過ごした時間としては本当に、そう長くはありません。 彼が私と出会ったのはほんの2、3年前。 私がこうして実体を持ち、彼の隣に立って言葉を交わせるようになったのだって、せいぜい1年前ほどでしょうか。 十年以上の付き合いのある精霊とマスターの繋がりと比べれば、短い方。 当然と言えば当然。 マスターがデュエルモンスターズを始めた時期は、同世代の方々と比べてもかなり早かった。 その上でまだ彼は若いのだから、そんなに長い付き合いにならないのは当たり前。 だけど、もっとずっと長く一緒にいたような気がするのです。 最初に彼が私を手に取った時のことは、今でもよく覚えています。 まだどこか危なっかしくて、けれど真っ直ぐな目をしていて。 カードを扱う手つきは拙くても、ちゃんと大切に扱ってくれているのは分かりました。 彼は私にとって大切なマスターだし、彼も私を信頼してくれている。 他のマスターと精霊の関係性に負けないだけの絆がある、そう思っています。 ‥‥とはいえ。 最近、少しだけ‥‥悩みが無い訳ではないのです。 大層な事じゃないのは分かってるし、杞憂だと言ってしまえばそうなのかもしれない。 だけど、どうしても気にしてしまう。 マスターは、いつも私のことを真っすぐ見て、 「イレーヌお姉ちゃん」と呼んで慕ってくれる。 その声音から感じる、一点の曇りなんて無い信頼が私の心を温める。 幸せで柔らかな時間。 だからこそ、不安になってしまうのかもしれない。 ええ、もちろん‥‥マスターと私の、今の絆を疑っているとかそういう訳ではないですよ? 彼が私の事を信じて、とっても大切に思ってくれてるし、信頼してくれている、それは分かっています。 ただ‥‥その‥‥この先も同じだとは限らないのかな、なんて。 だって、彼は男の子‥‥それも年頃の。 例えば。 お友達に揶揄われたりするような事だって、するかもしれません。 『えー?お前【エクソシスター】使ってんの?』 『そういうの好きなのかよ~』 『エロだぜー!』 ‥‥みたいに。 まあ‥‥そういう物である事は分かっている。 もう、本当に‥‥男の子というのは、どうしてそういう方向にすぐ話を持っていくのでしょうか。 べ、別に。 ‥‥まったく身に覚えがない、とまでは言いませんけれど。 私はそっと、自分の胸元へ視線を落とす。 ちょっと、私の身体が、多少‥‥そういうふうに見られやすいのも、否定はできませんし。 それに、それだけではなくて、もっと、別の不安もある。 男の子というのは、“かっこいいもの”に強く惹かれたりするでしょう? 巨大な鋼の身体を持つ機械族。 咆哮を上げて空を裂くドラゴン族。 力で敵をねじ伏せる、強くて無骨なモンスターたち。 そういうものに憧れるのは、私にも分かります。 マスターも、アーゼウスを出す時とか目をキラキラさせたりしてますし。 だから、怖い。 今はまだ、彼は私を選んでくれているけれど。 いつか。 「もうエクソシスターはいいかなぁ」 「もっとカッコいいカード使いたい」 とか、マスターが思う日が来てしまったらどうしよう、って。 そうなってしまう事を考えるだけで、怖いし寂しい。 今、「イレーヌお姉ちゃん」と呼ばれて、頼られて。 そうされる事が幸せだからこそ、それが失われる未来を考えてしまうと‥‥とても、辛くなる。 もちろん、彼がそんな風になるはずがないとも信じたいのですが。 それでも‥‥もし‥‥と考えてしまう。 だから、行動に出ることにしました。 ただ待っているだけでは駄目なのだと思ったのです。 もちろん、彼を信じていないわけではありません。 彼との絆がそんなに脆いものだとも思っていません。 