は健全も不健全も飲み込んで、閉館時間まで稼働したのだった…