……ねえ、兄さん。まだ眠っているの? カーテンの隙間から差し込む朝の光が、兄さんの白い頬と、少しだけ開いた唇を照らしているわ。規則正しい寝息。無防備に投げ出された腕。シーツから覗く鎖骨の窪みには、昨日の夜、私が何度も唇を押し当てて吸い上げた赤紫色の痕が、まるで私の所有権を示す刻印みたいに鮮やかに残っている。 それを見ているだけで、私の胸の奥が、熱い鉛を流し込まれたみたいに重く、甘く、どうしようもなく疼いてしまうの。 外の世界の人間たちは、私のことを「氷みたいに冷淡で、何を考えているかわからない優等生」なんて呼んでいるわね。誰に対しても一定の距離を保ち、無表情で、冗談も言わず、ただ淡々とやるべきことをこなすクールな妹。兄さんの友人たちも、私とすれ違うたびに少し背筋を伸ばして、遠巻きに様子を窺うだけで近づこうともしない。 ……ふふ、滑稽よね。本当に、馬鹿みたい。 私がどうして他の人間なんかに興味を持てるというの? 私の視界には、私の世界には、最初から兄さんしか存在していないのに。他の人間に向ける感情なんて、1ミリだって残っているはずがないじゃない。冷たいんじゃないわ。兄さん以外のすべてが、私にとっては路傍の石ころと同じくらいどうでもいいだけなの。 ほら、目が覚めた? まつ毛が震えて、ゆっくりと瞼が持ち上がる。 焦点の合わない、少し潤んだ兄さんの瞳に、ベッドの上から見下ろしている私の姿が映り込む。その瞬間、兄さんの喉が小さく鳴って、全身がビクリと震えるのがシーツ越しにも伝わってくるわ。 「……おはよう、兄さん」 私がいつものように、抑揚のない静かな声でそう囁くと、兄さんはまるで蛇に睨まれた蛙みたいに息を呑んで、小さく「お、おはよう……」って掠れた声を返す。 ああ、たまらない。その怯えと、抗えない快楽の記憶と、私なしではもう呼吸の仕方さえ分からなくなってしまったみたいな、ぐちゃぐちゃに蕩けた瞳。 私が兄さんの上にゆっくりと馬乗りになって、太ももの内側の柔らかい肉で兄さんの腰を挟み込むと、兄さんの顔がみるみるうちに朱に染まっていくわね。 まだ朝の挨拶をしただけなのに、パジャマのズボンの下が、もうこんなにも硬く、熱く膨れ上がっているのが、私の薄いネグリジェ越しにハッキリと分かるのよ。 「……昨夜、あんなにたくさん出したのに。私の顔を見ただけで、またここをこんなにしてしまったのね、兄さん」 私の冷たい指先が、兄さんの頬から顎、そして震える喉仏へとゆっくりと滑り降りていく。兄さんは逃げようともしない。いいえ、逃げられるはずがないわよね。だって兄さんの心も、身体も、思考の隅々まで、すべて私が時間をかけて丁寧に解きほぐし、私なしでは生きられないように作り変えてしまったのだから。 覚えているかしら、兄さん。私たちがこうなる前のことを。 昔の兄さんは、いつも私を「手のかからない、しっかり者の妹」として扱っていたわよね。優しい笑顔を向けて、兄としての余裕を見せて、私の頭を撫でたりして。さらには、私の知らない外の世界で、他の女と笑い合ったり、連絡を取り合ったりしていた。 あの頃の私が、どれほど暗い炎で胸を焦がしていたか、兄さんは知る由もなかったでしょうね。 リビングで無表情に本を読んでいるふりをしながら、私はずっと兄さんの一挙手一投足を観察していた。兄さんのシャンプーの匂い、淹れたてのコーヒーを飲むときの唇の動き、お風呂上がりに無防備に晒される首筋の汗。そして、兄さんのスマートフォンが鳴るたびに、その画面の向こうにいる見知らぬ誰かをどうやって兄さんの世界から完全に消去してしまおうかと、そればかりを考えていたの。 私はね、兄さん。あなたが思っているような、自立した強い人間なんかじゃないのよ。 むしろ逆。私は、兄さんがいなければ息もできない。兄さんの視線が私以外のものに向けられるだけで、内臓を素手で掻き回されるような嫉妬と不安で狂いそうになる。兄さんの体温、兄さんの声、兄さんの体液、兄さんの時間、兄さんの未来……そのすべてを私ひとりで独占し、飲み込み、私という檻の中に永遠に閉じ込めておかなければ、不安で不安でたまらないの。 でも、ただ泣きついて縋りつくような惨めな真似はしたくなかった。なぜなら、ただ甘えるだけでは、いつか兄さんは私に飽きて、外の世界へ出て行ってしまうかもしれないから。 だから私は決めたの。兄さんが決して私から離れられないように、兄さんの尊厳も、理性も、快楽の主導権も、すべて私が握り潰して、私という存在に絶対服従させるしかない、と。 「……今日も、外に出るつもりなの?」 私が少しだけ目を細めて、冷ややかな声で尋ねると、兄さんはビクッと肩を揺らして、慌てて首を横に振ったわね。 「で、出ないよ……今日は、ずっと家にいる。お前のそばにいるから……」 「そう。いい子ね、兄さん」 私はほんのわずかだけ口角を上げて、兄さんの額に落ちた前髪を指先で掻き上げ、そこに唇を落とした。 その一瞬の優しい仕草だけで、兄さんの瞳から安堵の色が溢れ出し、まるで飼い主に褒められた犬のように切なげな吐息を漏らす。 本当にかわいい人。最初はあんなに「兄妹でこんなことはおかしい」「やめろ」って必死に抵抗していたのにね。私が兄さんの弱点をひとつ残らず暴き出し、言葉で追い詰め、身体の奥底に眠っていたマゾヒスティックな悦びを無理やり引きずり出してからは、もう私の機嫌を損ねることを何よりも恐れるようになってしまった。 さあ、パジャマのボタンを外すわよ。兄さんは自分の手で動かなくていいの。ただ、ベッドの上に背中を預けて、私の指が兄さんの肌を暴いていくのをじっと感じていればいいのよ。 ほら、ボタンがひとつ、またひとつと外れて、兄さんの胸板が露わになっていく。 昔は少しばかり鍛えられていたその身体も、今では私の指先ひとつで簡単に甘い声を上げてしまう、私専用の敏感な玩具に成り下がっているわ。 私の少しひんやりとした手のひらが、兄さんの熱い胸にぴたりと吸い付く。そのままゆっくりと乳首の突起を人差し指の腹でなぞり、爪の先でカリカリと引っ掻いてあげると……ほら。 「あっ……、んっ……!」 すぐにそんな情けない声が漏れる。男の人なのに、ここを弄られるだけで腰が浮きそうになるなんて、私がどれだけ時間をかけて開発してあげたか、その身体が一番よく覚えているわよね。 「声を我慢しなくていいって言ったでしょう、兄さん。私以外の誰にも聞かせない、私だけの声なんだから……もっと鳴いて」 私はそのまま上半身を倒し、兄さんの片方の乳首を唇で咥え込んだ。舌先でチロチロと転がし、歯を立てないように甘く噛み締めながら、もう片方の乳首を指先で強く摘み上げて捻り上げる。 「ひっ、あああっ……! ま、待って、朝からそんなに、強くされたら……っ」 「強くされたら、どうなるの? ちゃんと言葉にしなさい、兄さん」 私は乳首から唇を離し、唾液で濡れてツヤツヤと光る突起に息を吹きかけながら、冷たい瞳で兄さんの顔を真っ直ぐに見据えた。 兄さんは羞恥で耳まで真っ赤に染めながら、潤んだ瞳で私を見返し、震える唇から言葉を絞り出す。 「あ、頭が、真っ白になって……お前のことしか、考えられなくなる……っ」 「ふふ……最初から私のことしか考えてはいけないのよ。でも、素直でよろしいわ」 私は満足して頷くと、今度は兄さんの腰の上でゆっくりと腰を沈め、私のネグリジェの裾をたくし上げた。 兄さん、見て。私が兄さんのために、下着もつけずにこの薄い布一枚だけを纏って、兄さんの上に跨っているのよ。 私の太ももの間、まだ朝の冷気を含んだ白い肌の奥にある秘所が、兄さんのパジャマの布地越しに、その硬く脈打つ熱へと直接押し当てられる。 「……っ、ああ……!」 兄さんの腰が大きく跳ねて、私の股間を突き上げる。 まだ布が一枚隔てているというのに、私の奥からはすでに熱い蜜がとろりと溢れ出して、兄さんのパジャマに濃い染みを作っているわ。 クールな顔をして、冷たい声で兄さんを責め立てながら、私自身の身体はこんなにも兄さんを求めてだらしなく濡れている。その事実を、私は隠そうとも思わない。むしろ、兄さんに思い知らせてやりたいの。 私がどれほど深く、どれほど狂おしいほどに兄さんを欲しているか。そして、その私の渇きを満たすためだけに、兄さんは存在しているのだということを。 「ズボンを脱がせるわよ。腰を浮かせて、兄さん」 私の命じるままに、兄さんは従順に腰を浮かせる。私はパジャマのズボンと下着を一緒に引き下ろし、足首から完全に抜き去って床へと放り投げた。 朝の光の中に、兄さんの象徴が勢いよく跳ね起きる。先端からはすでに透明な我慢汁がぷっくりと溢れ出し、血管を浮き立たせて、苦しそうに脈打っているわ。 それを上から見下ろしながら、私はわざと冷ややかな溜息をついてみせるの。 「……本当に浅ましいわね、兄さん。妹にこんなふうに組み敷かれて、冷たい目で見下ろされているというのに、ここはちっとも萎えるどころか、ますます硬くなっているじゃない」 「そ、それは……お前が、いつも俺をこうして……」 「私のせいにするの? でも、こうして支配されて、自由を奪われて、私の言いなりになるのが気持ちよくてたまらないのは、兄さん自身の身体でしょう?」 私は片手で兄さんの根元をぎゅっと強く握りしめた。 「うぐっ……、あああっ……!」 指の腹で裏筋の敏感な部分を下から上へと強く扱き上げ、そのまま先端の鈴口から溢れる液体を親指の腹で塗り広げるようにくるくると擦り上げる。 兄さんはシーツを両手で強く握りしめ、首を後ろに反らせて荒い息を吐き出す。その無防備に晒された喉元に、私は自分の顔を埋め、熱い肌を舌で舐め上げながら、耳元で低く、甘く、呪いのように囁き続けるの。 「ねえ、兄さん。わかる? 兄さんはもう、私なしでは生きていけないの。仕事も、友達も、他の女も、全部いらないでしょう? 兄さんが見るものは私だけ。