だけど、その絆に胡坐をかいてしまえば、それが崩れるかもしれないから。 最初に変えたのは、距離感でした。 今までも、彼の傍にいつもいて、言葉を交わして励まして、共に戦って。 理想的な、“マスターと精霊”の距離感だった気がするのです。 でも。 “信頼される”のと、“特別になる”のは、少し違いますから。 まずは、自然なスキンシップを増やしてみることにしました。 肩にそっと触れてみたり。 後ろからひょいっと覗き込んでみたり。 隣に座る時、いつもよりほんの少しだけ近づいてみたり。 そんな小さな変化だけでも、彼は分かりやすく反応してくれました。 ぴくっと肩を揺らして落ち着かなくなって。 視線があっちこっち泳いで。 とってもかわいくて、見ているだけで幸せになって。 そして、たとえば彼がデュエルに勝った時、嬉しさに顔を輝かせるタイミングを狙って。 「わぁ、おめでとうございますっ!」 そう言いながら、ぎゅーっと抱きしめてみたり。 ‥‥その時、ほんの少しだけ、私の“強み”を使いました。 女性らしい身体、というやつです。 勢いのまま抱きつけば、当然、柔らかな身体が彼に押し当たるわけで。 彼は「わっ!? い、イレーヌお姉ちゃん!?」なんて真っ赤になって、じたばたともがく。 でも、残念ながら。 精霊である私の方が、力はずっと強いのです。 屈強な大人の男性でも私に勝てないのに、まだ成長途中の彼が、私の腕から抜け出せるはずもありません。 ぎゅうっと抱きしめた腕の中で、彼は逃げようとしても逃げられなくて。 私の胸に顔を押しつけるような形になってしまって。 ふわりと、自分でも分かるくらい甘い香りが揺れる。 シスター服に包まれていても消えない、石鹸や布の清潔な匂いに、ほんの少しだけ私自身の体温の匂いが混ざったような‥‥そんな香り。 彼が抵抗して動くたび、ますます息が荒くなって。 気づけば、その小さな肺がいっぱいになってしまうくらい、私の匂いを吸い込んでしまっているのではないでしょうか。 「だ、だめぇ‥‥っ、お姉ちゃん、苦しいよぉ‥‥!」 そんなふうに情けない声を出されると、少し胸がきゅんとしてしまいます。 ‥‥ええ。 もちろん、あんまり良くない行為だとは思っています。 でも、仕方ないじゃないですか。 私には、ロボットみたいな鋼の格好良さもありませんし。 ドラゴンみたいな圧倒的な力強さもありません。 だったら、自分にある武器を使うしかないのです。 女性らしい身体の柔らかさ、安心する匂いと包み込むような温かさ。 そういうもので、彼の心に居場所を作る。 シスターとしては、失格の考え方ですけど。 彼の態度がよそよそしくなった時。 私は、むしろここからだと思いました。 ああ、このまま進めばいいのかもしれない、と。 最初は、少しだけ不安になりましたよ? でもあれは、本当に嫌がっている態度ではありませんでしたから。 もし本当に嫌なら、もっとはっきり距離を取るはずです。 私に会うのを避けたり目を合わせなかったり。 困った顔で、「やめて」と言ったり。 それに、そもそもの話。 精霊の実体化というのは、そんなに軽いものではありません。 カードとの繋がりや使い手との絆、魂の信頼と心の結びつき。 そういうものがあって、初めてこうして私は形を持てるのです。 なら。 今、こうして私は彼の前に立っている。 ちゃんと触れられて、声を届けられて、そして笑いかけられる。 その時点で、“嫌われている”なんてこと、あるはずがないのです。 私が近づけば、耳まで真っ赤になって。 視線の置き場に困ったようにきょろきょろして。 顔を背けるくせに、完全に逃げるわけではなくて。 ここで離れてしまったら、ただ気まずさだけが残る。 でも、押してしまえば。 