Ccfolia Log
GM
ビクトリーのメーン・ブリッジでは、アーディティヤとの本格的な対立を踏まえての、簡易ミーティングが行われていた。
シモン・キーン
「艦長。よもや、このままコロニー6まで、彼らが我々を泳がすとはお思いになられませんよね?」
バシーラー・カラコルム
「そりゃあね。あいつらのメンツを真正面から蹴っ飛ばしてやったんだ。次来るなら一個艦隊でも寄越してくるか?」
シモン・キーン
「地球連邦軍の宇宙拠点であるセカンド・ルナは、ここからさして遠くはありません。先ほど交戦した相手も尖兵だと考えるならば、本隊ともいうべき存在が追撃に出てくることは予想できるでしょう」
GM
副長のシモン・キーンは通信士のシグレ・ミズノトに向かい、
シモン・キーン
「どうだろう。セカンド・ルナに動きはありそうかな?」
穏やかに問うた。
GM
彼女が解析をしたところ、大型の戦艦が2隻ほど出航したのをトレースする事が出来た。
シグレ・ミズノト
「はい 大型艦が2つ…戦力を動かしているようです」
シモン・キーン
「2つ……だと? 本当に、2つもなのか?」
GM
シモン・キーンがシグレの背後に回り、分析に乗り込んでくる。
シグレ・ミズノト
「はい この大きさは戦艦級のサイズと判断できます」
バシーラー・カラコルム
「2隻…挟撃の形だけは避けたいね」
シモン・キーン
「しかし、妙だな。距離が近すぎる」
バシーラー・カラコルム
「分進せず固まって行動してるってのか?」
シモン・キーン
「リファイン・リンストル。大型の戦艦が、ぴたりと並走しながら航行するのは、操舵士の考え方として不自然だと思わないか?」
意見を求めて、操舵を行っているリファインに向かって大きな声で尋ねた。
リファイン・リンストル
「そうねぇ…何か隠そうとでもしてるのかしら?
2隻を1隻に見せたいとか」
シモン・キーン
「何かを隠す……そうか! シグレ、ALTIMAセンサーを最大にしてもう一度サーチをかけるんだよ」
シグレ・ミズノト
「了解しました」やりまーす
GM
シモン・キーンの指示通りに索敵をやりなおせば、2つの艦影のうちに1つは強いALTIMAの反応があった。
つまり、それはガーディアンであることを示したのである。
バシーラー・カラコルム
「戦艦級のガーディアン反応…エンタープライズか」
GM
そこに、ミランダが入り込むようにして、もう1つの可能性を提示した。
GM
スターゲイザーや、それを人工的に再現しようとした強化人間専用に開発された超巨大ガーディアン。そう、フォートレス級だ。
ミランダ
「…フォートレス級ならやつらもマジでやる気ってことだな」
シモン・キーン
「フォートレス級……? ヴォルフ公国が大戦末期にいくつも投入したという、超大型決戦兵器のことか」
リファイン・リンストル
「ふふん、ビンゴ…ってわけだ。
連中も必死よね、フォートレス級のガーディアンまで持ち出しちゃってさ」
バシーラー・カラコルム
「それをアーディティヤも運用していると。戦中鹵獲したそいつらを改造したのか、はたまた新造なのかは知らないけど」
ミランダ
「普通は拠点攻撃か防衛に使うようなもんだよ」
シモン・キーン
「それだけ大きければ、小回りは効かないだろうからな」
バシーラー・カラコルム
「はっ。うちらがフォートレス級をけしかけるほどの『拠点』だと戦力分析してるってわけさ」
ミランダ
「ま、ガーディアン4機と1艦じゃ使いたくもなるか…」
バシーラー・カラコルム
「ありがたいことさ。死にやがれ、クソ」悪態をつく
シモン・キーン
「しかし、そのようなフォートレス級を操縦できるリンゲージが、アーディテヤにいるということなのか? ミランダ」
ミランダ
「複数人での操縦もできるだろうけど…あとは、見つけてきたか…それとも作るか、だよね」
GM
レーダーに映る方角に向き直ったミランダは、”同族”が近づいてくることを察することができてしまった。
ミランダ
「今回は…この気配は、嫌なやつが来てるよ」
ミランダ
「むこうもなりふり構わないな」
シモン・キーン
「……わかるのか。それは、ミランダがヴォルフ公国の生み出した強化人間であるから、わかってしまったんだよな?」
ミランダ
「そんなとこ」
シモン・キーン
「……艦長。ミランダの意見が真実であるとするならば、このままコロニー6までの最短航路を取るのは危険です」
バシーラー・カラコルム
「ああ。このまま逃げ切れないなら、またどこかで一戦交えて追跡をくじく必要がある」
リファイン・リンストル
「もちろん迎撃するわよね、艦長?」
シモン・キーン
「そうであるならば、少しでも攻められにくい地形を押さえるのが、よいと考えます」
バシーラー・カラコルム
「こちらが小規模で巨体を相手するならデブリ帯で乱戦が望ましい。奴らの追跡速度から逆算して、できるだけマシな戦場を探す」
ミランダ
「大火力だからな…こちらは動きやすいところだとありがたいけども」
シモン・キーン
「おっしゃる通りのデブリ帯が、本艦の近くにあります」
バシーラー・カラコルム
「ならばそこで戦闘だ。戦場を選ぶ有利だけが私らの生命線さ」