兄さんが聞く声は私だけ。兄さんが快楽を与えられるのも、苦痛を与えられるのも、すべて私からだけ……。私が兄さんの世界のすべてなのよ」 「あ、ああ……っ、そうだ、その通りだよ……っ、お前がいないと、俺はもう、ダメなんだ……!」 「もっと言って。誰のモノなのか、誰に支配されているのか、ちゃんと言葉にして私に聞かせて」 私の手の動きが少しずつ速くなり、爪の先でカリカリと亀頭の冠部分を引っ掻くような焦らしを加える。快楽の波に翻弄されながら、兄さんは半ば狂乱したように、私の一番聞きたい言葉を繰り返し叫び始める。 「お前のモノだ……! 俺は、心も身体も、全部お前のモノだ……っ! お前に支配されて、お前に飼われてる、お前だけの兄さんなんだ……っ!」 その言葉を聞いた瞬間、私の脳髄を痺れさせるような強烈な快感が駆け抜け、私の秘所からさらなる蜜がどっと溢れ出して兄さんの下腹部を濡らした。 ああ、どうしてこんなに気持ちがいいのかしら。 兄さんが私に屈服し、自分の意思を放棄して、私への絶対的な依存を口にするたび、私の心の底に空いていた底なしの黒い穴が、熱くて甘い蜜で満たされていく。 私は本当は怖くてたまらないの。兄さんがいつか正気に戻って、私を気持ち悪いと拒絶して、どこか遠くへ行ってしまうんじゃないかって、毎晩悪夢を見るくらいに怯えているの。 だからこそ、私は決して手を緩めない。兄さんが二度と外の世界に戻れないように、私以外の誰ともまともな関係なんて築けないように、徹底的に、骨の髄まで私という毒を刷り込んでいく。 「いい子ね、兄さん。そんなにお行儀よく言えたご褒美に……私のここを、兄さんに見せてあげるわ」 私は兄さんの胸の上に両手をつき、自分の膝をさらに大きく左右へと開いて、兄さんの顔のすぐ近くまで腰を前にずらした。 ネグリジェの裾を自分の口で咥えて持ち上げると、兄さんの目の前に、私のすべてが露わになる。 普段の私からは想像もつかないほど、熱く充血してピンク色に綻び、愛液でぐっしょりと濡れそぼった私の秘裂。呼吸に合わせてヒクヒクと小さく収縮し、兄さんの匂いと熱を求めて浅ましく口を開いている、私の一番恥ずかしくて、一番欲張りな場所。 兄さんの視線が、そこに釘付けになるのが分かるわ。ゴクリと大きく喉が鳴り、兄さんの鼻孔が私の濃厚なメスの匂いを吸い込んで膨らむ。 「……ほら、よく見なさい、兄さん。いつもは冷たい顔をしている妹のここが、兄さんを組み敷いて虐めているだけで、こんなにもいやらしく濡れているわ。……どう思う?」 「き、綺麗だ……っ、すごく、エロくて、頭がおかしくなりそうだ……っ」 「見るだけでいいの? 兄さんがいつもみたいに、舌を出して、ここを綺麗に舐め取ってくれないかしら」 私がそのまま腰をゆっくりと降ろしていくと、兄さんはまるで聖餐を受ける信徒のように、震えながら舌を突き出し、私の濡れた秘裂を真正面から受け止めた。 「んっ……、ふ、ああ……っ!」 兄さんの熱い舌が、私の敏感な割れ目にぴったりと密着した瞬間、私の背筋に鋭い電流が走ったわ。 普段は決して崩さない私のポーカーフェイスが、この瞬間だけは快楽に歪み、口から咥えていたネグリジェの裾が滑り落ちる。でも、それでいいの。私のこの乱れた顔を、このだらしないメスの姿を見ることが許されているのは、この世で兄さんただひとりだけなのだから。 私は兄さんの後頭部に両手を添え、長い黒髪の間から覗く私の目で兄さんを見下ろしながら、自分の腰を前後にグラインドさせて、兄さんの顔面に私の秘所を容赦なく擦りつけた。 「んんっ……、あ、そう、そこよ、兄さん……っ。もっと、舌を奥まで突き入れて……私の味を、全部飲み込みなさい……っ」 「んむっ、ちゅる、じゅるるっ……! んっ、ふぅっ、れろ、ちゅぱっ……!」 兄さんの顔が、私の愛液でみるみるうちに濡れて、テラテラと光り始める。鼻先が私のクリトリスをぐりぐりと押し潰し、熱い舌先が膣口をこじ開けて、中から溢れ出る蜜を必死に啜り取っていく。 息が苦しいはずなのに、兄さんは決して顔を離そうとはしない。むしろ、自分の両手で私の柔らかな尻の肉を強く掴み、もっと深く自分の顔に押し付けようとさえしているわ。 「ああっ、いい……っ、すごいわ、兄さん……っ。兄さんの舌、完全に私の形を覚えているわね……っ」 私が腰を跳ねさせながら、片手で自分のクリトリスの包皮を剥き、むき出しになった赤い蕾を兄さんの鼻先と上唇に直接擦りつけると、兄さんはすぐにそこへ吸い付き、チュウチュウと音を立てて強く吸引し始めた。 「ひゃうっ……! あっ、あ、そこ、吸っちゃ……っ、んあああっ!」 鋭すぎる快感に、私の太ももがガクガクと痙攣し、兄さんの頭を両脚でぎゅうっと挟み込んでしまう。 クールで冷淡な私なんて、もうどこにもいない。兄さんの舌の上で踊らされ、愛液を撒き散らしながらヨガり狂う、ただの兄さんに依存しきった一人の女。 でも、主導権は絶対に渡さない。私が気持ちよくなるのも、兄さんに快楽を与えるのも、すべて私の意志であり、私の支配の一部なのだから。 「っ、はあ、はあ……! いく、わよ、兄さん……っ。私がイくところ、目を逸らさずに、下からちゃんと見ていなさい……っ!」 私は兄さんの髪を強く掴んで顔を固定し、自分の腰を激しく前後に揺さぶりながら、クリトリスを兄さんの舌に擦りつけに擦りつけた。 兄さんの潤んだ瞳が、私の股間の奥から見上げるようにして、快楽に蕩けきった私の顔を見つめている。その絶対的な服従と崇拝の眼差しと、下半身から突き上げてくる激烈な快感の波が重なり合った瞬間――私の頭の中が真っ白な閃光で埋め尽くされた。 「んくっ、あああああっ……!!」 全身を弓なりに反らせ、私は兄さんの顔面の上で激しく絶頂した。 膣の奥がキュウキュウと音を立てるほど強く収縮し、熱い潮にも似た蜜がぷしゃっと吹き出して、兄さんの口元から顎、首筋にまでたっぷりと降り注ぐ。 兄さんはそれを一滴もこぼすまいと、むせ返りながらも必死に喉を鳴らして飲み干し、私の痙攣が収まるまで優しく、丁寧に舌で秘裂を舐め続けてくれたわ。 「……はあ、はあ、んっ……ふぅ……」 荒い息を整えながら、私はゆっくりと兄さんの顔の上から腰を浮かせ、再び兄さんの腹の上へと跨り直した。 私の愛液でぐしょぐしょに濡れ、甘いメスの匂いを顔中に塗りたくられた兄さんが、恍惚とした表情で肩で息をしている。 その姿を見下ろすと、私の胸の奥から、どうしようもないほどの愛おしさと、もっともっとこの人を壊してしまいたいという嗜虐的な支配欲が、同時に湧き上がってくるの。 「……とても上手だったわ、兄さん。私の蜜、美味しかったでしょう?」 私は自分の指先で、兄さんの唇の端に残っていた透明な滴を拭い取り、それを兄さんの口の中へと押し込んだ。兄さんは私の指先をちゅっと吸い込み、舌でチロチロと舐めながら、潤んだ瞳で頷く。 「あ、ああ……すごく、甘くて、美味しかった……っ。もっと、お前のすべてを俺にくれ……」 「ふふ、欲張りね。でも、これからよ。……兄さんのここ、ずっと放置されて、もう限界みたいに涙を流しているわね」 私の視線が、兄さんの股間で天を突くように反り立つ剛直へと向けられる。 私が顔面騎乗でイっている間、一度も触れられることなく放置されていた兄さんのモノは、どす黒いほどに充血し、先端から垂れ落ちた我慢汁がシーツにいくつもの染みを作っていた。 私はゆっくりと腰を浮かせ、兄さんの怒張の真上に自分の濡れそぼった秘裂を合わせた。 すぐに入れてあげるつもりなんてないわ。まずは、私の熱く濡れた割れ目の唇で、兄さんの硬い竿を上から押し潰すようにして挟み込み、ぬるぬると前後に滑らせる素股から始めるの。 「っ、ぐ、ああああっ……!?」 亀頭のカリ首が私のクリトリスと小陰唇に引っかかり、粘り気のある水音を立てて擦れ合うたび、兄さんの口から悲鳴のような喘ぎ声が漏れる。 「ほら、兄さん。入っているみたいでしょう? でも、まだ入れてあげないわ。兄さんがどれだけ私のここを欲しがっているか、自分の口でちゃんとおねだりするまではね」 私は冷たい微笑みを浮かべたまま、見せつけるように自分の手で秘裂を左右に開き、兄さんの亀頭が私のピンク色の膣口にぷにぷにと押し当てられては滑り抜けていく様子を、兄さん自身の目で見えるようにしてあげた。 「あ、ああっ、頼む……っ! 焦らさないでくれ……っ、お前のなかに、入れてくれ……っ!」 「私のどこに、何を、どうしてほしいの? 曖昧な言葉じゃわからないわ、兄さん。いつものように、一番恥ずかしい言葉で、私に懇願しなさい」 私が腰の動きをピタリと止め、亀頭の先端だけを膣口に浅く引っ掛けた状態で冷たく見下ろすと、兄さんは顔をくしゃくしゃに歪めて、プライドも理性もすべてかなぐり捨てた声で叫ぶ。 「お、お前の、熱くてトロトロのおまんこに……っ、俺のチンポを、根元まで全部、飲み込んでください……っ! お前の中に入れて、俺を気持ちよくしてください、お願いします……っ!」 その言葉を引き出した瞬間の、背筋が凍るような優越感と、子宮の奥がキュンと疼くような深い充足感。 「……ええ、いいわよ、兄さん。そこまで言うなら、私の特別な場所で、兄さんのその哀れなモノを包み込んであげる」 私は兄さんの両手首を上から自分の両手で押さえつけ、ベッドに縫い止めるような体勢をとると、そのままゆっくりと、重みを使って腰を沈めていった。 「あ、あ、あああああっ……!!」 「んっ……、ふ、ああ……っ、はいって、くる……っ」 ズブズブ、と粘膜同士が擦れ合い、押し広げられる生々しい感触とともに、兄さんの熱くて硬い塊が、私の最も深い場所へと侵入してくる。 先ほど一度絶頂を迎えて柔らかくほぐれ、蜜で満たされていた私の膣内は、兄さんの形にぴったりと吸い付き、無数のヒダが兄さんの竿を歓迎するようにうねりながら絡みついていく。 