もう一歩踏み込んでしまえば。 きっと。 彼の心の中で、私はもっと特別な存在になれる。 だから、もっと明確に、“女性”として意識させるようなことを。 シスターとしてどうなのか、と問われたら、私はきっと視線を逸らしてしまいます。 一歩踏み外したのがいつかと言われれば、この時しかなくて。 彼の“男の子”としての意識に、もっと直接触れるようなことをしてしまったのです。 あの時の彼の顔は、忘れられない。 信じられないものを見るみたいに目を丸くして。 耳まで真っ赤になって口をぱくぱくさせて、言葉にならない声を漏らしていた。 「背中くらい、お流ししますよ〜?」 なんて、柔らかく微笑みながら言ってみたりして。 そう、お風呂。 恥ずかしがる彼の抵抗を、私は柔らかく、けれど確かに押しのけてしまいました。 「もう〜、そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃないですかぁ」 泡立てた石鹸を、素手で丁寧に伸ばしていく。 最初は、ただ“お世話”のつもりだったのです。 肩から背中へ、指先でゆっくりと泡を広げて。 首筋から腕へ、掌で包み込むように、丁寧に。 私の手が触れるたび、彼は分かりやすいほど身体を強張らせて。 「イ、イレーヌお姉ちゃん、もう自分で‥‥!」 なんて、彼が必死に声を上げてるのに。 「遠慮しなくて大丈夫ですよ〜?」 なんて、柔らかく受け流してしまう。 股間のあたりも、丁寧に洗ってあげました。 ‥‥もちろん、あくまで“洗う”という名目で、です。 そこを雑に済ませたり、触れない方が、むしろ不自然でしょう? 身体を綺麗にするのですから、例外なくきちんと。 してあげない方が、意識してるみたいになる。 「ここもちゃんと洗わないとだめですよ〜?」 なんて柔らかく笑ってみせながら、手を伸ばして。 彼はびくっと大きく身体を震わせて、情けない声を上げる。 「ま、待って‥‥!」 嫌がっているというより、恥ずかしくてたまらないみたいな響きだったから。 だから、ブレーキが壊れたまま。 優しく、けれどしっかりと。 するとマスターは、あまりの痺れるような感覚による戸惑いに耐えきれなかったのでしょう。 ぎゅっ、と。 私の手首を、小さな手で強く握って離そうとしているのが、分かりました。 「だ、だめ‥‥っ、お姉ちゃん‥‥!」 必死で止めようとしてるけど、精霊である私とまだ成長途中の男の子。 力で敵うはずなんて、ありません。 その必死な抵抗すら、私の手を止めるには足りなくて。 手を握られながら、私はふと彼を見つめました。 真っ赤な顔と潤んだ目に、呼吸まで少し乱れていて。 だから、彼のおちんちんをそっと包み返しながら、柔らかく微笑んでしまうのでした。 「ふふ、大丈夫ですよぉ?」 大丈夫、がマスターに対しての言葉なのか、あるいは自分への言い訳なのかは分からないまま。 細かいところまで、きちんと。 そうでなければ不衛生ですから、なんて。 「こ、ここは自分で‥‥!」 必死な声。 でも私は、困ったように首を傾げて。 「だめですよ〜?こういうところこそ、ちゃんとしないと」 柔らかい包皮を剥いて、露出させる。 「ひゃっ‥‥!?」 彼がびくっと大きく身体を跳ねさせる。 そのあまりに分かりやすい反応に、私は一瞬だけ目を丸くして‥‥それから、くすりと笑ってしまう。 恥ずかしさで、彼はもうまともにこちらを見られなくなっていて。 真っ赤な顔で、必死に私の手首を掴んで止めようとするのです。 その手には、本気で抵抗しようという意志があるのに。 でも、精霊である私にはあまりにも軽くて。 