GM
シモン・キーンは近辺の宙域の海図を取り出し、説明する。
シモン・キーン
「コロニー5沖……第二次世界大戦の緒戦が行われた、戦士たちの墓場とも呼べるデブリ帯。ここに逃げ込むのが、もっとも手近となります」
バシーラー・カラコルム
「よし。そこに向けて移動を開始する」
シモン・キーン
「しかし、哀しき戦士たちの亡霊がいるとも噂される場所でもあります。オカルトじみた話しではありますが」
リファイン・リンストル
「正におあつらえ向けの場所…ってワケだ。
亡霊に魂を引かれ、墓場の奥深くに眠るのはアーディティヤの方だってこと…
連中に叩き込んでやらないとね!」
バシーラー・カラコルム
「亡霊やオカルトは軍じゃどこでも聞く話さ。それこそ地上でも、宇宙でもね」
シモン・キーン
「妙に威勢がいいな、リファイン。君は、アーディティヤに私怨でもあったのか」
バシーラー・カラコルム
「…戦士たちの墓場だってんなら、アーディティヤの奴らを墓穴にぶち込んでやるだけだ」
リファイン・リンストル
「私怨なんて別にないわよ。
でも、自分たちの方が上だなんだとデカい顔されるのはムカツクじゃない?」
シモン・キーン
「はは、それもそうだな。小官も、宇宙出身というだけで士官学校時代には酷い有様だったよ」
バシーラー・カラコルム
「あっはっは! リンストル、あんたいい女になるよ」
リファイン・リンストル
「宇宙出身者は色々言われるっていうわね。
ま、その点あたしは地球生まれだから気楽なもんだったけどさ」
リファイン・リンストル
「ふふっ、お褒めにあずかり恐悦至極。
無い袖を必死で振ろうとしたって底が知れるだけだって、
あいつらに思う存分教えてやるわ!」
GM
アーディティヤと因縁があるのは、バシーラー自身もだった。
GM
長官の椅子に座っている男と反りが合わず、地球連邦軍内部での出世街道からやや外れるフォーチュンへの出向を選んでいた過去があるからだ。
バシーラー・カラコルム
「…こういう形でアーディティヤと事を構えることになるとは思ってもなかったけどね」
バシーラー・カラコルム
「まあいい。奴と奴が従えるむかつく奴らを、正当性を持ってぶん殴れるってんなら歓迎するだけさ」
ミランダ
「私怨だなー」
シモン・キーン
「では、進路をコロニー5沖へ。よろしいですね?」
バシーラー・カラコルム
「役得と言いな、お嬢ちゃん」
バシーラー・カラコルム
「…それでは、コロニー5沖へ進め。戦闘準備も併せて進めろ」
シモン・キーン
「了解であります、艦長! シグレは索敵を、リファインはデブリとの衝突を避けるように上手くやるんだよ」
シグレ・ミズノト
「承知しました!」
リファイン・リンストル
「了解! 私の操舵技術、舐めてもらっちゃ困るわね!」
GM
ビクトリーは、戦禍が未だ多く残ったままであるコロニー5へと進んでゆく。
このまま逃げ切れればよいのだが。
GM
GM
戦いを終えて休息を取るスニタ。
周囲では、シュウイチが自室に籠ったままだと騒ぎになりつつあった。
GM
その出来事は、クラスメイトの心配に目が行くというよりは、更に己を追い込んでいくことになっていたのかもしれない。
スニタ・ネルヴァル
(…こんな戦争なんてやってるから、みんなおかしくなっちゃう。
私も、シュウイチくんも、エーリカさんだって…)
GM
艦内を意気消沈としながらさまよっていると、慌てているエーリカが向こうからやってくる。
エーリカ・エーデルバッハ
「……っ、スニタ。あなた、どうして」
片腕にはお弁当箱とドリンクが抱えられている。
スニタ・ネルヴァル
「…………。
…どうしてって、何がですか?」
ばつが悪そうに目を逸らします
エーリカ・エーデルバッハ
「こんなところをうろうろしているなら、部屋で休むとか、食堂で何か食べるだとか、あるでしょ?」
開いている片手でスニタの肩を叩く。
スニタ・ネルヴァル
「…そんなの、あたしの勝手じゃないですか」
エーリカ・エーデルバッハ
「それは、そうかもしれないけれど……」
GM
なんだか、エーリカは何処かへ急いで向かっているように見えた。
スニタ・ネルヴァル
「…そのお弁当、あたしに…じゃないですよね?」
エーリカ・エーデルバッハ
「えっ……?」
全く予想だにしていない問いに困惑する。
スニタ・ネルヴァル
「…いいえ、なんでもありません。
そうですね、部屋で休んでいた方がいいかも。
それじゃ、失礼しますね」
その場を立ち去ろうとします
エーリカ・エーデルバッハ
「す、スニタ……? お弁当なら……食堂に行けば、あるから。あなたの分も」
スニタ・ネルヴァル
「ありがとうございます。でも、お腹減ってませんから」
その場を立ち去ります
エーリカ・エーデルバッハ
「……そう。じゃあ、お腹が空いたら取りに行って頂戴」
スニタ・ネルヴァル
(お弁当もドリンクも、シュウイチくんの…でしょ)
無言で自室に戻ります
GM
薄暗い自室の中で、ふと母親から渡されている端末に新規メッセージの通知があるのを目にした。
スニタ・ネルヴァル
(新規メッセージ…もしかして、お母さんから!?)
