舞坂 凪紗 [寮の部屋]
「あー、めんどー……。よく分かんないしー、ここ……」
椿姐様が怪しいところとして睨んでいた学園。褒められたくて、そこに(勝手に)侵入したけれど……
「なーんかヤな雰囲気だしー。どしよ、退散しよーかなー」
しばらく調査していたけど、あまり進展はなくて、こうして寮で授業をサボっていた
あやしー奴が居たらぶちのめせばいい。そんな心づもりだったけれど、見つかんないし〜
──実際には、正気であればすぐにブチギレるくらいには怪しいこと満載なのだが。それに気付かない程度には、しっかりと催眠がかかっていた。
「──んっ」
やることがなくて、暇で。……気付けば、自分の胸に手を伸ばしていた。
……こーゆーこと、あまり好きじゃなかったのに。小さい頃から、いやらしい目で見てくる野郎共が嫌で、オーヴァードに目覚めてからは、そういう奴等をぶちのめせるのが嬉しくて。
でも、ちょっとやりすぎて……椿姐様にお仕置きされて。そこからは心を入れ替えて、ゆーじーえぬの一員として、真面目に頑張ってきた
だから、こういうことは……してなかった、のに。
「……ふぁっ」
なんでだろ。胸をまさぐるのを、止められない。
胸をこねくり回す。4年生くらいから膨らみ始めた、そこ。男子とか、先生とか、リーマンとか。色んな人が、ジロジロ見てきた。
「んんっ」
それが不快だったのに。だった筈なのに。今は、その視線を思い出して……なんか、身体が熱くなっちゃう。なんでだろ