「相棒ー、湯加減はどうだぁ?」 「すごくいいー…」 真冬の夜、相棒と呼ばれた少年はワン次郎に連れられとある秘境の温泉へと辿り着く 「ここの旅館は穴場でな、繁忙期でもない時期はお客さんも少なくて風呂も貸切みたいに使えるのが魅力なんだワン」 「へぇー、ワン次郎って色んな所知ってるんだねぇ」 「フフフ。それほどでもないワン」 程好い温度の露天風呂は二人の身体をゆったりほぐし、雪の降る夜景は 現実を忘れさせてくれる、そんな感覚に陥ってしまいそうで―― 「これで後はカワイコちゃんがいてくれたら最高だワン! ま、混浴じゃねぇから人が多くても期待出来ないけどな」 と、しょうもない事を言うワン次郎の言葉で相棒は我に返る 「カワイコって…何?女の子にお酌でもしてもらえたら良かったの?」 「うへへ、よくわかってんじゃんか相棒。はー、可愛い子いねぇかなぁ」 そう言ってワン次郎は愚痴るように言いながら、相棒の方へと目を向ける 「……何?」 「いや?別にぃ?」 妙にいやらしい視線を相棒に向けつつ、ワン次郎が何をしてほしいか…と言うのをすぐに察する よくみてみるとワン次郎の近くにお酒の入った徳利とお猪口の乗ったお盆が浮いている ――が、ここですぐにOKを言うのは違うだろう 「ふーん、それにしてもいい温泉だねぇここ」 「……そうだワン」 「お風呂から上がったら何しよっか。この辺で麻雀ってやれる?」 「まぁ、相棒がやりたいならつきあってやるよ」 「じゃあ、お風呂あがったら麻雀のお店でも探しに」 「ヴー……!」 おやおや、我慢できないのか可愛らしい犬の顔がちょっと牙を立てている 「あれ?どうしたの?歯茎見えてるけど狂犬病?」 「こらぁ!これ以上わざとらしい態度を続けるんじゃない!!噛みつくワン!!」 「ええー、だってねぇ」 相棒だってワン次郎が何をしてほしいかというのは分かっているのだが そこではいはいと言う通りにするのも癪だったので、少し焦らしてみたらこれだ 「ねぇ、ワン次郎?」 「…な、なんだワン」 「してほしいんだよね?お酌…」 不意に、相棒はワン次郎の前まで近づき、そっと濡れた顔に手を寄せる 「…お、おう…」 「じゃあさ、してよ…おねだり」 「お、おねだり…ワン?」 頭を撫でながら、もうちょっと左、もうちょっと下 そうやってワン次郎が喜ぶ箇所を撫でながら相棒はねっとりと絡む様に 「そう…『相棒、俺の為に晩酌してくれよ』ってさ」 「うっ…な、そ…そんな言い方…あっ…そこ、顎の所撫でられると…ゥゥゥ」 トロンと呆けた顔でをしているワン次郎を見ながら、相棒は自分の裸体を見せつけるように ワン次郎の方に身体も近づける 「ね、早く…言って?」 「…う、 うう…」 言い出したのはワン次郎だ。ここで相棒にいいようにされる訳にはいかない 「…っ、相棒!俺の為に晩酌しろワン!」 ちょっと恥ずかしそうにしつつも、強気な口調で叫ぶワン次郎を見て 相棒はにっこりと笑顔を浮かべ、ワン次郎の後ろに浮かんでいたお盆を取った 「ったく、軽い気持ちで言ったのに凄く焦らされたワン」 そう言ってワン次郎はお猪口をとり、同じく徳利を持った相棒がお猪口へお酒を注いでいく 「おっおっ、そうそう、これこれ。これがやりたかったワン」 そう言いながらワン次郎はご機嫌そうにお酒飲んでいく 「んっんっ…ぷはっ。あー、これぞ温泉!ってやつだワン!相棒もどうだ?今度は俺が注いで… 相棒?」 ふと、気付くと相棒は近くの岩場に座っていた。それもすっごい内股で 「相棒?」 「ね、ワン次郎…お酒、まだ飲み足りないでしょ?」 その言葉にワン次郎はうんうんと頷きつつ…その犬の嗅覚で何が起きていたかすぐに気づく 「あ、相棒!おま、それ!」 内股になっている相棒の股間から香るお酒の匂い。 太ももと下腹部にできたくぼみに酒が注ぎ込まれており、相棒の陰毛がそれに合わせてゆらゆらと波打つように動いている 「…わ、ワカメ酒とか!お前どこで覚えたんだワン!」 「…ええ?ワン次郎との付き合いは長いし…今更じゃない?」 「そ、そりゃそうだワン…」 気難しい性格であるワン次郎に相棒とまで呼ばれている少年と彼の付き合いは長い それこそちょっとした関係だって築いてはいるのだが―― 「けど…そ、それはちょっと…」 「なぁに?俺の酒、飲まないの?」 