トクレグ・ネルヴァル
『スニタ、フォーチュンでは元気にやってる? お母さん、コロニー6から暫く動けないから、近くまで来たときには、顔を見せにくるのよ』
スニタ・ネルヴァル
(…元気でやってる、とは嘘でも言えないよ。お母さん、助けて…)
涙を浮かべながら端末にすがります
GM
メッセージが読み上げらた頃、艦内通信がスニタの部屋にも入ってくる。
シモン・キーン
「……本艦は、これよりコロニー5沖に突入する。デブリ帯を進路とするから、各員は衝撃に気を付けられたし。そして、リンゲージの諸君は第二種戦闘配備に向かわれたし」
GM
その通信の意味するところは、ビクトリーが目的地であるコロニー6から少しずつ離れ始めたことを示していた。
スニタ・ネルヴァル
(…また、戦闘なんだ。
それにお母さんのいるコロニー6からも離れて行ってる…。
あたし、もうどうすればいいのか分からないよ…)
スニタ・ネルヴァル
(誰か、助けて…)
GM
スニタは、もう限界を迎えつつあった。誰にも知られることもなく。
GM
GM
そして、同じ刻、シュウイチの自室の前には人だかりが出来ていた。
エーリカ・エーデルバッハ
「……サトナカ、大尉さん……でしたよね?」
GM
群衆の中で一番、階級が高そうだった人物にエーリカは声をかけた。
チアキ・サトナカ
「おや、君は確か…エーデルバッハ君だったか」
チアキ・サトナカ
「…随分と深刻そうだが、何かあったかね?」
エーリカ・エーデルバッハ
「はい、シュウイチと同じクラスメイトの。その、まだ……出てこないんですよね?」
慌ててかけてきたが、毅然としたチアキを前にして、落ち着きを取り戻そうとする。
チアキ・サトナカ
「出てくるとは…敵、もとい戦闘のことかね?」
エーリカ・エーデルバッハ
「いえ、あいつです。聞きました、戦闘から戻って一回も顔を出してないって」
GM
エーリカは、重く閉ざされた扉の方に視線を向けた。
チアキ・サトナカ
「ああ、眞金君のことか」
チアキ・サトナカ
「…まあ、本格的な実戦に晒されたんだ、思うところはあるだろう」
エーリカ・エーデルバッハ
「私、戦う人の気持ちとか心構えとか……そういうのは、考えが及びません。なので、大尉さんに……あいつのこと、頼みたくて」
GM
エーリカは、脇に抱えていた弁当箱とドリンクをチアキへと手渡す。
チアキ・サトナカ
「ふむ、それは構わないが、その前に彼の友人としての君に聞きたいことがあったのだが。よろしいかね?」
エーリカ・エーデルバッハ
「えっ。構いませんが、どうぞ」
チアキ・サトナカ
「エーベルバッハ君、君は彼にどういう風になってもらいたいと考えているかね?」
エーリカ・エーデルバッハ
「どういう、風?」
チアキ・サトナカ
「現状、彼は確かに部屋から出てきていない。それを心配しているということは、現状から脱してほしいと考えている訳だ。そして、彼にどのような姿になってほしいと考える?」
チアキ・サトナカ
「…確かに私は、若人の教育を任されている立場だ。しかしそれは彼らを”戦う人物”として仕立て上げる立場でもある。その私に頼むということをどういう意味があると理解しているかね?」
エーリカ・エーデルバッハ
「それって……つまり、私がシュウイチに戦士であることを望んでいると、そうおっしゃりたいのですか?」
チアキ・サトナカ
「私は彼を導くことはできる。しかしそれは戦士としてだ。つまりそういうことを望むのか?という話だよ」
チアキ・サトナカ
「結局は彼自身の意志次第ではあるのだがね」
エーリカ・エーデルバッハ
「私は、ただ……今のシュウイチの相談に乗ることができるのが大尉さんくらいだとしか、考えていませんでした」
エーリカ・エーデルバッハ
「ハイスクールの友人に戦ってこい、だなんて、私ってひどいこと、していたんですね」
チアキ・サトナカ
「…私は、この戦いが終われば彼は戦いのない世界で生きてほしいと考えている。しかし私ではどうしてもその方向に導くことはできない」
チアキ・サトナカ
「その役目は、君だけのものだよ。エーベルバッハ君」
エーリカ・エーデルバッハ
「私の、役目……」
胸の中で、深くその意味を考える。
エーリカ・エーデルバッハ
「大尉さん、ありがとうございます。自分で渡します、これ」
何かを思いついたのか、チアキへ渡そうとしていた弁当箱を引っ込める。
チアキ・サトナカ
「それが良い」
エーリカ・エーデルバッハ
「では、大尉さんが終わるのを待っていますので。先に、どうぞ」
一歩引き、他の群衆にも退くように促す。
チアキ・サトナカ
「ああ、そうさせてもらうよ」
GM
こうして、シュウイチの自室の前にはチアキだけとなった。
GM
彼が部屋へ通す通さないにもかかわらず、チアキはひとまず部隊長としてシュウイチに話しを聞くしかないだろう。
チアキ・サトナカ
「やあ眞金君、調子はどうだね」
戸を叩く
眞金シュウイチ
「…帰ったか?他の連中」扉を少しだけ開けて様子をうかがう
チアキ・サトナカ
「ああ、今は私だけだ」
扉につま先を突っ込む
眞金シュウイチ
「そうか…んなことしなくても用があるなら開けるよ」
チアキ・サトナカ
「思ったより元気そうじゃないか。あれだけの戦いのあとで大したものだと思うよ?」
眞金シュウイチ
「どうも。気分が悪かったんで、横になってたんだよ」
眞金シュウイチ
「で、起きたら表にガヤガヤ人だかりができてやがるしよ…。面倒なことになりそうで、出づらかった」
チアキ・サトナカ
「なるほど、それ災難だったな」
チアキ・サトナカ
「しかし、それだけ君を心配してくれる人が多くいるというのは悪いことでもないだろう?」
チアキ・サトナカ
「物事はポジティブに考えたほうが良い」
眞金シュウイチ
「まあ、相手にされないよりはマシかもな…」
チアキ・サトナカ