根元まで完全に飲み込み、私のお尻が兄さんの太ももの付け根にぴたりと重なった瞬間、私たちは同時に深い吐息を漏らした。 繋がった。 兄さんと私が、ひとつの生き物みたいに、一番深い場所で隙間なく結びついている。 この瞬間だけは、私を常に苛んでいる「いつか兄さんを失うかもしれない」という恐怖が、嘘のように消え去っていくの。兄さんの熱い脈動を私のお腹の奥で直接感じ、兄さんの視界を私ひとりで埋め尽くし、兄さんの呼吸さえも私の腰の動きひとつで自在に操ることができる。 これこそが、私の求めていた絶対的な安心。そして、甘美なる支配。 「……動かないでね、兄さん。兄さんはただ、私の下で喘いでいればいいの。私が、私の好きなように、兄さんを犯してあげるから」 私はベッドに縫い止めていた兄さんの手首から手を離し、代わりに自分の胸元へと手を持っていくと、ネグリジェの肩紐を自ら滑り落とした。 薄い布が腰までずり落ち、朝の光の中に、私の白い乳房と、すでに硬く尖りきった桜色の乳首が露わになる。 私は兄さんを見下ろしたまま、自分の手で自らの胸を揉みしだき、見せつけるように腰をゆっくりと上下に動かし始めた。 「あっ、んっ……、どう、兄さん? 妹のこんな姿を見ながら、下から突き上げられる気分は……っ」 「や、やばい……っ、お前の中、すごく熱くて、締め付けてきて……っ、なのに、顔はそんなに冷静で……頭が、おかしくなる……っ!」 私はわざと表情を崩さず、氷のような美貌にうっすらと嗜虐的な笑みだけを浮かべて、リズミカルに、けれど深く抉るように腰を振り続ける。 ズチュ、グチュ、パン、パン、と、静かな部屋の中に、私たちの肌と粘膜がぶつかり合う淫らな音だけが響き渡る。 もちろん、本当は私だって、冷静でいられるはずがないわ。 腰を落として兄さんの亀頭が私の子宮口をコツコツとノックするたび、背骨を駆け上がるような甘い電流に脳が揺さぶられ、声のトーンを保つのに必死なのだから。 でも、私が余裕を見せて上から見下ろせば見下ろすほど、兄さんは自分の無力さと、妹に完全に支配されているという背徳感に煽られて、どんどん深く私に溺れていく。それを知っているから、私は最高の支配者であり続けるの。 「ほら、兄さん……もうすぐイきそうな顔をしているわね。でも、ダメよ。私がいいと言うまで、勝手にイくことは許さないわ」 兄さんの腰が小刻みに震え始め、膣内で兄さんのモノが一段と大きく膨張したのを察知して、私は意地悪く腰の動きを緩め、円を描くようにねっとりとグラインドさせながら膣壁をきゅっと引き締めた。 「ひっ、ぐ、うあああっ……! ま、待ってくれ、もう、出そうだ……っ、我慢、できない……っ!」 「我慢できないじゃないわ。我慢するの。もし私の許可なく勝手にイったら……今日は一日中、兄さんのここを縛り上げて、寸止めばかりで一度もイかせてあげないわよ。それでもいいの?」 私の冷酷な宣告に、兄さんは涙目で首を横に振り、必死に奥歯を噛みしめて射精感を堪えようとする。 その苦悶と快楽に歪んだ顔が、どうしようもなく愛おしくて、私の子宮がキュウキュウと疼いてたまらない。 私はそのまま上半身を前に倒し、兄さんの唇を上から奪った。 「んっ……、ちゅ、れろ……っ、んふっ……」 さっき私の愛液を舐め取ったばかりの兄さんの口の中に、私の舌を深く差し込み、兄さんの舌と激しく絡み合わせる。私の味と、兄さんの味が混ざり合った唾液を交換しながら、私の腰は再び激しさを増していく。 もう、私自身の限界も近かった。 兄さんと舌を絡め合い、兄さんの苦しげな吐息を直接飲み込みながら、お腹の奥を兄さんの熱い塊で何度も何度も抉り抜かれる快感。 兄さんを支配しているつもりが、実のところ、兄さんの存在そのものに心の底から支配され、依存しきっているのは私の方なのだと、身体の奥底が叫んでいる。 だからこそ、私は兄さんと一緒に、同じ瞬間に果てたい。兄さんの熱を、私の最も深い場所で受け止めて、私たちの境界線を完全に溶かしてしまいたい。 「んっ、ぷはっ……! あ、兄さん……っ、もう、いいわよ……っ。私も、もうすぐイくから……っ、一緒に、私の一番奥に、兄さんのすべてを出しなさい……っ!」 私が唇を離し、潤んだ瞳で兄さんの目を覗き込みながら、最後の追い込みをかけるように激しく腰を打ち付けると、兄さんの理性のタガが完全に外れた。 「あああっ、で、出る……っ! お前の中に、全部、出るうううっ!!」 「きてっ、兄さん……っ! 私の奥に、兄さんの熱いの、全部ちょうだい……っ、あああああっ!!」 私が最後に深く腰を沈め、膣壁のすべてで兄さんの剛直を万力のように締め上げた瞬間、私自身も二度目の激しい絶頂へと突き落とされた。 それと同時に、私の最奥に押し当てられた兄さんの先端から、灼熱の奔流がドクン、ドクンと凄まじい勢いで解き放たれる。 「んっ、あ、あああっ……! 熱い……っ、兄さんの、おなかの中で、すごく跳ねてる……っ!」 一度、二度、三度……終わりのないような脈動とともに、兄さんの濃厚な白濁液が私の子宮口へと直接叩き込まれ、私の内側を隙間なく満たしていく。 私は快楽の余韻でビクビクと痙攣する身体のまま、兄さんの胸に倒れ込み、兄さんの首筋にぎゅうっと腕を巻き付けた。 兄さんの心臓が、私の胸の下で早鐘のように激しく打っている。兄さんの荒い呼吸が、私の耳元を熱く撫でる。 そして、私の胎内には、兄さんの証がたっぷりと注ぎ込まれている。 「……はあ、はあ……ねえ、兄さん」 私は兄さんの首筋に顔を埋めたまま、誰にも聞かれたくない小さな子どものような声で、ぽつりと呟いた。 「……どこにも、行かないでね。ずっと、こうして私の中にいて。私だけの兄さんでいて……お願いだから、私をひとりにしないで……」 普段の冷酷な女王のような態度からは想像もつかない、私の本当の、脆くて弱い本音。 それを聞いた兄さんの腕が、ゆっくりと私の背中に回り、震える手で私の身体を優しく、けれど力強く抱きしめ返す。 「……行かないよ。どこにも行けるわけがないだろう……。俺はもう、お前がいないと生きていけないんだから……」 その言葉を聞いた瞬間、私の唇に、再び満足げな、深くて暗い微笑みが浮かび上がる。 ええ、そうよ、兄さん。 私が兄さんに依存しているのと同じくらい、いいえ、それ以上に、兄さんを私に依存させてみせる。 この甘い地獄から、私たちはもう一生抜け出せない。でも、これこそが私たちの、世界で一番幸せな形なのだから――。 (※ここからさらに、朝の情事の後のバスルームでの奉仕、そして日常生活の中に組み込まれた精神的・肉体的な支配のディテールへと続いていくわ、兄さん……) 少し休んだら、すぐにお風呂へ行くわよ。もちろん、兄さんがひとりで立つことなんて許さない。私の肩に捕まって、足元から垂れ落ちる私たちの混ざり合った液体で床を汚しながら、一緒にバスルームまで歩くの。 ほら、ゆっくりと腰を上げるわよ……んっ、あっ……! まだ兄さんのモノが私の中で少し硬さを残しているから、抜けるときにコupッと音がして、せっかく中に出した兄さんの熱い液体が、私の割れ目からどろりと溢れ出して兄さんの太ももを伝っていくわ。 「あ、ああ……っ、もったいない……」 兄さんが思わずといった様子で呟くのを見て、私は少しだけ目を細めて微笑む。 「もったいないと思うなら、あとでまた、空っぽになるまで私の奥に注ぎ込めばいいじゃない。兄さんの身体は、私を満たすためだけにあるのだから……そうでしょう?」 「……うん。その通りだよ」 バスルームの曇りガラスの向こうは、まだ朝の静けさに包まれているわ。 私はシャワーの温度を少し高めに設定して、まず兄さんを洗い場の椅子に座らせた。 鏡の中に映る私たちの姿。兄さんは椅子に座って力なく肩を落とし、私はその前に仁王立ちになって、シャワーヘッドを片手に兄さんを見下ろしている。 「……頭を洗ってあげるわ、兄さん。目を閉じて」 温かいお湯が兄さんの髪を濡らし、泡立てたシャンプーの甘い香りがバスルームいっぱいに広がる。私の指先が兄さんの頭皮を優しくマッサージするように動くと、兄さんは安心しきったように目を閉じ、私の太もものあたりにそっと自分の額を預けてくるの。 まるで、母親に甘える小さな男の子みたい。 外の世界では「頼りになるお兄さん」「真面目な青年」として振る舞っている人が、私の前ではこうして一糸まとわぬ姿で、私の太ももに顔を擦りつけながら、私の指先の動きひとつに身を委ねている。 その事実が、私の自尊心と独占欲をどれほど甘く満たしてくれるか、兄さんはきっと一生わからないでしょうね。 でも、ただ優しくしてあげるだけでは終わらないのが、私のやり方よ。 頭の泡を洗い流したあと、私はボディソープを自分の手のひらではなく、自分の胸とお腹、そして太ももの間にたっぷりと塗りたくった。 きめ細かな白い泡に包まれた私の身体を、椅子に座ったままの兄さんの目の前に突き出し、私は冷たい声で命じるの。 「……さあ、兄さん。私の身体を洗いなさい。ただし、手を使ってはダメよ。兄さんの唇と、舌だけで、この泡を全部綺麗に拭い取るの。……できるわよね?」 兄さんが目を見開いて、ゴクリと唾を飲み込む。 「く、口だけで……? 泡を、全部……?」 「ええ。不満なの? 私の身体に触れられるだけでもありがたいと思わなくちゃ。ほら、まずは足首からよ。跪いて、床に額を擦りつけるようにして、私の足の指先から順番に舐め上げてきなさい」 私の冷酷な命令に、兄さんは一瞬だけためらうような表情を見せたけれど、私が少しだけ眉をひそめて冷たい視線を投げかけると、すぐに観念したように椅子から滑り降り、タイル張りの冷たい床の上に四つん這いになったわ。 そして、私の白い足の甲にゆっくりと顔を近づけ、泡にまみれた親指の先を、ちゅっと唇で咥え込んだの。 「んっ……ふふ、苦いでしょう、兄さん。