森の奥、湿った土と薬草の匂いが混じった小さな小屋の中で、俺は腰掛けさせられていた。 「……で。精液を寄こせ、と言っているのだ」 目の前に立つのは、この森に独りで住む錬金術師の彼女だった。とても小柄で、金髪を無造作に束ね、白衣の裾を黒く汚したままの姿。いつも通りの、やや棘のある口調で俺を見下ろしている。 「お、俺の精液を……何に使うんだよ」 「知る必要はないのだ。素材として必要なだけだ。出せ」 「いや、待てよ。よくわからないことに使われるとか……正直、怖いんだけど」 彼女は鼻を鳴らした。 「おまえの恐怖などどうでもいいのだ。勃起させて、射精すればいいだけのことだ。さっさと脱げ」 彼女が一度腕を振るえば、その薬瓶の数々は熟練の魔導士にも引けを取らない破壊の力をもたらす。もし機嫌を損ねれば、俺の身など塵となるだろう。 ……仕方なく俺はズボンを下ろした。もちろん半勃起すらしていない、ぐったりとした陰茎が露わになる。彼女はそれを見て、露骨に眉をひそめた。 「……萎えているのだ。話にならないのだ」 「だ、だから怖いって言ってるだろ……」 「黙れ。ぼくがなんとかするのだ」 彼女は俺の太ももに手をついて、顔を近づけてきた。小さくて白い指が、俺の陰茎をそっと摘まむ。冷たい指先に、すぐに熱が伝わっていく。 「ん……触るだけでも脈が速いのだ。恐怖なのか、それとも期待しているのか」 「期待なんてしてない……っ」 「嘘だ。ここ、少しずつ硬くなってきているのだ」 彼女の指がゆっくりと上下に動き始めた。乾いた掌で、亀頭の下のくびれを擦るように撫でる。 「……気持ちいいか」 「…………」 「正直に言え。ぼくの手が気持ちいいのか」 「……気持ちいいけど……」 彼女は満足そうに鼻を鳴らすと、もう片方の手で俺の陰嚢を優しく包み込んだ。温かい掌が玉袋を転がすように揉む。指の腹で軽く圧迫され、甘い疼きが下腹部に広がっていく。 「んっ……く……」 「いい声なのだ。もっと出せ。ぼくは素材を採るためにしているのだ。遠慮は無用だ」 彼女の手がリズムを変え、亀頭を重点的に擦り始めた。親指の腹で鈴口を円を描くように撫で回す。じわ、と先走りが滲み出し、彼女の指に絡みつく。 「ほお……もう出てきているのだ。恐怖より快楽が勝ってきたのだな」 「や、やめろって……そんなこと言われると……」 「やめないのだ。もっと硬くしろ」 そう言うと彼女は突然、俺の下腹部に顔を埋めてきた。小さく開いた唇が、俺の亀頭を包み込む。熱い口腔の粘膜が、ぬるりと亀頭を覆った。 「んむっ……れろ……ちゅっ……」 「うっ……!」 情けない声が漏れてしまった。彼女は舌を器用に動かし、鈴口をねっとりと舐め上げる。ちゅぱ、ちゅる、という卑猥な音が小屋に響く。小さな口で懸命に亀頭を咥え込み、頬を窪ませて吸い上げてくる。 「んむ……れるれろ……ちゅぱっ……んくっ……」 「や、やばい……そんなに吸われたら……」 彼女は俺の陰茎を口から離し、糸を引く唾液を袖口で拭った。 「まだ硬さが足りないのだ。もっと興奮させないと、射精量が減るのだ」 「減るって……量も必要なのか」 「当然なのだ。素材は質も量も重要だ。……仕方ないな」 彼女は白衣の胸元を少し開け、平坦な胸をさらけ出した。ほとんど膨らみのない、白い肌。その薄い胸板に、陰茎を挟み込むように押しつけた。 「……ほら。ぼくの胸で挟むのだ。柔らかいだろう」 平坦な胸に挟まれた(?)陰茎に、彼女の体温がじんわりと伝わる。上下に身体を動かし、細い胸骨の下で亀頭を擦りつける。ぬるり、ぬちゃ、と、先走りと彼女の唾液が混じった音が立つ。 「んっ……どうだ。ぼくの胸は気持ちいいか」 「気持ちいい……けど、これ何か違わない……?」 「文句を言うな。これでも精一杯なのだ。もっと擦るぞ」 彼女は自分の胸を両手で寄せ、懸命に圧迫してくる。平坦なのに、柔らかい肉の感触が亀頭を優しく撫で、上下の動きで裏筋を擦り上げてくる。くちゅっ、ぬるっ、という水音が徐々に濃くなっていく。 「はぁ……はぁ……少しずつ熱くなってきたのだ。いいぞ、もっと硬くしろ」 「んっ……そこ……擦れる……」 「もっと声を上げろ。ぼくは今、おまえの陰茎をぼくの胸で扱いているのだ。興奮しろ」 彼女は胸での愛撫を続けながら、時折顔を下げて亀頭に舌を這わせる。れろっ、と舌先が鈴口を抉り、すぐにまた胸で擦り上げる。二箇所から同時に来る刺激に、俺の腰が勝手に浮き始めた。 