「そういうことだ」
眞金シュウイチ
「おっさんはどういう用だ?俺がどうなってるか見に来たんなら、この通りとりあえず大丈夫だよ」
チアキ・サトナカ
「もちろんそのつもりで来たので安心したよ」
チアキ・サトナカ
「それともう一つ、聞いておきたい事があってね。君の意志についてだ」
チアキ・サトナカ
「君は、今日本物の戦闘を経験した。そしてこれからも君は戦うことになるだろう。そして私が聞きたいのはその後についてだ」
チアキ・サトナカ
「率直に聞こう。君は大義のための戦いを望むか?それとも平穏な生活を望むか?」
眞金シュウイチ
「ようするに、就職先の話か…?まだ考えたこともなかったな…」
チアキ・サトナカ
「所属の話ではない。文字通り意志…まあ信条の話だと思ってもらいたい」
チアキ・サトナカ
「この様な状況からスカウトされることは、軍はともかくフォーチュンでは多いのも事実だがな」
眞金シュウイチ
「この船に乗ってる間戦うっていうのは、もう決めたことだ」
眞金シュウイチ
「けど、その先か…。自分の飯のタネに戦いを選ぶってのは、どうだろうな。しっくりこない…かもしれない」
眞金シュウイチ
「学生の進路希望に保証なんて求められても困るけどな。今のところリンケージに永久就職は気が進まない、そういう返事でいいか?」
チアキ・サトナカ
「ありがとう。その言葉が聞きたかった」
チアキ・サトナカ
「それを聞いたからには、私はこの戦いの後君が元通りの生活へ戻れるよう、全力でバックアップさせてもらうよ」
眞金シュウイチ
「ありがとうございます。まあ、気が変わるかもしれねえけどな?」
眞金シュウイチ
「それで、よければ逆にひとつ聞きたいんだが…」
チアキ・サトナカ
「何かね?何でも聞きたまえ」
眞金シュウイチ
「顔を見た相手を殺したことあるか?どういう気分だった?」
眞金シュウイチ
「嫌な質問だってのは分かってる。答えてくれなくてもいい」
チアキ・サトナカ
「ある。前大戦で私は自軍と戦ったことがあるからな」
チアキ・サトナカ
「そして何を思ったについてだが…」
少し考える
チアキ・サトナカ
「…何も、感じなかったな」
眞金シュウイチ
「…そうなのか?」
チアキ・サトナカ
「あくまで私は、だが…」
チアキ・サトナカ
「すまない、この手の話は何度か経験があるが、どうにも自分は少しズレているらしい。あまり参考にはならんよ」
チアキ・サトナカ
「だが、やはりこの様な仕事をしていれば麻痺することは確かだ」
チアキ・サトナカ
「ただ、顔見知りを殺して良い気分になる者はすくないだろう」
眞金シュウイチ
「ああ、いや…こちらこそ、すみません。ちょっと驚いた」
眞金シュウイチ
「まあ、そうだよな…。ありがとうございます」
GM
顔見知り。そう、シュウイチが撃墜してしまったのは、チアキの同僚だった女性リンゲージである。
眞金シュウイチ
「あのこっちを狙ってきたリンケージ、おっさんの知り合いだったんだよな?」
眞金シュウイチ
「そういう風に顔見知りと戦うってのは、まあ嬉しくはないだろうな。嬉しい戦いってのがあるかは知らないが」
チアキ・サトナカ
「ああ、彼女は私の部下だった時期がある」
チアキ・サトナカ
「とても苛烈で優秀だったが…脆い人物だったようにも記憶している」
チアキ・サトナカ
「その彼女相手に君は良くやったよ」
眞金シュウイチ
「脆いか…。だからなのかね、ちっちゃい子供がいるのにあんな風に戦場に出てくるなんて」
眞金シュウイチ
「分からねえな、俺には…」
チアキ・サトナカ
「敵のことを理解しようとする行為は危険だぞ。あくまでも敵を倒したとだけ考えなければ、やっていけるものではない」
チアキ・サトナカ
「尤も、そうすぐに割り切れるものでもないのだろうが…」
チアキ・サトナカ
「君は正しいことをした。少なくとも今は、これで良かったのだ」
眞金シュウイチ
「ああ…ありがとうございます。戦闘中のフォローも、助かった」
眞金シュウイチ
「…腹減ったな。食堂行けば何かあるか?」
チアキ・サトナカ
「ああ、では私の出番は終わりだな。すこし待ちたまえ」
部屋をあとにする
チアキ・サトナカ
エーリカに合図する
エーリカ・エーデルバッハ
意外とあっさりしているチアキの表情に幾ばくか驚きながらも、入れ替わるようにシュウイチの自室に入り込む
眞金シュウイチ
「エーリカ?外で待ってたのか?」
エーリカ・エーデルバッハ
「今きたところよ。悪い?」
眞金シュウイチ
「いや、悪くはないが…」
エーリカ・エーデルバッハ
「元気ないからって聞いたから、届けにきたわ。ほら、受け取る」
さっと弁当箱とドリンクのセットを突き出す。
眞金シュウイチ
「ん、ああ…飯か。わざわざこれを届けに来てくれたのか?」
エーリカ・エーデルバッハ
「いつまでも部屋に籠ってたら、ちょっとは心配するじゃない。ま、クラスメイトとしてのよしみだけど……ね」
眞金シュウイチ
「それは…まあそうか。心配かけてすまん」
眞金シュウイチ
「あんな大人数がいなきゃ開けても良かったんだけどよ…」
エーリカ・エーデルバッハ
「それだけ、注目されてるのね……シュウイチ。あんなにガンボイで戦っていたら、そうなるもの」
眞金シュウイチ
「そういうことか。ならその分頑張らないとな」
エーリカ・エーデルバッハ
「待って、私はなにもあなたを……!」
眞金シュウイチ
「分かってるよ。つっても今は乗るっきゃないだろ?」
エーリカ・エーデルバッハ
「どうして、そうやって何でも一人で抱えようとするの。そんなの、シュウイチが潰れちゃうじゃない」
眞金シュウイチ
「そんなにヤワに見えるのか?まあ、そう思うならさ」
エーリカ・エーデルバッハ
「そりゃあ、いつもだったらシュウイチ、軽口で返してくるところだったもの」
眞金シュウイチ