でも、そのまま続けなさい。指の間も、足の裏も、ふくらはぎも……私の肌の1ミリたりとも残さずに、兄さんの舌で綺麗にするのよ」 「んむっ……、れろ、ちゅぱ……っ、けほっ、んっ……!」 石鹸の泡の味に少しむせながらも、兄さんは必死に舌を動かし、私の足首からふくらはぎ、そして膝の裏へと、まるで忠実な奴隷が女王の靴を磨くかのように、這いつくばって舐め上げていく。 上から見下ろす兄さんのつむじと、床に手をついてお尻を突き出した惨めなポーズ。そして、その股間では、さっき私の胎内にあれほど大量の精を吐き出したばかりだというのに、再び真っ赤に充血した剛直が、床に擦れるほど大きく膨れ上がっている。 「……本当に救いようのない変態ね、兄さんは。妹の足を舐めさせられて、石鹸の泡を飲まされて、こんな惨めな格好をさせられているのに……ここはまた、こんなに硬くしているじゃない」 私は片足を少し持ち上げて、足の裏の柔らかい土踏まずで、兄さんの股間にぶら下がる熱い塊をぐいっと踏みつけるように擦り上げた。 「ひぎっ……!? あ、あああっ……!」 泡で滑りがよくなった私の足の裏が、兄さんの敏感な竿を根元から先端へと撫で上げるたび、兄さんの全身がビクビクと跳ね、口から情けない悲鳴が漏れる。 「動かないでって言ったでしょう。足が止まっているわよ。私の太ももの内側まで、ちゃんと舌を這わせなさい」 私は片足で兄さんのモノを弄びながら、もう片方の太ももを兄さんの顔の前に突き出した。 兄さんは涙目で喘ぎながら、私の太ももの内側の、一番柔らかくて敏感な皮膚に吸い付き、泡と一緒に私の肌をちゅうちゅうと吸い上げていく。 どんどん上がってくる兄さんの舌が、やがて私の足の付け根、泡に隠れた秘裂のすぐ際まで到達したとき、私はシャワーのお湯をサッと自分と兄さんの頭から浴びせかけ、泡を綺麗に洗い流した。 お湯のカーテンの中で、濡れた髪が頬に張り付き、兄さんが息を切らしながら私を見上げている。 私はそのままバスルームの壁に背中を預けて立ち、片足を上げて洗い場の椅子の上に載せ、自分の秘所が兄さんの目の前に大きく開かれるようなポーズをとった。 「……綺麗になったわね。じゃあ、仕上げよ。お湯で流れてしまった私の味を、もう一度兄さんの舌で確かめなさい。……立ったままの私を、下から支えるようにして舐めるのよ」 兄さんは膝立ちになり、私の開かれた太ももの間に顔を埋めると、お湯で濡れたばかりの私の秘裂に、再び熱い舌を突き入れた。 「あっ、んんっ……! そう、そこ……っ、お湯よりも、兄さんの舌の方が、ずっと熱いわ……っ」 私は壁に背中をつけたまま、片手でシャワーヘッドを持って兄さんの背中にお湯をかけ続け、もう片方の手で兄さんの濡れた髪を鷲掴みにした。 バスルームに響く水音と、それに負けないくらい大きく響く、兄さんが私の秘所を貪り舐めるジュルジュルという粘着質な音。 湯気で満たされた密室の中で、兄さんの視界も、呼吸も、すべてが私の股間に封じ込められている。 「もっと、奥まで舌を入れて……っ、さっき兄さんが出したものが、まだ奥に残っているでしょう……? 自分で出したものなんだから、自分で全部、綺麗に吸い出しなさい……っ!」 私の言葉に、兄さんの舌の動きがさらに激しくなる。膣口に舌先をねじ込み、中に残っていた白濁液と私の新しい愛液が混ざり合ったトロトロの液体を、ズズッ、ジュルルッと音を立てて啜り上げ、ゴクリと喉を鳴らして飲み込んでいく。 「あ、ああっ……! いい子、よ、兄さん……っ、なんて従順で、なんて可愛い私の兄さんなの……っ!」 片足を上げた無理な体勢のまま、下から激しく責め立てられ、私の膝がガクガクと震え始める。 もし今、兄さんが私を支えている手を離せば、私はそのまま床に崩れ落ちてしまうでしょう。 私が兄さんを一方的に支配し、踏みにじっているように見えて、実はこうして兄さんに文字通り全身を支えられていなければ、私は立っていることすらできない。 その危ういバランスと、倒錯した共依存の快感が、私の背筋をゾクゾクと駆け上がり、あっという間に私を三度目の絶頂へと追い詰めていく。 「いく……っ、また、イっちゃうわ、兄さん……っ! 離さないで、私のここ、もっと強く吸って……っ、んあああああっ!!」 私は兄さんの頭を自分の股間にぎゅうっと押し付け、片足立ちのまま激しく腰を震わせて果てた。 お湯なのか、私の潮なのかも分からない熱い液体が兄さんの顔を濡らし、私はそのまま力を失って、膝立ちになっている兄さんの身体の上へと崩れ落ちるように抱きついた。 「はあ、はあ、はあ……っ、兄さん、兄さん……っ」 濡れた肌と肌がぴたりと密着し、お湯の温もりと二人の体温が溶け合う。 私は兄さんの首に腕を回し、濡れた唇で兄さんの顔中――おでこも、まぶたも、鼻先も、頬も、そして私の味でいっぱいの唇も――何度も何度も、むさぼるようにキスを浴びせかけた。 「好きよ、兄さん……愛してるわ。世界中がどうなってもいい。私には兄さんさえいれば、それでいいの……。だから、兄さんも、私以外のものなんて何も見ないで。私の中でだけ息をして、私のためだけに生きて……」 私の熱に浮かされたような囁きに、兄さんは濡れた腕で私の裸体をしっかりと抱き止め、熱っぽい瞳で私を見つめ返しながら、深く、深く頷いた。 「ああ……俺もだ。もう、お前以外の何かなんて考えられない。俺の人生も、俺の身体も、全部お前に捧げるよ……」 バスルームの白い湯気の向こうで、私たちの影がひとつに重なり合う。 でも、今日という一日はまだ始まったばかり。 朝食の時間も、昼下がりのリビングも、そして再び訪れる長い夜も……私は一瞬たりとも兄さんを解放するつもりはないわ。 兄さんが完全に「私という檻」そのものを自分の世界だと錯覚し、外に出るという概念すら忘れ去ってしまうその時まで、私の甘くて冷酷な支配は、永遠に続いていくのだから――。 (第1部・完/第2部へ続く) ……ほら、兄さん。髪、ちゃんと乾かしてあげるから、鏡の前に座りなさい。 お風呂上がりの火照った身体に、ドライヤーの温かい風が当たる感触。私の指先が兄さんの濡れた髪を梳かし、うなじから耳の裏へと優しく撫でるたび、兄さんは鏡の中でトロンと目を細めて、気持ちよさそうに肩の力を抜いているわね。 その鏡の中の兄さんの姿を、私は後ろからじっと見つめているの。 兄さんは今、バスローブ一枚だけを羽織って、前もろくに合わせないまま椅子に座っている。対する私は、もうすっかり身支度を整えて、清潔な白いブラウスに膝丈の黒いスカート、そして足元には黒いハイソックスを履いているわ。 外の世界で見せる「完璧で清楚な、氷の優等生の妹」の姿そのもの。 でも、この完璧な制服の下にある私の肌には、さっきまでバスルームで兄さんに舐め回された熱がまだ生々しく残っているし、何より、私は今、この黒いスカートの下に下着を身につけていないのよ。 「……乾いたわよ、兄さん」 ドライヤーのスイッチを切ると、部屋の中にふっと静寂が戻る。 するとちょうどその時、リビングのテーブルの上に置かれていた兄さんのスマートフォンが、ブブッ、ブブッと低く震えて着信を知らせたわ。 鏡の中で、兄さんの肩がビクリと跳ねるのが見えた。 私は無表情のままゆっくりと歩いていき、テーブルの上からそのスマートフォンを拾い上げたの。画面に表示されているのは、兄さんと同じコミュニティにいる友人――確か、兄さんに少し気がある素振りを見せていた、あの目障りな女の名前ね。 「……ねえ、兄さん。まだこんな人間から連絡が来るのね。私が前に『整理しておきなさい』って言ったはずなのに、ずいぶん甘いんじゃないかしら?」 私の声の温度が、一気に氷点下まで下がる。 兄さんは椅子から転げ落ちるようにして私の足元へと這い寄り、私の黒いハイソックスに包まれたふくらはぎにすがりつくように手を添えた。 「ち、違うんだ……! こっちからはもう連絡してない、本当に……! 向こうが勝手に掛けてきただけで、俺はもう、あいつなんかどうでもいいんだ……っ!」 「そう。どうでもいいのね? だったら、それを今ここで証明してもらいましょうか」 私は兄さんの目の前にスマートフォンの画面を突きつけ、通話ボタンをタップして、スピーカーフォンに切り替えたの。 『もしもしー? ねえ、最近全然顔出さないし、メッセージも既読にならないから心配しちゃったよ! 今日あたり、みんなで集まるんだけど、来られないかなって……』 スピーカーから流れ出す、明るくて無神経な女の声。 自分たちがすでに兄さんの世界から完全に排除されているとも知らずに、馴れ馴れしく兄さんの名前を呼ぶその声を聞いた瞬間、私の胸の奥で、どす黒いタールのような嫉妬がボコボコと泡立ち始めたわ。 私は兄さんの顎を片手でぐいっと掴んで上を向かせ、もう片方の手で自分の黒いスカートの裾をたくし上げた。 そして、下着をつけていない私の秘所を、床に膝をついている兄さんの唇へと直接押し当てながら、唇の動きだけで静かに命じたの。 ――『電話に出ながら、ここを舐めなさい。もし変な声を出して気づかれたら、どうなるか分かっているわよね?』 兄さんの瞳が驚愕と興奮で大きく見開かれ、そしてすぐに、抗えない快楽への服従の色に染まったわ。 私はスマートフォンのマイクを兄さんの口元のすぐ近くに寄せた。 「あ、ああ……っ、もしもし……? ごめん、ちょっと今、手が離せなくて……」 『えっ、そうなの? なんか息が荒くない? もしかして風邪でも引いた?』 女の呑気な声が響く中、私は兄さんの後頭部を掴んで、私のすでに濡れ始めている割れ目へとぐいっと顔を埋めさせた。 「んっ……!」 兄さんの熱い舌が、電話の向こうの女に聞こえないよう、音を忍ばせながら私の秘裂をゆっくりと舐め上げ始める。 「い、いや……風邪じゃ、ないんだ……っ。