「だ、だめっ‥‥お姉ちゃん‥‥っ♡」 そうして、先端を露出させて‥‥私は、そこで手を止めました。 ‥‥いえ。 正確には、“止めざるを得なかった”のです。 まだ彼のそれは、成長しきってないから剥けきらない。 「も、もう‥‥いいから‥‥っ!」 傷つけないように、無理をさせないように‥‥優しく本当に世話を焼くみたいな手つきで。 だけど、その丁寧さがかえって彼の羞恥を煽ってしまっていることに、 そして、、私が許されない一線を、もう何歩も超えてる事に気づきました。 “男の子”なんだなぁ、って、掌の中で硬くなっていく物で思う。 そして、私の一方的な動きじゃなくて。 彼も動いていた。 彼自身も、無意識みたいに腰を動かしていました。 私の手から逃げるのではなく、擦りつけるように。 恥ずかしさで顔を真っ赤にして私をまともに見られなくて、肩を震わせているのに。 私の手に触れようとして、気持ちよさを求めてしまうみたいな動き。 「あらぁ‥‥♡」 私の指先は、もう完全に“お世話”のためのものではなくなっていました。 指の腹で優しく磨くように擦る。 そして、彼の身体がびくっと大きく跳ねました。 まるで、自分でも何が起きたのか分からないみたいに。 握っていた私の手に、ぎゅうっと力がこもる。 逃げたいのかしがみつきたいのか。 きっと、彼自身にももう分からなかったのでしょう。 「――っ!?」 息を呑む声に強張る肩。 真っ赤だった顔が、さらに熱を帯びていく。 掌に伝わる熱が、何が起きたかを物語る。 蕩けた瞳に、上気した息。 私の胸の奥では、甘い満足とちくりとした痛みが静かに混ざり合ってしまっていて。 本当なら、ここで止まるべきで。 優しく微笑んで「大丈夫ですよ」と安心させて。 洗ってあげる中で起きた事故という事にしてしまうべきだったのに。 胸の奥に灯ってしまった熱が、消えてくれなかったのです。 ゆっくりと、顔を近づける。 「‥‥だめですねぇ、私」 小さく、吐息みたいにこぼして。 ぱくり、と。 濡れて滑るそこを、唇の中に入れてしまう。 最初に触れたのは、石鹸の泡。 苦くて清潔な匂いが鼻に抜ける、無機質な味。 思わず眉を寄せてしまいそうになるような、それ。 けれど、その奥に。 彼が初めて吐き出した物の、生の苦み。 しょっぱさと、ほんのりとした甘さ。 胸の奥が、どくどくと熱を打つ。 目の前の彼はもう完全に固まっていて。 羞恥と混乱で何も言えなくなっている。 その姿は、自分がどれだけ取り返しのつかないことをしているのか嫌というほど思い知らせる。 彼を見上げながら、私は思ってしまうのです。 ここまで来てしまったのならもう、元の距離には戻れない。 熱‥‥自分とは明らかに違う、はっきりとした体温。 それが、口の中にある。 罪悪感は、確かにありました。 だけど、どうせ止まれないのに。 手を出している私すら苦しんでいるならそれこそ、何のためにこんなことをしているのか分からなくなってしまう。 奥まで迎え入れて、舌を這わせる。 唇でゆるく締めつけて、舌の腹で裏側を包み込むように舐め上げる。 先端をくすぐるように、円を描いて。 舌を動かすたびに、彼の身体がびくびくと震えるのが、愛しくてたまらなくて。 最初は、彼も拒もうとしていたのです。 マスターの手は、反射みたいに私の頭へ伸びていました。 「や、だめ‥‥っ」 だけど、そんな力じゃ私の頭は全然びくともしなくて。 そのまま、舌を絡める度に。 押しのけようとしていたはずの腕がいつの間にか、震えながら逆の方向に力を込めていた。 私は一瞬、目を見開いて‥‥それから、ゆっくりと彼を見上げました。 そこにいたのは、羞恥と混乱とどうしようもない戸惑いでいっぱいの男の子。 