「帰って来たらこうやって労ってくれりゃいいよ。伝わってないかもしれないが…わざわざ来てくれたの、かなり嬉しいんだぜ」
エーリカ・エーデルバッハ
「伝わってるから、ここにいるのよ。私だって」
GM
自然と二人の距離が少しずつ縮まる。
エーリカ・エーデルバッハ
「守ってくれて、代わりに戦ってくれて、ありがとう。シュウイチのこと、私……」
そっと手を、目の前の彼の元へと伸ばす。
眞金シュウイチ
「ははっ、お前に素直に礼を言われると、妙な気分だな」手を握り返す
GM
その時、船体が揺れる。
エーリカ・エーデルバッハ
「きゃっ……!?」
艦内の揺れを前に、シュウイチの胸元へと飛び込む構図になった。
眞金シュウイチ
「うおっ!この揺れ…また敵かよ!?」エーリカを受け止める
エーリカ・エーデルバッハ
「っと、ごめん。助かったわ、シュウイチ」
GM
続けてシュウイチの自室にも通信が入る。
声の主は副長のシモン・キーンのようだ。
シモン・キーン
「本艦はコロニー5沖を航行中。各員は第二種戦闘……何? スニタお嬢さんが出撃した? 偵察なら、ミーレス隊の役目でしょ!?」
エーリカ・エーデルバッハ
「スニタが……? はっ、そうよ!」
シュウイチに抱きかかえられているエーリカの顔が青ざめる。
眞金シュウイチ
「なんだ?スニタがどうかしたのか?」
エーリカ・エーデルバッハ
「スニタ、ここのところ様子がずっと変だったのよ。戦いが続いたから、疲れているだけだと思ったけれど……」
眞金シュウイチ
「そうなのか…?確かに、しばらくまともに話してなかったかもしれないな…」
エーリカ・エーデルバッハ
「シュウイチ、言ったわね。帰ってきたら労って欲しいって。それを、あの子にするのを忘れて──」
眞金シュウイチ
「しっかりしろよ。一人で抱えようとするなってお前がさっき言ったばっかりだろ」
エーリカ・エーデルバッハ
「だけど、このままじゃ、スニタは……!」
眞金シュウイチ
「とにかく、話を聞いてくる。必要ならケルキオンで探しに行く」
エーリカ・エーデルバッハ
「スニタを止めて。お願い……」
眞金シュウイチ
「大丈夫だ、待ってろ。頼むから、お前まで妙に思い詰めるなよ?」
エーリカ・エーデルバッハ
「……わかったわ、シュウイチ。気を付けてね」
精一杯の力で、ぎゅっと彼の背中を抱きしめる。
眞金シュウイチ
「おう。まあ飯の準備でもして待っててくれよ」
GM
情熱的な抱擁を交わしてから、シュウイチはガーディアンのデッキへ急いだ。
GM
GM
ビクトリーはC1に出撃し、スニタ以外はそこから範囲1が初期位置となります。
スニタはC4に配置。
バシーラー・カラコルム
配置OKです
ミランダ
ヨシ
GM
第四話 『日が昇る島』
勝利条件:ロバート、ゴードン、アルバの撃墜
熟練度獲得条件:勝利条件達成前にバーベナを全て撃墜
GM
先行して飛び出したスニタのG-ラピュセルは、アーディティヤの部隊に囲まれつつあった。
ゴードン・ラウサ
「はは、飛んで火にいる夏の虫とはこのことか! 全機、フォーチュンの旗艦から出てきたガーディアンを叩くぞ!」
ロバート・オズワルド
「……エィコ隊長の仇ぃ!」
アルバ・アルバァ
「……了解」
GM
圧倒的な物量だけでなく、超巨大なガーディアンまで目の前に出てきている。
シモン・キーン
「すまないが、各機はスニタお嬢さんの援護に回ってくれ。いくらガーディアンだろうと、あの数のミーレスに囲まれては!」
バシーラー・カラコルム
「世話が焼けるねえ! 聞こえるか? 各機散開してスニタの援護!」
ミランダ
「後ろに嫌なヤツもいる…あれの火力は問題だぞ…」
眞金シュウイチ
「大丈夫か、スニタ!」
バシーラー・カラコルム
(スニタの嬢ちゃんは、戦いに飲まれて先走ったってところか?
ガーディアンパイロットのメンテナンスは先任パイロットの大尉に丸投げってわけもいかないか)
スニタ・ネルヴァル
(…コロニー6に行かなきゃ。
お母さんが待ってる、"あたしが本来いるべき場所"に…)
GM
シュウイチの通信に対し、スニタからの応答はない。
シモン・キーン
「こうなったら、敵のエース機やあのフォートレス級といった有力な相手を殲滅するしかない。そうすれば、アーディティヤとて引き際はわかるはずだ」
GM
──ジェネレーションブレイク──
キラ・ヤマト
「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます!」
キラ・ヤマト
D-4に出現
キラ・ヤマト
「想いだけでも、力だけでも…!」
GM
では、第一ラウンドのセットアップ
プロテジェ・トロワロン
セットアップ:指揮能力 ラウンド間、味方のあらゆる達成値+2
対象はアーディティヤ全軍
ミランダ
セットでAL粒子干渉場で射撃と遠隔への防御判定に+2!
眞金シュウイチ
プレッシャーを…まあフリーダムですかね、防御判定のクリティカル値がこのラウンド中+2
キラ・ヤマト
「やめろ! 僕を行かせてくれ!」
シュウイチからのプレッシャーに呼応する
バシーラー・カラコルム
セットアップなし
スニタ・ネルヴァル
停滞空間習得したのでセットアップで敵の行動値を下げられるようになったんですけど特に今は使用しなくて良さそうかな…
セットアップなしです
眞金シュウイチ
「どこに行こうってんだよ、突然仕掛けてきて!」
チアキ・サトナカ
セットアップ無しで
直掩は初手で使うとややこしいことが前回分かったので…
GM
では、攻略開始!
キラ・ヤマト
イニシアチブ:瞬発行動I 追加のメインプロセスを行う
キラ・ヤマト
プレッシャーを向けられたので、シュウイチの方を攻撃する
バシーラー・カラコルム
イニシアチブにディスカバーギャンビット+謹厳実直!C1の自分以外を対象に戦闘移動+防御修正10追加!