「ひうっ……や、やばい……出てくる……」 「まだ出すな。もっと溜めろ。ぼくが許可するまで射精するな」 彼女は胸を離し、再び手を使ってきた。両手で俺の陰茎を包み込み、丁寧に上下に扱き始める。親指と人差し指でリングを作り、亀頭の下を締め付けながら、残りの指で根本から先端までを擦り上げる。ぬちゅっ、くちゅっ、という水音が絶え間なく響く。 「ほら、見てろ。ぼくの手がおまえの陰茎を扱いているのだ。先走りが溢れている」 「ちょっと……恥ずかしい……」 「恥ずかしいとかどうでもいいのだ。もっと硬くしろ」 彼女の手が加速する。くちゅっ、ぬちゃっ、ぬぷっ、と音が激しくなり、亀頭が赤く充血していく。時折、指で亀頭を包むようにして回転させ、鈴口を掌で圧迫する。 「ひゃうっ……そこ……敏感……っ」 「やっぱりな。ここを弄るとおまえは弱いのだ」 彼女は意地悪く笑うと、亀頭を集中的に扱き始めた。親指で裏筋を擦り上げ、人差し指で鈴口をこね回す。じゅぶっ、くちゅっ、という音がさらに濃くなり、俺の太ももが震え出す。 「や、やめろ……そんなにされたら……本当に出ちゃう……」 「まだ早いのだ。もっと溜めろ。ぼくが試験管を用意するまで我慢しろ」 彼女の片手が俺の陰茎から離れ、側の棚から小さな試験管を取り出した。ガラスの冷たい輝きが、俺の視線を釘付けにする。 「これに直接出すのだ。無駄にするな」 「し、試験管に……直接……?」 「ああ。ぼくの手で搾り出して、ここに溜めるのだ。こぼすなよ」 せめて彼女の小さく温かい口に、その舌に精を迸らせたかった。 俺の思いもむなしく、彼女は試験管を亀頭に当て、もう片方の手で再び陰茎を扱き始めた。今度は根本から先端までをゆっくりと、しかし強く締め付けながら上下させる。くちゅっ、ぬるっ、ぬぷっ、と音が響き、先走りが試験管の縁を伝う。 「んっ……ほら、先走りがこんなに出てきているぞ」 「や……これ……冷たい……っ」 「もっと喜べ。おまえの精液は今、ぼくの素材になるのだ。濃いのを出せ」 彼女の手がさらに激しくなる。掌全体で俺の陰茎を包み、手首を返すようにして扱く。亀頭が試験管の口に何度も押しつけられ、ぬるりと擦れる感触が脳を直接刺激する。 「ひうっ……あっ……や、やばい……もう……限界……」 「いいぞ。出せ。ぼくの手で、この試験管の中に射精しろ」 彼女の指が亀頭を強く締め付け、裏筋を指の腹で抉るように圧迫した。その瞬間、俺の腰が勝手に跳ね上がる。 「出る……っ、出る……! うあっ……あっ、あっ……!」 びゅるっ! 熱い精液が勢いよく飛び出した。試験管の中に、白濁した液体がどぷどぷと注ぎ込まれていく。彼女は手を止めず、丁寧に扱き続けた。びゅるっ、びゅるっ、と続く射精に合わせて、指で尿道を絞るように上下させる。 「そうだ……もっと出せ……全部出せ……ぼくの手で搾り取るのだ」 「ひゃうっ……や、やめ……もう終わり……っ」 「嘘だ。まだ残っているのだ。ほら」 彼女の指が根本を締め付け、ゆっくりと先端へ向かって絞り上げる。残っていた精液の一塊が、ぬるりと押し出され、試験管の中に落ちた。 「最後の一滴まで出せ。無駄にするな」 俺は腰をがくがくと震わせながら、全てを絞り出された。試験管の中には、白く濁った精液がかなりの量で溜まっている。彼女はそれを満足そうに覗き込み、栓をした。 「……いい量なのだ。質も悪くない。これでしばらくは足りるだろう」 彼女は試験管を棚に戻すと、俺のぐったりとした陰茎を優しく拭った。濡れた布で丁寧に亀頭を清め、残った精液を拭き取っていく。 「少々、恐怖を与えてしまったことは謝る。……すまなかった」 「……別に……でも、次はもう少し優しくしてくれよ……」 「次も素材が必要になったら呼ぶのだ。その時はもう少し上手くできるはずだ」 彼女は俺の腰を軽く叩き、立ち上がった。 「服を着ろ。帰っていいのだ。今日はよく働いた」 俺は力が抜けた脚で立ち上がり、震えながら服を直した。彼女の手が残した感触が、まだ陰茎にじんわりと残っている。試験管の中に閉じ込められた俺の精液が、棚の上で静かに光っていた。 「……また、来るのか」 「ああ。必要になったらな。その時はもっとたくさん出せるように、日頃から溜めておくのだ」 彼女は小さく笑い、背を向けてこちらに手を振った。俺は静かに小屋を出て、森の道を歩き始めた。まだ脚が少しだけ、がくがくと震えていた。