そして、その直後に彼の身体がびくっと大きく震える。 腕に込められる力と荒くなる呼吸、真っ赤な顔のままどうしようもなく熱を持った視線。 口の中に広がる、確かな感触。 息に絡む生々しい匂いに胸が締めつけられて、熱く火照っていく。 だけど、それを全部飲み込みながら、私は彼のことを見上げる。 そうして、彼が落ち着くまで少し待ちます。 しばらくして彼の身体が少しずつ平静に戻ってきて。 最後の一滴まで搾り取られてしまって、ふるふると震えていて。 「ごちそうさまです。ふふっ」 私は、目を細め、唇についた精液をぺろりと舐め取る。 「あ、ぅ‥‥!」 彼は泣きそうな顔で謝り始める。 「ご、ごめんなさい‥‥その‥‥」 努めて、いつもの柔らかな笑みを浮かべる。 「大丈夫ですよ〜」 優しく、安心させるような声で。 「‥‥言葉だけだと、分かりにくいですよねぇ」 そうして、立ち上がって脚を開く。 羞恥で肩を震わせながらも彼にちゃんと見えるように。 隠しきれない、自分自身の昂り。 「おしっこじゃなくても、こうして濡れちゃう事があるんです、男の子も、女の子も」 ちらちらと視線だけはこちらを盗み見ては、すぐに逸らしてしまう。 それに、分かっててやったのだから、気にしなくていいのだと、彼に教えてあげる。 そう。 私はもう、彼に見せてしまう程に、垂れてしまう程に興奮しているのです。 もう、我慢は出来ず‥‥いえ、とっくのとうに我慢なんて言葉を忘れた私は近付いていく。 湯気の中、濡れた髪が頬に張りついて、肌は熱を帯びる。 彼の上で、そっと体勢を整え、肩に手を乗せてがっちりと掴む。 ぶれないように、そして逃げられないように。 ゆっくりと腰を落としていくその動きは、慎重で、恐る恐る。 にゅるんと、入り込んだ瞬間頭が真っ白になって。 興奮と、それを証明する”繋がる”感触。 腰を降ろしきった後、ゆっくりと上に動き始め、また振り下ろす。 ぺちん♡ そんな可愛らしい音がする上下運動。 そこから少し前後に腰を振りつつ、円を描くように動かす。 私は、正直もっと“頼りない”ものだとどこかで勝手に思っていたのかもしれません。 事実、奥までは届かない。 だけど、熱を持ってまっすぐに硬くなって‥‥中で、はっきりと存在を主張してくる。 どこを動けば、どうすれば‥‥その熱をもっと感じられるのか。 それを追求するような動き。 腰を前後に揺らして、浅いけれど感じる部分に当たるように角度を変えながら内側で擦るように絡めていく。 そのたび、彼の吐息が揺れて、肩がぴくんと跳ねる。 そして、息が詰まる。 身体の奥へ、じわりと広がっていくような感覚が、マスターが限界を迎えたのだと知らせてくれる。 彼の肩にしがみついた指先に思わず力が入りそうになり、痛くならないよう抑える。 小さく、困ったように笑いながら、私は呟く。 「もう、本当に‥‥戻れませんね♡」 その言葉には、後悔と、それ以上にどうしようもなく甘い執着が、滲んでしまっていました。 そろそろ、懺悔しないといけない。 シスターが懺悔するというのもおかしな話かもしれません。 だけど、やった事を考えれば、仕方のない事でもある。 あの日を境に。 私たちの関係は、決定的に変わってしまいました。 もう、“カードの精霊とマスター”というだけでは説明できない。 “頼れるお姉ちゃん”と“甘えてくる男の子”というだけでももう足りない。 最初の一度が、境界線を壊してしまったのです。 「イ、イレーヌお姉ちゃん、ちょっと‥‥!」 そう言って、困った顔をして押し返そうとしたりする。 けれど、その抵抗は私からすれば可愛い物。 柔らかく包み込んで押し倒して、あの時と同じ事をする。 爛れた、だけどとても強い結びつき。