バシーラー・カラコルム
同時にミューズをシュウイチに使いイニシアチブ行動!
GM
イニシアティブで行動値順なので、バシーラーはキラの後です。
キラ・ヤマト
マイナーなし
キラ・ヤマト
ハイマット・フルバースト 射程:0 範囲:放射4(選択) シナリオ1回
キラ・ヤマト
2D6+18 砲撃 鬼才9をC1に全員へ (2D6+18) > 8[3,5]+18 > 26
キラ・ヤマト
ヘイムダル:自身のメジャーアクションをクリティカルに
キラ・ヤマト
ヘル:全対象への与ダメージ+5D6・〈神〉属性化
system
[ キラ・ヤマト ] 加護 : 3 → 1
キラ・ヤマト
いつでも:SEEDを持つ者 激情状態になる。代償なしに激情特技を使用可能
キラ・ヤマト
いつでも:進化の因子 激情時、ダメージ+10。命中・防御判定に+2。移動力+1
バシーラー・カラコルム
オーディン使用!ヘルを打ち消し!
キラ・ヤマト
オーディン:あらゆる加護を1つ打ち消す
system
[ キラ・ヤマト ] 加護 : 1 → 0
バシーラー・カラコルム
「牽制射ー!」くそう!打ち消される前提のオーディンRP!
キラ・ヤマト
11D6+65 神ダメージ (11D6+65) > 30[1,1,2,3,3,3,3,3,3,4,4]+65 > 95
チアキ・サトナカ
ミランダ
シュウイチさんカバーしてティールで弾きまーす
バシーラー・カラコルム
サトナカ大尉をカバーアシストでカバー!
チアキ・サトナカ
(2D6+5) > 5[1,4]+5 > 10
眞金シュウイチ
神属性なので軽減不可ですよ
チアキ・サトナカ
あら防御全部できませんでしたか
チアキ・サトナカ
申し訳ない
バシーラー・カラコルム
神も防げるって書いてないと原則防御効きませんね…
チアキ・サトナカ
読み込み不足でした申し訳ない
GM
なので、ミランダ・シュウイチ・サトナカ大尉は守られてバシーラー艦長だけFP0ですかね
バシーラー・カラコルム
イドゥンの時間だ
GM
誰も打ち消しません
system
[ バシーラー・カラコルム ] オーディン : 1 → 0
system
[ バシーラー・カラコルム ] イドゥン : 1 → 0
キラ・ヤマト
「こんなこと…したくないけど!」
ガーディアンが急速に反転し、そこから虹色のフルバースト攻撃がビクトリーの方に発射された。
バシーラー・カラコルム
「ちっ!本艦を前に出す!」
チアキ・サトナカ
「…かたじけない!」
バシーラー・カラコルム
虹色の光が船体を大きく抉る
バシーラー・カラコルム
「くそ!ダメージコントロール!急げ!」イドゥン相当
シモン・キーン
「艦長、無茶ですよ!?」
バシーラー・カラコルム
「いまガーディアンの機動戦力が落ちたらおしまいだからねえ!」
GM
では、バシーラーのイニシアティブ行動です。
バシーラー・カラコルム
では先に宣言した処理を
バシーラー・カラコルム
C1の私以外3人が戦闘移動+このラウンドの防御修正10付与
system
[ バシーラー・カラコルム ] HP : 35 → 29
バシーラー・カラコルム
そしてミューズでシュウイチに即座に行動させます!
GM
では、戦闘移動の後にシュウイチのメインプロセスとします。
まずは移動先宣言を
バシーラー・カラコルム
「…よし!全機動きな!」
眞金シュウイチ
E4まで行っておくかな
ミランダ
C4で
チアキ・サトナカ
A4へ
GM
シュウイチのミューズによるメインプセスでよろしいでしょうか?
打ち消しはなし
system
[ バシーラー・カラコルム ] ミューズ : 1 → 0
眞金シュウイチ
では手番もらいます
眞金シュウイチ
とりあえず、アルバはSLDの対象にできますかね?
GM
強化人間持っているので可能です
眞金シュウイチ
ではSLD発動、憎悪:アルバを受けてカレルレンエフェクトも発動
アルバ・アルバァ
「……これは!?」
G-ケルキオンからの凄まじい敵意に反応
眞金シュウイチ
「あのデカいの、スターゲイザーが…いやASってのが乗ってるのか!?」
シモン・キーン
「やはり、ミランダの予感は当たっているのかね? シュウイチ君」
眞金シュウイチ
「こいつが赤くなるってことはそうかもな!」
眞金シュウイチ
CALブレードで攻撃、攻撃時にガイアをネルガルにして範囲拡大
眞金シュウイチ
打ち消しはありますか?
GM
起点次第ですね
眞金シュウイチ
D7です
GM
入ってしまいましたか。なら…
ゴードン・ラウサ
オーディン:あらゆる加護を1つ打ち消す
system
[ ゴードン・ラウサ ] 加護 : 3 → 2
スニタ・ネルヴァル
ゴードンのオーディンをオーディンで打ち消します!
アルバ・アルバァ
オーディン:あらゆる加護を1つ打ち消す
system
[ スニタ・ネルヴァル ] オーディン : 1 → 0
system
[ アルバ・アルバァ ] 加護 : 4 → 3
system
[ チアキ・サトナカ ] オーディン : 1 → 0
GM
では命中判定をどうぞ
眞金シュウイチ
とりあえず対象としてはB4にいるモブ以外の敵すべてで
チアキ・サトナカ
私がヘイムダルを使いますね
眞金シュウイチ
2d+16 (2D6+16) > 10[4,6]+16 > 26
眞金シュウイチ
ありがとうございます、ヘイムダルで加護クリティカル
GM
CT
system
[ チアキ・サトナカ ] ヘイムダル : 1 → 0
GM
打ち消しはないので
ゴードン・ラウサ
2D6+15 回避 鬼才10 (2D6+15) > 11[5,6]+15 > 26
ゴードン・ラウサ
CT
ロバート・オズワルド
2D6+11 回避 鬼才11 (2D6+11) > 10[4,6]+11 > 21
眞金シュウイチ
ヘイムダルですので、加護を使わない限り出目がいくつでも自動失敗です
眞金シュウイチ
通常のクリティカルは関係ありません
GM
ではダメージどうぞ
ミランダ
こっちのガイアをヘルにしてなげまーす!