ただ、少し……んっ、今、大事な用事をしてて……」 言葉を区切るたび、兄さんの舌先が私のクリトリスをちゅうっと吸い上げ、鼻先が私の柔らかい丘にぐりぐりと押し付けられる。 電話の向こうの女と会話をしながら、実際は実の妹のスカートの中に頭を突っ込み、下着も履いていない秘所を犬のように舐め奉仕させられている兄さん。 そして、兄さんに片思いしている女の声をBGMにしながら、兄さんの舌で一番敏感な場所を責め立てられている私。 ああ……なんて残酷で、なんて甘美な時間なのかしら。 私の背筋を、これまでにないほど強烈な優越感と背徳の快楽が駆け上がっていく。 ほら、あの女、兄さんがなぜそんなに苦しそうに息を切らしているのか、夢にも思っていないわよ。兄さんの唇が今、私の愛液でべっとりと濡れ、私のメスの匂いを肺いっぱいに吸い込みながら、私の機嫌を損ねまいと必死に舌を動かしているなんて、想像すらできないでしょうね。 私はさらに意地悪く、片足を上げて兄さんのバスローブの裾を踏みつけ、はだけた隙間から覗く兄さんの勃起しきったモノを、黒いハイソックスに包まれた足の裏でぐりぐりと踏みしだいてあげた。 「っ、ぐぅ……っ!」 兄さんが声にならない悲鳴を飲み込み、私の秘裂に押し当てた口元から熱い吐息を漏らす。 『えっ、今の声なに? 本当に大丈夫? なんなら今から、様子見に行こうか? 差し入れ持ってさ!』 女がそんなお節介なことを言い出した瞬間、私の目が細まり、兄さんのモノを踏みつけている足にグッと強い力が込められた。 柔らかい布地越しに、私の足の指先が兄さんの亀頭を容赦なく挟み込み、カリ首を抉るように強く擦り上げる。 「ひっ……! い、いや、来るなっ……! 来なくていい……っ、本当に、誰にも会いたくないんだ……っ! もう、連絡も、しないでくれ……っ!」 足裏からの激しい責め苦と、私の冷たい視線に追い詰められ、兄さんはついに電話口で悲鳴のような拒絶の言葉を叫んだ。 『え……? な、なにそれ、急にそんな言い方しなくても……』 電話の向こうで女が絶句し、傷ついたように声を震わせている。 私は満足げに微笑むと、スマートフォンの画面から通話終了のボタンを押し、そのまま着信拒否とアカウントのブロック、さらには連絡先データの完全消去まで、片手の指先ひとつで淡々と終わらせたわ。 そして、電源を完全に落としたスマートフォンをソファの向こうへと無造作に放り投げると、私の股間に顔を埋めたまま荒い息をついている兄さんの髪を、優しく、本当に愛おしそうに撫でてあげたの。 「……よくできたわね、兄さん。すごくいい子だったわ。あんな邪魔な女、兄さんの世界には必要ないものね。兄さんには私さえいればいい……そうでしょう?」 「はあ、はあ……っ、あ、ああ……っ、俺には、お前しかいない……っ、お前以外の女なんて、もう見たくもないし、声も聞きたくない……っ!」 兄さんは再び私の秘裂にむしゃぶりつき、今度は音を我慢することなく、ジュルッ、ズズズッ、と部屋中に響き渡るような下品で淫らな音を立てて、私の蜜を貪り始めた。 「んっ、ああ……っ! そうよ、もっと大きな音を立てて……っ、あの女の声なんて、私の味と、このいやらしい音で、頭の中から全部塗り潰してしまいなさい……っ!」 私は立ったまま両手で自分のスカートをたくし上げ、腰を前後に激しくグラインドさせて兄さんの顔面を犯し続けた。 兄さんのモノを踏みつけていた私のハイソックスの足裏は、すでに兄さんの先端から溢れ出た大量の我慢汁でぐっしょりと濡れ、黒い生地がしっとりと透けて兄さんの肌に張り付いている。 「あっ、あ、いいわ、兄さん……っ! 兄さんが、私だけのものになっていく……っ、誰の目も届かない場所で、私のためだけに舌を使って、私の足に踏まれて悦んでる……っ!」 私の心の奥底にある、底なしの依存心。 兄さんが少しでも外の世界と繋がっているだけで壊れてしまいそうになる私の脆い心が、兄さんの社会的な繋がりをひとつずつプチプチと千切り捨てていくたびに、甘く、熱く、確実に癒やされていくのを感じるわ。 「いく……っ、兄さん、立ったまま、イっちゃう……っ! 全部、飲んで……っ、んあああああっ!!」 私の太ももがビクビクと痙攣し、立ったままの姿勢で迎えた鋭い絶頂とともに、熱い蜜が兄さんの口の中へと勢いよく溢れ出した。 兄さんは私の太ももに両手でしがみつき、ガクガクと震える私の腰を必死に支えながら、喉を鳴らしてそれをすべて受け止めてくれたわ。 「……ふぅ、はあ……んっ……」 余韻に震えながら、私はゆっくりとスカートの裾を下ろし、乱れた呼吸を整えた。 でも、兄さんの股間は、私のハイソックスに踏まれたまま、今にも破裂しそうなほど赤黒く膨れ上がり、ビクンビクンと切なげに脈打っているわね。 「……苦しそうね、兄さん。朝からずっと焦らされて、さっきも電話の合間に足で踏まれただけで、まだ一度もその汚い欲望を吐き出せていないものね」 私が少しだけ足を動かして、濡れたハイソックスのつま先で亀頭の裏筋をツンツンと突いてあげると、兄さんは床に手をついたまま、情けない声で喘ぎながら腰を揺らす。 「あ、ああっ……! お、お願いだ……っ、もう、限界なんだ……っ、お前の足でもいい、なんでもいいから、イかせてくれ……っ!」 「ダメよ。そんな簡単にイかせてあげるわけないでしょう?」 私は冷たく言い放つと、部屋の隅にあるチェストの引き出しから、黒い革製の首輪と、同じ革でできた柔らかい手枷を取り出してきた。 それを見た瞬間、兄さんの喉がゴクリと鳴り、恐怖よりもさらに強い、条件反射的な興奮でその剛直がビクッと跳ね上がるのを、私は見逃さなかったわ。 「さあ、兄さん。ソファの前に移動して、後ろ手で手首を出しなさい」 私の静かな命令に、兄さんは一言も逆らわず、膝で床を這うようにしてソファの前へと移動し、背中の後ろで自らの両手首を揃えて差し出した。 カチリ、と金具が噛み合う冷たい音。 兄さんの両手が背中の後ろで拘束され、続いてその白い首筋に、黒い革の首輪がぴったりと巻き付けられる。 私は首輪に繋がったリードを片手で持ち、ソファに深く腰掛けて、足を組んだ。 私の足元には、バスローブの前が完全に開け放たれ、後ろ手で縛られたまま膝をついている兄さん。 私はリードをグイッと引っ張り、兄さんの顔を私の組んだ足のつま先――さっき兄さんの我慢汁で濡れたばかりの黒いハイソックスの先端へと引き寄せた。 「……まずは、自分で汚した私の靴下を、舌で綺麗に舐め取りなさい。自分の我慢汁の味、どんな味がするか教えてくれる?」 「んっ……、れろ、ちゅぱ……っ、あ、あぁ……っ」 後ろ手で自由を奪われたまま、兄さんは首を前に伸ばし、私の足の指先を覆う黒い布地を、舌を出してペロペロと舐め始めた。 布越しに伝わる兄さんの舌の熱と湿り気。 「しょっぱくて……っ、お前の足の匂いと混ざって……すごく、頭がクラクラする味がする……っ」 「ふふ、変態ね。でも、まだまだこれからよ」 私はリードをさらに引き寄せ、兄さんの身体を私の両脚の間へと誘導した。 そして、私は自分のスカートの裾を再びまくり上げ、今度は兄さんに舐めさせるのではなく、後ろ手で縛られたまま膝立ちになっている兄さんの股間へと、私のハイソックスに包まれた両足を伸ばしたの。 「っ、あ、あああっ……!?」 両足の裏で、兄さんの熱く滾る竿を左右から挟み込み、ぎゅうっと圧迫する。 私の足の裏には、さっきの我慢汁と、兄さんが舐めた唾液がたっぷりと染み込んでいるから、黒いハイソックスの繊維が兄さんの敏感な粘膜に絶妙な摩擦を与えながら、ヌルヌルと卑猥な音を立てて上下に滑り始める。 「どう、兄さん? 私の足で扱かれる気分は。手も使えない、逃げることもできないまま、妹の足裏でこうして惨めに弄ばれるのが、兄さんは一番好きなんでしょう?」 「あ、あああっ……! す、すごい……っ、お前の足、柔らかくて、なのに靴下の目が擦れて……っ、き、気持ちいい……っ!」 私はソファの背もたれにゆったりと身を預け、冷ややかな視線で兄さんの顔を上から見下ろしながら、両足を器用に動かして兄さんのモノを扱き続けた。 時には足の親指と人差し指の間でカリ首を挟み込んでぐりぐりと捻り、時には両足の土踏まずで竿全体を包み込んで高速で上下に擦り上げる。 さらに、片方の足のかかとで、兄さんの下にぶら下がる二つの玉袋を、潰れない程度の絶妙な力加減でぐいっ、ぐいっと押し潰すように刺激してあげるの。 「ひぎぃっ……! た、玉まで、踏まれたら……っ、あ、あああっ、ダメだ、すぐに出ちゃう……っ、イク、イっちゃう……っ!」 兄さんの全身が激しく痙攣し、腰が前に突き出されて、先端から白濁液が飛び出しそうになる――その寸前で、私はパッと両足を離し、兄さんのモノからすべての刺激を奪い去った。 「……っ、あ、ああああ……っ!?」 絶頂の直前で梯子を外され、兄さんは虚空に腰を突き出したまま、魚のように口をパクパクさせて悶絶する。 先端からは、出かかった精液と我慢汁が混ざり合った白く濁った雫が、タラリとひとすじ垂れ落ちて床を汚しただけ。 「……誰がイっていいと言ったかしら、兄さん?」 私は組んだ足を揺らしながら、氷のように冷たい声で問いかけた。 「あ、ああ……っ、ご、ごめんなさい……っ、でも、もうお腹の奥が痛いくらいに溜まってて……っ、頼む、イかせてください、お願いします……っ!」 涙と涎でぐしゃぐしゃになった顔を振り乱し、首輪のリードを揺らしながら必死に懇願する兄さん。 その惨めで、哀れで、どうしようもなく私に依存しきった姿を見ていると、私の胸の奥がキュウッと締め付けられ、私の秘所からまた新しい蜜が太ももを伝って流れ落ちてくるのを感じるわ。 「そんなにイきたいの? だったら、私の足じゃなくて、ちゃんと私のここを使ってイかせてあげるわ。……ただし、条件があるの」 私はソファから立ち上がり、今度は兄さんをソファの上に仰向けに押し倒した。 