そう言いながら相棒はわざとらしく太股をずらすように 溜まったお酒をこぼさない様に揺らしつつ、少しずつ、少しずつ 血管が溜まりつつある自身のそれが内股から出るように、ワン次郎の目の前で 自らの痴態を少しだけ恥ずかしそうにしながら見せつけてくる 「あんまり遅いと、多分変な隙間が出てお酒、全部こぼれちゃうかもなー」 相棒がそういう度、焦らしながら既に勃ちかけているそれが太股から出ようとしており ワン次郎はごくりと息を呑みながらゆっくりと相棒の前に近づくと 「う…動くなワン…」 「ワン次郎が優しくしてくれれば、多分…動かないよ?」 その言葉を信じるように、ワン次郎はそっと相棒の股間へ顔を向ける お酒の匂いと石鹸の香り、そしてほんの僅か、洗い落としてはいるものの 犬の嗅覚でならなんとか感じ取れる、相棒の雄の臭いが鼻腔を擽ってくる 「…あっ…」 ただお酒を啜るだけなのだが、犬の口でそれは少し難しく ちろちろと舌で舐めていくのだが―― 同時にそれは、ワン次郎の舌が相棒のペニスの上側をなぞる様に這っていくという事である 「んっ…ワン次郎…そこ…」 「静かにするワン…んっ…」 ぴちゃりぴちゃりと、犬が器に入った水を飲む様に舌が動き 相棒の太股とペニスに刺激を与え たまらず相棒が内股をずらすと、勢いでペニスがぶるんと飛び跳ねる 「あっコラ!お酒が落ちるワン!!」 「そう言われてもぉ…!ワン次郎の舌使いがとってもエッチだから…」 「全く、誰がこんな遊びを相棒に教えたんだワン…! 多分俺だワ!」 何となく記憶にないけれど、エッチな行為をした事自体はあるので 相棒がそういう知識をどっかで仕入れてしまう動機にはなっているだろう やれやれと思いつつも、一度スイッチの入った相棒の肉棒を収まらせるには仕方がない 「あっ…!わ、ワン次郎!?」 「ふごふご、ちゃんと洗ってるのは感心するワン。ちょっとだけ臭うけど俺のような犬相手じゃなければ大丈夫だワン」 「…俺のような相手って…」 その言葉にむっとしたのか、相棒は自分のワカメ酒を飲んでるワン次郎の頭を掴み、ぐしゃぐしゃしながら耳を引っ張った 「や、やめるワン!本当に酒がこぼれる!!」 「俺がしたいのはワン次郎とだけで、他の人相手にこんな事しないぞ!!」 「わ、分かったって!悪かったワン!だから!あー!酒こぼれる!酒!」 「…もう!」 ちょっとトラブルこそあったものの、お互い落ち着くと ワン次郎は改めて残ったお酒と一緒に相棒のペニスを舐めていく 「ふふ、相棒のちんぽは被ってて可愛いワン」 「ワン次郎のだって…犬の姿なのに人間みたいなちんちんしてるくせに…」 「実を言うと人間モードも獣モードも自由に変身できるワン」 「マジで!?…って、あっ…!そ、そこ…」 軽い談話をしつつ、ワン次郎の舌の動きがただ飲み物を飲む為の動きから 本気で相手を悦ばせる為のいやらしい動きへと変わっていく 「さ、先…先っぽ…そんなに舐められたら…!」 「んんん?さっきまでの威勢はどうしたワン?」 ゆっくりと包皮の上からなぞる様に舐められたかと思ったら 今度は少し剥けた先端へと舌を伸ばされ、くりくりと中を弄られていく 「あっ…だ、ダメ…!そんな!ワン次郎…!俺っ、皮の中…!弱いって…!」 「普段皮オナしかしてないから効くよなぁー、でもダメだぜ?今日はこうやって…!」 「あっ!や!だめ!だめぇ!」 悲鳴と共に相棒のペニスから勢いよく精子が噴き出すものの ワン次郎はそれが飛び散らないよう自分の手と口で出来る限り塞き止め 行き場を失った精液はワン次郎の口と、ワカメ酒の溜まりの中へと落ちていく―― 「…ワン次郎…それ、ずるい…」 一しきり射精を終え、落ち着いた相棒が呆けた顔で足を広げようとするが… 「おっと、イった後で開放感があるのは分かるけど、湯舟に精子とお酒を落とすのはNGだワン」 素早く両手で相棒の太股を抑え、お酒が零れないようにすると ワン次郎は改めて残った精子交じりの酒を舐めとっていく 「ひゃああ…!わ、ワン次郎…!それ、ダメだってぇ…!」 敏感になっている相棒の半勃ち状態のペニスを舐めつつ、お酒もしっかり飲んでいくワン次郎を前に 相棒はたじたじの顔で止めてと懇願するが 「最初にお酌をしろって言ったのは俺だけど、誘ってきたのは相棒だぜ?これはもうスケベ合意と見てるワン」 「そ、そりゃ…そうだけどぉ…あっ!」 「うへへ、客も来ないから…今日はここでたっぷり気持ちよくしてやるからな?」 「…えへへ…優しく、してね…?」 「勿論だワン」 この後、雪の降りしきる温泉で二人は時が経つのを忘れるくらい激しく盛り合った結果 そのまま風邪を引くとまでは予想してなかったようである―――