眞金シュウイチ
ではダメージロールに七大天使の剣、武器を6つ消費してダメージ+6d
バシーラー・カラコルム
航空支援!1d6+8!
GM
ダメージ違うので段階分けてください
共通と対BOSS属性と
眞金シュウイチ
今狙われた敵の中で、一番砲撃値が高い人はいくつでしょうか?アンサーテンティブレイカーを使うので
キラ・ヤマト
18 砲撃
眞金シュウイチ
ありがとうございます、ダメージ+18と
眞金シュウイチ
39+18+10d+1d+8+5d ボス以外、神属性ダメージ (39+18+10D6+1D6+8+5D6) > 39+18+29[1,1,2,2,2,2,4,4,5,6]+5[5]+8+13[1,1,1,4,6] > 112
眞金シュウイチ
112+2d+6 ボスへのダメージ、神属性 (112+2D6+6) > 112+3[1,2]+6 > 121
プロテジェ・トロワロン
残り168FP
ゴードン・ラウサ
「ここまでか……後退する」
撃破
ロバート・オズワルド
「くそっ……俺はなにも……!? 後退するぞ」
撃墜
キラ・ヤマト
-121FP
キラ・ヤマト
「まだだ!」
眞金シュウイチ
「SLDに反応して、粒子がブレードに集まってる…!?これなら、まとめて!」ブレードに集まったAL粒子が超長大なビームソードを作り出し、戦場を薙ぎ払う
GM
行動値34 キラのメインプロセス
キラ・ヤマト
E-4へ移動
キラ・ヤマト
ラケルタビームサーベル 射程:0 範囲:範囲1(選択)
キラ・ヤマト
2D6+24 白兵 鬼才9 をシュウイチへ (2D6+24) > 4[1,3]+24 > 28
キラ・ヤマト
判定後:そんな好き勝手させるかよ! 激情時、命中判定をCT化。シナリオ1回
キラ・ヤマト
CT
眞金シュウイチ
2d+8+2 回避、クリのみ (2D6+8+2) > 10[4,6]+8+2 > 20
眞金シュウイチ
クリティカルで回避です
キラ・ヤマト
CT
キラ・ヤマト
二刀流のビームサーベルの連撃を、どうにかG-ケルキオンは凌ぐ
眞金シュウイチ
「速い…!クソ、あんた一体何なんだよ!」
キラ・ヤマト
「こいつ!」
GM
行動値32 ミランダのメインプロセス
ミランダ
ではこのままビームライフルで最期に残ってるバーベナを攻撃しまーす
ミランダ
2d6+14 命中 (2D6+14) > 8[2,6]+14 > 22
バーベナ
17 回避(イベイジョン)
ミランダ
2d6+25+5+6+6+3d6+8 光 (2D6+25+5+6+6+3D6+8) > 7[1,6]+25+5+6+6+15[3,6,6]+8 > 72
バーベナ
撃破
ミランダ
「スニタちゃーん…とりあえず怪我とかはしてない感じ?」おいついたぞ
スニタ・ネルヴァル
「怪我…はい、してません…」半ば上の空で答えます
ミランダ
「なら…とりあえず落ち着くまでなんとかするか…」以上
GM
ではイニシアティブで
アルバ・アルバァ
アカラナータ:イニシアティブで射程0-5、範囲(選択)2に〈神〉10D6ダメージ
バシーラー・カラコルム
「全員聞こえるか。宙域のミーレスは一掃された、あとは大物だけ…」
アルバ・アルバァ
「うぅ……頭が……!」
アルバ・アルバァ
D4起点に シュウイチ、キラ、スニタ、ミランダへ
アルバ・アルバァ
10D6 神ダメージ (10D6) > 30[1,1,2,2,3,3,3,4,5,6] > 30
キラ・ヤマト
累計-151FP
眞金シュウイチ
受けました、残り46
キラ・ヤマト
「後ろ!?」
system
[ スニタ・ネルヴァル ] FP : 70 → 40
system
[ アルバ・アルバァ ] 加護 : 3 → 2
GM
行動値20 サトナカ大尉かシュウイチのメインプロセス
眞金シュウイチ
では動きます
GM
はい
眞金シュウイチ
マグナム使ってメテオブレイカー、射程4の範囲2、E8を起点にアルバを遠隔攻撃
GM
どうぞ
眞金シュウイチ
2d+14+2 (2D6+14+2) > 6[1,5]+14+2 > 22
眞金シュウイチ
連環撃で振り直し
眞金シュウイチ
2d+14+2 (2D6+14+2) > 11[5,6]+14+2 > 27
眞金シュウイチ
クリティカルです
GM
CT
アルバ・アルバァ
2D6+18 防壁 (2D6+18) > 4[1,3]+18 > 22
眞金シュウイチ
アルバの砲撃値はいくつでしょうか
アルバ・アルバァ
18 砲撃
眞金シュウイチ
ありがとうございます
眞金シュウイチ
ダメージロールにトール
眞金シュウイチ
50+11d+18+10d BOSSへのダメージ、神属性 (50+11D6+18+10D6) > 50+40[1,1,2,3,3,4,4,5,5,6,6]+18+32[1,1,2,2,2,3,5,5,5,6] > 140
GM
シュウイチが巨大なガーディアンへ砲撃を行う。
その一撃は、確かに必殺の物であった。
眞金シュウイチ
「羽根付きがアーディティヤじゃないなら、相手してる暇はねえんだ!あっちのデカいのを、やる!」フリーダムと牽制しあいながら、隙を見てアルバを攻撃する
アルバ・アルバァ
「……っっ! このままだと、やられる!」
GM
巨大なガーディアン、ダブルGを中心に引き込まれるような波動が広がる。