後ろ手で縛られたままの兄さんは、自分の腕で身体を支えることもできず、無防備に胸と股間をさらけ出した状態でソファの上に転がる。 私はその上に跨り、今度は前向きではなく、兄さんの足元の方を向く「背面騎乗位」の体勢をとったの。 兄さんの目の前には、私の白いブラウスの背中と、たくし上げられた黒いスカート、そしてその下から突き出された私の丸いお尻と、愛液でテラテラと光る秘裂、さらにはそのすぐ下にある小さな菊門までが、あられもなく晒されている。 「……条件というのはね、兄さん。今から私が後ろ向きで兄さんのモノを入れて、動いてあげる。でも、兄さんは絶対に自分から腰を動かしてはダメ。そして、イきそうになったら、必ず『イきそうです、イかせてください』って私に申告して、私の許可が下りるまで絶対に射精を我慢すること。……わかるわね?」 「わ、わかった……っ! 絶対に、我慢する、言う通りにするから……っ!」 「いい返事ね。じゃあ、入れるわよ……ほら、私の後ろ姿と、兄さんのモノが私のお尻に飲み込まれていくところを、しっかり見ていなさい」 私は片手を後ろに回して兄さんの反り立つ竿を掴み、自分の濡れそぼった膣口へとあてがうと、見せつけるようにゆっくりと腰を落としていった。 「あ、あああっ……! はいって、いく……っ、俺のが、お前のお尻の中に、全部消えていく……っ!」 「んっ……、ふ、ああ……っ! うしろ向きだと、いつもと違う場所に、カリが引っかかって……っ、すごく、深い……っ!」 ズブズブと根元まで完全に飲み込むと、私のお尻の柔らかい肉が兄さんの下腹部にぴたりと密着し、私の秘裂が兄さんの竿を隙間なく咥え込んだ。 私は兄さんの太ももに両手をつき、背中を美しく反らせながら、お尻を前後にくねらせるようにして腰を動かし始めた。 パン、パン、グチュ、ズチュッ……と、お尻の肉が波打ち、結合部から白い泡立った愛液が溢れ出して、兄さんの股間をぐしょぐしょに濡らしていく。 その一部始終が、仰向けに縛られた兄さんの目の前で、まるで極上のポルノ映画のようにリアルタイムで繰り広げられているのよ。 「あっ、んっ……どう、兄さん? 外では誰にも隙を見せないクールな妹が、兄さんの上でお尻を振って、こんなふうに乱れているわよ……っ」 私は背後の兄さんを振り返り、乱れた黒髪の間から、熱っぽく潤んだ瞳と、わざと冷酷に歪めた唇を見せて微笑んだ。 「あ、あああっ……! エロすぎる……っ、お前のお尻が、目の前で跳ねて、俺のチンポを締め付けて……っ、あ、ダメだ、もう、イきそうだ……っ! イきそうです、イかせてください……っ!」 背面騎乗位の激しい視覚的刺激と、いつもとは違う角度で裏筋を擦り上げる私の膣壁のうねりに、兄さんはわずか数分で限界を迎え、悲鳴のような声で申告してきたわ。 「……ふふ、ちゃんと言えたわね。でも、まだダメよ、兄さん」 私は腰の動きをピタリと止め、代わりに膣の奥の筋肉だけをキュウッ、キュウッとリズミカルに収縮させて、兄さんの亀頭を甘く締め上げた。 「ひっ、ぐ、うあああっ……!? と、止まってるのに、中が、うごいて……っ、で、出ちゃう、勝手に出ちゃう……っ!」 「出したらどうなるか、言ったわよね? 歯を食いしばって、お腹に力を入れて、その汚い精液を奥で止めなさい。私の許可が出るまで、一滴たりとも漏らすことは許さないわ」 私は兄さんの太ももを爪が食い込むほど強く掴み、冷徹な声で命じた。 兄さんは首筋に血管を浮き立たせ、顔を真っ赤にして、今にも噴き出しそうな射精の衝動を、全身をガタガタと震わせながら必死に押し殺す。 膣の中で、兄さんのモノがドクン、ドクンと苦しげに脈打ち、我慢汁だけが大量に溢れ出して私の子宮口を濡らしていくのが、私にもハッキリと分かったわ。 「……あ、はあ……っ、すごいわ、兄さん……っ。私の中で、兄さんのモノが、泣いてるみたいにビクビクしてる……っ」 その、極限まで追い詰められた兄さんの肉体の反応を胎内で直接感じ取った瞬間、私自身の快感が一気に跳ね上がった。 兄さんの射精を私の言葉ひとつで完全にコントロールしているという全能感。そして、兄さんが私を失うことを恐れて、狂いそうなほどの快楽の奔流に必死で耐えているという事実。 それが私の最も深い性癖を刺激し、私は兄さんを寸止めしたまま、自分だけがお尻を激しくグラインドさせて快楽を貪り始めたの。 「あっ、んんっ……! ごめんなさいね、兄さん……っ、兄さんが我慢しているのに、私だけ、すごく気持ちよくなっちゃって……っ! だって、兄さんのが、いつもよりずっと硬くて、大きくて、私の奥をゴリゴリって抉るんだもの……っ!」 「う、うあああっ……! う、動かないでくれ……っ、そんなに腰を回されたら、本当に、我慢できない……っ、イっちゃう、イっちゃうううっ!!」 「ダメっ、まだ我慢しなさいっ! 私が先にイくまで、そのままの硬さで私を気持ちよくし続けなさい、兄さんっ……! んくっ、あああああっ!!」 私は背中を大きく仰け反らせ、兄さんの剛直を膣全体でギチギチに締め上げながら、激しい絶頂に達した。 私の愛液が結合部からぷしゃっと噴き出し、兄さんの下腹部と太ももをびしょ濡れにする。 そして、私の絶頂による強烈な膣の痙攣と締め付けを受けながらも、兄さんは涙をこぼし、首輪が食い込むほど首を反らせて、奇跡的に射精を堪えきったのよ。 「……はあ、はあ、はあ……っ。……す、すごいわ、兄さん……。本当に、我慢できたのね……」 私は荒い息をつきながら、兄さんの上から一度腰を浮かせ、ズボッと音を立てて兄さんのモノを解放した。 極限の寸止めと私の絶頂の締め付けに耐え抜いた兄さんの剛直は、まるで鉄の棒のように反り返り、先端からは透明な液体と白い液体が混ざり合ったものが、糸を引いてダラダラと垂れ流されている。 私は向きを変えて、再び正面から兄さんの上に跨り、後ろ手で縛られて涙目で喘いでいる兄さんの顔を、両手で優しく包み込んだ。 「……えらいわ、兄さん。私の言いつけを、ちゃんと守れたわね。……苦しかったでしょう? 辛かったでしょう? ごめんなさいね、こんな意地悪な妹で……」 さっきまでの氷のような冷酷さが嘘のように、私は世界で一番甘く、慈愛に満ちた声で兄さんに語りかけ、兄さんの涙で濡れたまぶたや頬に、チュッ、チュッと優しいキスを無数に降らせた。 これよ。この、極限の苦痛と支配のあとに与えられる、圧倒的な甘やかしと肯定。 これこそが、兄さんの脳を完全に焼き切り、私以外の人間からのどんな優しさでも満足できない身体へと変えてしまう、私だけの猛毒なの。 「う、ううっ……お、お前に褒めてもらえるなら、俺は、どんなに苦しくてもいい……っ。でも、お願いだ、もう頭がおかしくなりそうなんだ……っ、お前の中で、イかせてくれ……っ!」 兄さんが私の手のひらに頬を擦りつけ、完全に心が折れ、ただ私からの救済だけを求める瞳で懇願する。 私の胸が、愛おしさで張り裂けそうになるわ。 私は兄さんの背中の下に手を入れて、カチリと手枷を外してあげた。ただし、首輪だけはそのまま残してね。 「ええ、いいわよ、兄さん。よく頑張ったご褒美に、私のすべてで兄さんを抱きしめて、一番気持ちいいやり方で全部出させてあげる。……ほら、自由になったその手で、私を強く抱きしめなさい」 私がそう囁きながら、再び自分の秘裂に兄さんの限界を迎えたモノをあてがい、一気に根元まで腰を沈めると――。 「あ、あああああっ……!!」 「んっ、ああ……っ! 熱い、兄さんのが、入った瞬間から、もう爆発しそうになってる……っ!」 自由になった兄さんの両腕が、私の背中と腰にまるで溺れる者が救命具にしがみつくかのように、痛いほどの力で巻き付いてきた。 私も兄さんの首に腕を回し、首輪の感触を指先で確かめながら、兄さんの唇を深く、激しく奪い取った。 「んむっ、ちゅ、じゅるるっ……! んっ、ふあっ……いいわよ、兄さん、もう我慢しなくていい……っ! 私の腰の動きに合わせて、兄さんも下から突き上げて……っ! 私の中に、兄さんの溜め込んだもの、一滴残らずぶちまけなさい……っ!」 私が許可を与えた瞬間、兄さんは獣のような唸り声を上げ、ソファの上で激しく腰を跳ね上げ始めた。 私もそれに応えるように、ブラウスのボタンが弾け飛ぶのも構わず、長い黒髪を振り乱して、兄さんの上で狂ったように腰を打ち付ける。 パン、パン、パン、グチュ、ズチュッ、と、肉と肉が激しくぶつかり合う音がリビング中に木霊する。 先ほどまで「冷酷な支配者」と「従順な奴隷」だった私たちは、この最後の瞬間だけは、互いの存在なしでは一瞬たりとも生きられない、ただの孤独で狂おしい二人の人間として、激しく求め合い、溶け合っていく。 「あ、ああっ、イク……っ! 今度こそ、ほんとうにイクっ……! お前の中に、全部出すぞおおおっ!!」 「きてっ、兄さん……っ! 私を、兄さんの精液でいっぱいに満たして……っ、私も、またイくっ、一緒にイくうううっ!!」 兄さんが私の腰を両手で強く引き寄せ、限界まで深く突き上げたその瞬間。 私の膣内が強烈な痙攣を起こして兄さんの竿を絞り上げ、それと同時に、ずっと堰き止められていた兄さんの灼熱の奔流が、決壊したダムのように私の最奥へと一気にほとばしった。 「んぎっ、あああああっ……!! す、すごい、勢い……っ、おなかの奥が、兄さんの熱いの、で、火傷しそう……っ!!」 ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ……! 先ほどの寸止めで極限まで濃縮され、膨れ上がっていた精液が、信じられないほどの量と勢いで私の子宮口を直撃し、膣内から溢れ出して結合部からも白く泡立ちながら噴きこぼれていく。 あまりの快感の激しさに、兄さんは白目を剥きかけ、首輪をつけた首をガクガクと震わせながら、私の肩口に顔を埋めて長い、長い絶頂の呻き声を上げ続けた。 