サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「はぁ~……」
老いた声を喉から漏らしながら薬湯に沈んでいる金髪の女がいる
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「………かァ~……」
とそれに合わさってしまったようなおっさん声を出して大浴場に入ってくるおっさん
名をケインズ・ヴァーミリオンという……
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「…ん?ああ」
知った顔が入ってきたので軽く手を上げて挨拶
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
(……この年でまた鍛え直すと疲れるもんだぜ……)と首を鳴らしつつ湯被りしようとすると挨拶に気づく
「!………おう」
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
伸びをしたりして全身の筋肉を休めている
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
ざばばばー(体洗う
ざばばばー(頭洗う
としてざばーと大浴場に入る
「ふいー………疲れにしみるぜ………」
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「うむ……」
老いに追われるもの同士、多くを語らない
風呂はいい…
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「………」チラッとソロモンを見る
あれから……ガキンチョのお守りを頼むと言われてから、久し振りに鍛え直した
だがそれでも、冒険者……戦う者としての肉付きの差を感じる
一番は……覇気ってやつか
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「近頃の調子はどうじゃ?」
視線に気付いたのかたまたまか
雑談を仕掛けてきた
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「………ハッ!どこかの誰かさんに『ガキのお守りを頼む』と言われて、やるだけやってるよ」と皮肉込めて言う
素直じゃないね
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「んーむ?ふむふむ」
視線を腕などに向けて
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「だいぶん鍛え直したようじゃの、少し目を離したうちに」
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「やるだけやっているなど謙遜しなくてもいいのにのう」
カカッ
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「……はっ!お褒め頂き至極恐悦……ってか」とまた皮肉込めて言う
素直じゃないね!
「………|アンタ《ソロモン》から見りゃ多少程度だろうよ」と苦笑続きだったのがフッと真面目な顔つきになって
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「素直じゃないのう…。位階で言うなら1段(ここでは特技枠が1つ増えていることを指す)は昇っているじゃろうに」
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「……………分かってんだよ。自分で|昔《全盛期》とは違うってな」
「それにアンタ……ソロモンを見りゃ、更にその上が見えちまう」
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「カカッ、上が気になるか。気持ちはわかるがの」
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「上ばかり見てもキリがない。昔のように出来るように戻せた成果を認めるんじゃな」
「戻すのに苦労したろう?ワシもそうじゃった」
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「………ケッ」(成果を認める、か………そんな新人みてぇなこと……)
とか思いつつも、結局|気になる女《ソロモン》に頼みごとされてある程度戻す決心して実際ある程度戻した事実は変わらず
「………まぁな」と渋々同意する
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「あれじゃ、昔は苦も無く振るえた武器や着こなせた防具が重くてしょうがなかったり」
「戦闘時の動きが意識とは一拍遅れてしまったり…」
自身のあるあるを語る
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「あとは最前線から離れると、勘を取り戻すのに苦戦するのう」
老いで鈍るのは身体だけではなく、精神もだからの…
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「……ある程度動けりゃ良かったんだよ。食っていけるだけの依頼受けてこなしてりゃ……前まではな」
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「あぁ…」
めっちゃわかると頷く
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「………そうだったのによ」
浮かぶ傷だらけのラルヴァのガキンチョ。
隣りにいるラルヴァの若けぇけど若くねぇ女。
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「………ったく。面倒なこと引き受けちまったもんだぜ」
……ため息を付く。だが、こう言いつつ無視したり途中でほっぽり出さなかったのも事実だ
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「存外お人よしよな」
「褒めておるぞ」
子供1人のためにここまでしてるしね!
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「ケッ!………そりゃどうも」
……ガキンチョの為なんだか、|アンタ《ソロモン》の為なんだか……
(………両方か………)
「~~~~!」頭を掻いて照れくささをごまかすおっさんであった
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「最近、あの子の友人にも会ったが」
「良い子じゃった。ワシらの心配なぞ無用なのかもしれんがの」
褒められて照れとる。そこらへんは若いのう…
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「ただ少し、そう…。戦闘以外のところで抜けてるところがあるというか……」
いやあの子の危うさはそっちじゃないんだけど友人の方がね…
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
あぁうn……
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「…ま、あの子らも成長する。ずっとお守りが必要ではないはずじゃ」
「1~2年もあれば立派な冒険者になれるじゃろ」
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「友人ねぇ……」
(あの|突拍子な人間のガキンチョ《リコット》か、あの|ヤバいエルフ《ネァ》か)
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「1~2年なら短いな!」
ツッコミ待ち
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「ハッ!……若けりゃ伸び代多いだろうからな」
……自虐も込めて
「………だけどよ。その短い1-2年でも目離せねぇって思ったんだろ?」
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「ああ。若い者の特権とはいえ」
「あまりにも生き急いでおるからな……」
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「………………まぁな」
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
ふと目を離した隙に死んでそうじゃろ?と
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「……………………」
戦闘が終わっても突っ込む姿、それを見かねて持ち上げて持ち上げられるままだったのを思い出す
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「………………気分がわりぃからな」
そう言いつつ、そこには色んな意味が含まれていた
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「さて。もうしばらく世間話としゃれこみたいところじゃが」
自身の肌を見る。もはや100年前の若さも感覚もないが
浸かりすぎてふやけるのにそう時間がなさそうと判断できた
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「薬湯とはいえここまでするのは身体によくない」
「ワシはそろそろ上がらせてもらおうかの」
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「………まぁな………俺もそうすっかね!」と上がる
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「冷やし牛乳でも飲むか?あれはいいものじゃぞ」
一緒に上がるということで
子供かおばあちゃんみたいな飲み物で誘う
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「……かーっ………」と肩回しつつ、挨拶して去ろうとしてソロモンから声がかかり
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「………ったく、ガキじゃねぇんだぞ俺は!」
「………ソロモンから見りゃガキかもしれねぇけどよ」ここは小声で
「……………ったくしゃあねぇなぁ!」
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「ワシは…ガキじゃった…?」
からかう様子があまり無いショックを受けた顔
そうか…今は子供か老人くらいしか風呂上りの牛乳を飲まんのか…
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「ッ!……ちげぇ、そういう意味じゃなくてだな……」
おっさんはほら……風呂上がりに酒飲んでそうで……
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「ああ、酒か。そうじゃな、そっちか」
否定されて気付く
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「酒でも一杯おごろう。老人の話に付き合ってくれた礼じゃ」
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「………ウメぇんだよ、風呂上がりのはな」
「…………まぁ今日はそういう気分になっちまったから、|そっち《牛乳》でも……」
と言いかけてソロモンが酒奢る発言にドキッとする
>
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「………あー………」
※不意打ちでのソロモンさんお酒奢りに嬉しさで動揺するおじさん
「……………なら、ありがたく受け取らせてもらうぜ」
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
「うむうむ。礼は大人しく受け取るものじゃからの」
というわけで湯から上がって髪をかきあげながら出ましょうか!
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
「!………へいへい!」
ソロモンが湯から上がって髪をかきあげながら出る姿を後ろから見て
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
そして売り場で、腰に手を当ててよく冷えた牛乳を一気飲みする老体が発生するのだった
サンスベリア=ソロモン [浴場1]
カーッ!といううまそうな声と共に
以上!
ケインズ・ヴァーミリオン [浴場1]
(…………惚れた弱みを握られっぱなしだな、俺ァ)とぼやくように思いつつも
その後姿に見とれてしまってるのは否定出来ないおじさんであった……
牛乳一気飲みしてるソロモンさん見ておじさんどう思ったかって?
バッカそれはお前……誰が言うかよ!/