どれくらいの時間、そうして抱き合っていたかしら。 ようやく兄さんの脈動が収まり、二人の荒い呼吸だけが静かなリビングに響くようになった頃、私は兄さんの背中に回していた腕にさらに力を込め、耳元でそっと囁いたの。 「……ねえ、兄さん。気持ちよかったでしょう? こんなふうに兄さんを極限まで追い詰めて、こんなにもたくさんの快楽を与えられるのは、この世界で私しかいないわ」 「はあ、はあ……あ、ああ……っ、もう、体中の力が抜けて、指一本動かせない……っ、頭の中が、お前のことでいっぱいだ……」 「ええ、それでいいの。もう外の世界のことなんて、何ひとつ考えなくていい。あんな電話をかけてくる女も、兄さんの友達も、全部私が消してあげたから……。今日から兄さんは、この首輪をつけたまま、この部屋で、私のペットとして、私の恋人として、私だけの兄さんとして生きていくのよ」 私が首輪のリングに指を引っ掛けて、軽くチョンと引いてみせると、兄さんは虚ろに蕩けた瞳で私を見上げ、うっとりと幸せそうに微笑みながら頷いた。 「……うん。俺は、お前のものだ……。ずっと、この首輪をつけて、お前のそばにいるよ……」 その言葉に、私の胸の奥が、泣き出したくなるほどの幸福感と安心感で満たされていく。 ああ、やっと手に入れた。 誰にも邪魔されない、誰にも奪われない、私だけの兄さん。 でもね、兄さん。夜はまだこれからよ。 昼下がりの太陽が傾き、部屋の中が暗い影に包まれる頃には、私はもっと深く、もっと甘く、兄さんの心と身体の最後の境界線すらも溶かし尽くすような、特別な夜の支配を始めるつもりなのだから――。 (第2部・完/第3部へ続く) ……ねえ、兄さん。もうすっかり夜が更けたわね。 部屋の明かりはすべて消して、ベッドサイドの小さな間接照明だけをつけているの。でも、今の兄さんには、その仄かな光さえも見えていないはずよ。 だって、兄さんの目は今、私が結んだ黒いシルクのアイマスクでしっかりと覆われているし、両手はベッドのヘッドボードに柔らかいリボンで括り付けられて、頭の上にバンザイをするような形で固定されているのだもの。 そして首には、昼間からずっと外していない、あの黒い革の首輪。 視覚を奪われると、人間の他の感覚――聴覚や、触覚や、嗅覚は、驚くほど鋭敏になるのよ、兄さん。 ほら、私がこうしてベッドの縁に腰掛けて、衣擦れの音をさせながら、昼間着ていたブラウスとスカートをゆっくりと脱ぎ捨てている音……兄さんの耳には、まるで脳の奥を直接撫でられるみたいにハッキリと聞こえているでしょう? シュル、と黒いハイソックスを足首から抜き去る音。 そして、一糸まとわぬ裸になった私が、シーツを軋ませながら兄さんの身体の上へと這い上がっていく気配。 まだ私の肌は兄さんに1ミリも触れていないのに、目隠しをされた兄さんの鼻孔がヒクヒクと広がり、私から漂う甘い体温と、すでにしっとりと湿り始めたメスの匂いを必死に探し当てようとしているわね。 「……兄さん。暗くて、何も見えなくて、怖い?」 私が兄さんの耳元に唇を限りなく近づけ、息だけが耳の穴の奥に吹き込まれるような距離で囁くと、兄さんの全身がビクンッと大きく跳ねた。 「はあ、はあ……っ、こ、怖くはないよ……っ。お前が、すぐそばにいるって、匂いでわかるから……っ」 「ふふ、そう。鼻まですっかり、私の飼い犬みたいになったわね。……じゃあ、今の私がどんな顔をして兄さんを見下ろしているか、当ててみなさい」 私の冷たい指先が、兄さんの無防備に晒された脇腹から肋骨の上を、蜘蛛が這うみたいにゆっくりと、焦らすように辿っていく。 視覚を奪われた兄さんにとっては、私の指が次にどこに触れるのか予想もつかないから、指先が動くたびに筋肉がピクリと引き攣り、浅い喘ぎ声が漏れるのよ。 「き、きっと……いつもの、冷たくて綺麗な目で……でも、少しだけ頬を赤くして、俺を見下ろしてる……っ」 「半分正解で、半分間違いよ、兄さん」 私は兄さんの胸の上にそっと自分の両胸を押し当て、すでに硬く尖っている私の乳首で、兄さんの乳首を上から擦り上げるように身体を揺らした。 「あっ、んっ……! お、お前の胸が、当たって……っ!」 「今の私の顔はね、兄さんに見せられないくらい、ぐちゃぐちゃに蕩けて、欲情しきっているのよ。兄さんがこうして縛られて、目隠しをされて、私のことだけを全身で感じ取ろうとしている姿を見ているだけで……私のお腹の奥がキュウキュウと疼いて、太ももの間から熱い蜜が止まらないの」 私は兄さんの手を少しだけ引っ張ることはせず、代わりに自分の片手を取って、兄さんの顔のすぐ近く、その震える唇へと自分の指先を押し当てた。 その指先は、ついさっき私自身の秘裂に差し込んで、溢れ出る愛液をたっぷりと絡め取ってきたばかりの指よ。 「……ほら、舐めてごらんなさい、兄さん。目が見えなくても、私がどれだけ兄さんに興奮しているか、舌で味わえばわかるでしょう?」 「んっ……、ちゅ、れろ……っ、んむ、ちゅぱ……っ」 兄さんは暗闇の中で、私の指先にむしゃぶりつくように吸い付き、第一関節から付け根まで、ねっとりと舌を絡ませて愛液を舐め取っていく。 一本ではなく、二本、三本と兄さんの口の中へと指を深く差し込み、兄さんの舌を上から押さえつけて喉の奥を軽く突いてあげると、「おぐっ、んんっ……」と苦しげに咽びながらも、兄さんは涎を垂らして私の指を必死にしゃぶり続けるわ。 その、赤ん坊がおっぱいを吸うみたいに無垢で、同時にどうしようもなく淫靡な吸引の感触が指先から伝わってきて、私の背筋がゾクゾクと粟立つの。 「いい子ね……じゃあ、次はこっちよ」 私は兄さんの口から唾液と愛液でまみれた指を引き抜くと、その濡れた指先で、兄さんのアイマスクの下から覗く頬を撫で、そのまま胸元、腹筋の割れ目、そして朝の始まりから何度吐き出しても決して衰えることのない、兄さんの熱く反り立つ剛直へと指を滑らせた。 「っ、あ、あああっ……!」 「一日中、あんなにたくさん出したのにね。朝も、お風呂でも、昼下がりのリビングでも……兄さんの中は、まるで底なしの泉みたいに、私のために何度でも熱くなるのね」 私は兄さんのモノを握るのではなく、人差し指の腹ひとつだけで、裏筋の根元からカリ首、そして先端の鈴口へと、気が遠くなるほどゆっくりと、優しくなぞり上げた。 暗闇の中で触覚が極限まで研ぎ澄まされている兄さんにとって、その羽根で撫でるような微細な刺激は、強く扱かれるよりもずっと残酷で、脳髄を直接掻き回されるような快感となって襲いかかるの。 「ひっ、あ、ああ……っ! そ、そんな、指一本だけで、焦らさないでくれ……っ! もっと、強く握って、お前の手で、メチャクチャにしてくれ……っ!」 兄さんがヘッドボードのリボンを引っ張り、腰を浮かせて私の指先に自分のモノを擦りつけようとするけれど、私はサッと指を引いて、その動きを空振りさせるわ。 「ダメよ、兄さん。自分から腰を動かしたら、触ってあげないって言ったでしょう? 今夜の兄さんは、ただの『受け身の人形』なの。私が与える刺激だけを、一滴残らず、全身の神経を集中させて味わいなさい」 私は兄さんの両脚の間に自分の身体を滑り込ませると、今度は指ではなく、私自身の長い黒髪を束ねて、その毛先で兄さんの亀頭と玉袋をサワサワと撫で回した。 「あ、あああっ……!? な、なに、これ……っ、お前の髪か……っ!? くすぐったくて、なのに、すごくゾクゾクして……っ、頭が、おかしくなる……っ!」 シャンプーの甘い香りがする私の黒髪が、兄さんの最も敏感な粘膜をチクチクと、あるいはシルクのように滑らかに撫で上げていく。 そして次の瞬間、私はその黒髪をかき分け、私自身の熱い唇で、兄さんの先端を前触れもなくパクッと咥え込んだの。 「うぐっ、あああああっ……!!」 視覚を奪われた暗闇の中で、突然訪れた、湿って熱い口腔の感触。 私の舌が、亀頭の冠をぐるりと一周舐め回し、裏筋の窪みに舌先を押し当ててジグザグに小刻みに震わせる。そして、鈴口から溢れ出る我慢汁を、ジュルッ、チュウウッ、と頬が凹むほど強い吸引力で吸い上げてあげた。 「ひぎぃっ……! お、お前の口、すごく熱くて……っ、そんなに吸われたら、すぐに出ちゃう……っ!」 普段、私が兄さんに足を舐めさせたり、私の秘所を奉仕させたりすることはあっても、私の方から兄さんのモノを口に含んであげることは滅茶苦茶に少ないわよね。 だからこそ、たまこうして私が「究極のご褒美」として口を使ってあげると、兄さんはもう、理性のカケラも残らないほどパニックになって、快楽の渦へと引きずり込まれてしまうの。 「んっ……、ちゅぱ、れろ……っ。どう、兄さん? いつもは兄さんに命令ばかりしている妹が、今は兄さんの股間に顔を埋めて、こんなにいやらしい音を立ててしゃぶっているわよ……」 私は一度口を離し、唾液で銀色の糸を引く兄さんの亀頭に熱い吐息を吹きかけながら、静かな声で囁いた。 そして、今度は先端だけではなく、兄さんの熱く脈打つ竿を、私の小さな口の奥、喉の入り口に当たるまでズブズブと深く咥え込んでいったの。 「んぐっ……、じゅる、ずずっ……、んんっ……!」 「あ、あああっ……! お、奥まで、入ってる……っ! お前の喉が、俺の先っぽを締め付けて……っ、あ、ダメだ、気持ちよすぎる……っ!」 私の唇が根元まで到達し、鼻先が兄さんの下腹部に押し付けられる。 私はそのまま頭をゆっくりと上下に動かし、舌の裏側で兄さんの血管の浮き出た竿を押し潰すようにしながら、粘り気のある水音を部屋中に響かせた。 片手は兄さんの玉袋を優しく包み込んで揉みほぐし、もう片方の手は兄さんの太ももの内側を爪を立ててゆっくりと引っ掻く。 兄さんはアイマスクの下からボロボロと生理的な涙をこぼし、縛られた両手をギリギリと引き絞りながら、私の口淫に翻弄されて喘ぎ狂うばかり。 でも、もちろん口の中ではイかせてあげないわ。 兄さんの腰がビクビクと痙攣し、玉袋がキュッと引き締まって射精の予兆を見せた瞬間、私はスポンと音を立てて口を離し、根元を指で強く締め上げてその奔流を強制的にストップさせた。 「っ、ぐ、うああああっ……!? ま、また、止められた……っ、はあ、はあ……っ、くるしい、苦しいよ……っ!」 「ふふ、苦しいわよね。でも、兄さんのその熱いものは、私の口じゃなくて、私の一番奥の子宮に全部注ぎ込んでもらわなくちゃ困るのよ。だって、一滴でも他の場所に出したら、兄さんの一部が外に逃げてしまうみたいで、私は嫌なんだもの」 私はゆっくりと上半身を起こし、兄さんの身体の上へと這い上がった。 そして、ヘッドボードに縛り付けられていた兄さんの両手のリボンを片手で解き、代わりにその両手を私の背中に回させてから、兄さんの目隠し――黒いアイマスクを、そっと外してあげたの。 暗闇に慣れた兄さんの瞳が、パチパチと瞬きをして、すぐ目の前にある私の顔を捉える。 間接照明の仄かなオレンジ色の光の中に浮かび上がる、私の顔。 もう、外の世界で見せるような「氷の仮面」なんて、どこにも残っていないわ。 頬は熱に浮かされたように真っ赤に染まり、瞳は涙と欲情でうるうると潤み、唇はさっきまで兄さんのモノを咥えていたせいで唾液と我慢汁に濡れて艶めかしく光っている。 そして、その唇に浮かんでいるのは、狂おしいほどの愛と、底なしの独占欲が混ざり合った、深く、甘い微笑み。 「……兄さん。私の目を見て。目を逸らさないで、私だけを見て」 私は兄さんの顔を両手で挟み込み、額と額をぴたりと重ね合わせたまま、自分の腰を浮かせて、兄さんの限界まで張り詰めた剛直の先端を、私の蜜で滴り落ちる秘裂へと導いた。 「あ、ああ……っ、見てるよ……お前のことだけ、ずっと見てる……っ」 「ええ、そうよ。その瞳には、一生私だけを映していればいいの……。ほら、入るわよ、兄さん……んっ、ああああっ……!」 私は兄さんの瞳をゼロ距離で見つめたまま、ゆっくりと、けれど一切の躊躇なく腰を沈め、兄さんの熱く硬い塊を根元まで一気に飲み込んだ。 「ぐっ、あ、ああああっ……!!」 「はあ、あ、んんっ……! はいっ、た……っ、兄さんが、私の中に、いっぱいに入ってる……っ!」 今日でもう何度目になるかわからない結合。 それなのに、私たちの粘膜は擦り切れるどころか、重なり合うたびにますます敏感になり、まるで最初からひとつの臓器であったかのように、寸分の隙間もなくぴったりと吸い付いて溶け合っていく。 私は兄さんの上に完全にうつ伏せに重なり合い、自分の柔らかい乳房を兄さんの胸板にぎゅうっと押し潰すように密着させながら、兄さんの首筋に両腕をしっかりと巻き付けた。 足も、兄さんの両脚に自分の足を絡みつかせるようにしてロックし、兄さんが私の身体から1ミリたりとも離れられない「完全密着の騎乗位」の体勢をとったの。 「んっ、ふ、ああ……っ! ねえ、兄さん……わかる? こうして胸もお腹も、足も、そして一番奥も……全部くっついていると、どこからが兄さんで、どこからが私なのか、わからなくなるわね……っ」 私は腰を大きく上下させるのではなく、密着したまま骨盤を前後に細かく、深く揺さぶり、子宮口に兄さんの亀頭をぐりぐりと押し付けてキスをさせるような動きを繰り返した。 グチュ、ズチュ、クチュ、と、二人の身体の間にあるわずかな隙間から、濃厚な愛液と我慢汁が混ざり合う音が低く響く。 「あ、ああっ……! お前の肌が、すごく熱くて、柔らかくて……っ、中が、ずっとキュウキュウって締め付けてきて……っ、俺も、お前とひとつになってるみたいだ……っ!」 兄さんの両腕も、私の裸の背中と丸いお尻を壊れ物でも抱くかのように、けれど決して逃がさない強い力で抱きしめている。 その温もりに包まれながら、私の口からは、もはや支配者としての冷酷な言葉ではなく、私の魂の奥底にずっと隠していた、剥き出しの依存と愛の言葉が、堰を切ったように次から次へと溢れ出していったわ。 「あっ、んっ……兄さん、好き、大好きよ、兄さん……っ! 私ね、いつも怖かったの……っ。兄さんが優しすぎるから、いつか私じゃない誰かのところへ行ってしまうんじゃないかって、毎日、毎日、胸が張り裂けそうなくらい怖かったのよ……っ!」 私の目から、熱い涙がポロポロと零れ落ちて、兄さんの頬を濡らす。 外ではどんなことにも動じないクールな妹が、自分の上で子供のように泣きじゃくりながら、必死に腰を振って自分を求めている。 その光景が、兄さんの胸をどれほど強く打ち抜き、兄さんの中に残っていた最後の迷いすらも完全に粉砕したか、私には痛いほど伝わってきたわ。 「だから、兄さんを閉じ込めたの……っ! 兄さんをいじめて、恥ずかしいことをたくさんさせて、私なしじゃ生きられない身体にしてしまえば、もう絶対に私を置いてどこかへ行ったりしないって思ったから……っ! ねえ、ひどい妹でしょう? 最低で、重くて、狂ってるでしょう……っ? でも、嫌いにならないで……っ、私を捨てないで、兄さん……っ!」 「す、捨てるわけないだろ……っ! 嫌いになんて、なれるわけがない……っ!」 兄さんは涙に濡れた私の顔に、下からむしゃぶりつくようにキスを浴びせ、私の涙を舌で舐め取りながら、自分からも激しく腰を突き上げ始めた。 「俺だって……っ、お前がこんなに俺のことを求めてくれて、こんなに深く愛してくれて……っ、もう、お前なしの人生なんて、考えられないんだ……っ! 閉じ込められたんじゃない、俺が、自分から、お前の檻の中に一生いるって決めたんだ……っ!」 「あ、あああっ、兄さん、兄さんっ……!!」 その言葉を聞いた瞬間、私の全身を、これまでのどんな絶頂よりも激しく、甘く、すべてを焼き尽くすような歓喜の稲妻が駆け抜けた。 ああ、私の愛が、私の狂気が、完全に兄さんに届いた。 私が兄さんを支配し、兄さんが私に服従する――その形の下にあったのは、お互いがお互いの唯一の救いであり、お互いなしでは呼吸もできないという、究極の、完璧な共依存だったのよ。 「もっとっ、兄さん、もっと突いて……っ! 私の奥を、兄さんの形でいっぱいにして……っ! 私も、もうすぐイくっ、頭が真っ白になるくらい、すごく気持ちいいのっ……!!」 「ああっ、俺もだ……っ! お前の中、最高に気持ちいい……っ! 大好きだ、愛してるぞ……っ、お前の中に、俺の全部を、出すからな……っ!!」 密着していた上半身を少しだけ起こし、私たちは互いの手を恋人繋ぎでぎゅうっと強く握りしめ合ったまま、最後の坂道を駆け上がるように激しく、狂おしく腰をぶつけ合った。 私の長い黒髪が暗闇の中で波打ち、兄さんの首につけられた黒い革の首輪が、二人の荒い呼吸に合わせて揺れる。 パン、パン、パン、ズチュッ、グチュウッ! ベッドが壊れそうなほど激しく軋み、私の膣壁が兄さんの剛直をこれ以上ないほど強く、甘く、波打つように締め上げる。 「イクっ、兄さん、一緒に、イってえええっ!!」 「あああっ、イクっ、お前の中で、イクううううっ!!」 二人の声が重なり合い、最高潮の快楽が爆発した。 私の背中が大きく反り返り、子宮口が兄さんの先端にぱっくりと口を開けて吸い付いたその瞬間――。 ドクンッ!! ビュルルルッ、ドクッ、ドクッ、ドクウッ!! 今日一番の、まるで魂そのものを吐き出すかのような熱い精液の奔流が、私の最も深い場所へと勢いよく叩き込まれた。 「んあああああっ……!! あ、熱い……っ、兄さんの、あついの、おなかの奥に、いっぱい、きてるうううっ……!!」 私も同時に、目の前がチカチカと明滅するほどの強烈な連続絶頂に襲われ、全身をガクガクと痙攣させながら、兄さんの胸の上へと崩れ落ちた。 それでも、私の膣は兄さんのモノを決して離さず、最後の一滴まで余さず絞り取ろうと、キュウッ、キュウッと甘く収縮を繰り返して兄さんの竿を扱き続ける。 「あ、ああ……っ、ま、まだ、吸われてる……っ、お前のなか、どこまでも俺を絞りとって……っ、はあ、はあ……っ」 長い、長い絶頂の波がゆっくりと引いていく中、私たちは繋がったまま、互いの汗と涙と体液にまみれた肌をぴったりと寄せ合い、荒い息を吐き出し続けた。 私のお腹の奥は、今日一日で兄さんから注ぎ込まれた無数の熱で、重く、たぷたぷと満たされている。 そして、私の背中には、兄さんの力強い腕がしっかりと回されている。 「……ふふ、はあ……ねえ、兄さん」 私は兄さんの胸に頬を擦りつけ、うっとりと目を細めながら、甘えた声で囁いた。 「まだ、中に入ったままね……。このまま、抜かないで、朝までずっと繋がったままでいましょう? もし夜中に私が寂しくなったら、またすぐに兄さんの中で動けるように……」 「……ああ、いいよ。俺も、お前から離れたくない……。ずっと、このままでいよう……」 兄さんが私の黒髪を優しく撫で、私のおでこにそっと唇を落とす。 私は満足して目を閉じ、兄さんの心臓の音を子守唄のように聞きながら、自分の指先を兄さんの首に巻かれた黒い首輪へと滑らせた。 外の世界の人間たちは、明日からもまた、何食わぬ顔で外を歩く私のことを「氷のようにクールで、誰にも心を開かない孤高の妹」だと思うのでしょうね。 誰も知らない。 その氷の妹が、一歩家に帰れば、世界で一番愛している兄に首輪をつけ、その心も身体もすべて自分のものとして支配し、そして誰よりも深く兄に依存して、毎晩こうして甘い蜜の海に溺れていることなんて。 ねえ、兄さん。 明日も、明後日も、その先もずっと……私が兄さんを気持ちよくして、私が兄さんをいじめて、私が兄さんのすべてを管理してあげるわ。 だから、安心して私の腕の中で眠りなさい。 兄さんの見る夢のすみずみまで、私ひとりで埋め尽くしてあげるから――。 (完)