シモン・キーン
「か、艦長……これは!?」
ミランダ
「これは…まずいな!」
眞金シュウイチ
「何だ…これは?何が引っ張ってる!?」
バシーラー・カラコルム
「時空振動!? いったいどれだけのエネルギーなんだよ!」
GM
木星に長らくいたスニタには、それの正体が理解できる。
アビスフィールドだと。
バシーラー・カラコルム
「総員!しっかり掴まれるもので体勢を保持!」
スニタ・ネルヴァル
「…あれは、もしかして…アビスフィールド…!?」
シモン・キーン
「アビス……今、何と!?」
GM
無意識に反応したのか、G-ラピュセルが突如としてダブルGの方に飛び出していった。
シモン・キーン
「艦長!? スニタお嬢さんが……!」
バシーラー・カラコルム
「今更引っ張り上げようもないよ!全推力逆噴射!こっちは吸い込まれないよう堪えるしかないだろう!」
GM
スニタのG-ラピュセルは身の丈が二倍はあるダブルGの目の前に到達しようとしていた。
アルバ・アルバァ
「君は……誰、なんだ──」
スニタ・ネルヴァル
「あなたは…誰…?」
GM
そして、二人の意志が疎通しようとしたとき、2つのガーディアンを中心に超重力の穴が開き……そこに飲まれて、2機は消失した。
チアキ・サトナカ
「敵と話すんじゃない!ネルヴァル君!!」
眞金シュウイチ
「なっ…おいスニタ!…消えちまった!?」
ミランダ
「こりゃ…まったく…」
バシーラー・カラコルム
「…モニター!周辺にスニタ機の反応は!」
チアキ・サトナカ
「返答したまえ…!ネルヴァル君!クソッ…!」
シモン・キーン
「じ……G-ラピュセルが、アーディティヤのフォートレス級とともに、ロスト……しました」
バシーラー・カラコルム
「…くそ。なんてことだ」席の肘置きに拳を叩きつける
リファイン・リンストル
「協力会社から借りているガーディアンとリンケージが消失ねぇ…。
面倒ごとにならなきゃいいけど」
GM
その光景を前に、他のエース機を失っていたアーディティヤの旗艦を始めとした残存戦力の全ては退却してゆく。
ミランダ
「………」なんか感じないかな!
バシーラー・カラコルム
「…………各機は消耗があるなら帰還させろ。あちらもこんな状況じゃ退くだろう」
眞金シュウイチ
「艦長、帰る前にスニタを探させてくれ!エネルギーはまだある!」
バシーラー・カラコルム
「言っとくけどガーディアンのレーダーより艦のレーダーのほうが優秀だよ」
バシーラー・カラコルム
「その場でうろちょろ捜索するより、一旦戻って探索計画を練るほうがマシさ」
チアキ・サトナカ
「艦長の言う通りだ。帰還したまえ…」
眞金シュウイチ
「チッ…!分かった…一旦戻る」
ミランダ
「思ったよりお転婆だな…」
バシーラー・カラコルム
「…シモン・キーン。探索計画を練る。作戦室に周辺宙域の海図を用意だ」
GM
こうして戦端は唐突な幕切れとなった。
GM
ビクトリーの艦内は、アーディティヤを撃退したという勝利を噛みしめる暇はなく、ロストしてしまったスニタの捜索にかかりきりだった。
GM
メーン・ブリッジでは、クルーのメンバーやチアキの姿があった。
シモン・キーン
「……反応はまだないのか、シグレ」
GM
グラビトロン級のALTIMA反応は、現在この位置周辺にはない。
シグレ・ミズノト
「…反応は…ありません 捜索を続けます!」
GM
その様子に、皮肉屋のリファインはグラビロトン級が背負っている”あの汚名”を、つい口にしてしまうことだろう。
バシーラー・カラコルム
「ああ。それとアーディティヤの奴らが退いた方角にも偵察を置いておけ。いつ逆襲があるか分からないからな」
シグレ・ミズノト
「了解!」
リファイン・リンストル
「ああ、そういえばあの子の……グラビトロン級の機体は"バニシング・ガーディアン"なんて呼ばれてたっけ。
まさにバニシング――消滅しちゃったってワケだ」
シモン・キーン
「なんだと? あの、事故を起こしたというグラビトロン級……しかし、スニタお嬢さんが乗っていたのが、そのバニシングガーディアンだったのか」
バシーラー・カラコルム
「…そんな厄ネタだったのかい?あの機体は」
リファイン・リンストル
「昔の事件に続いてまた消え去っちゃうなんてお笑いね。
あんなもの、まだ運用してるからバチが当たったのよ」
シモン・キーン
「奈落汚染対策の研究機関である『フレイヤ機関』の稼働試験事故か……」
バシーラー・カラコルム
「…それに頼らなきゃいけなかったのがこの艦ってことだよ」
リファイン・リンストル
「ま、私はガーディアンの専門家じゃないからあくまで憶測だけどね。
状況証拠ってヤツかしら?」
リファイン・リンストル
「これを公表されたら協力会社…ユピテル開発公社って言ったっけ?
あの会社のお偉方は心臓が縮み上がるでしょうね」
シモン・キーン
「オーバーロード級を2機も抱えているというのに、我々にはそれ以上のものを抱えていたのか……」
バシーラー・カラコルム
「公社がどうこうとかこの場じゃ知ったことじゃないよ。まずうちらは生き延びなきゃいけないんだからね」
GM
リンゲージであるチアキは、先ほどの光景は『スターゲート落とし』の時に似ているようで違うような感覚があっただろう。
むしろ、近いのはヘルモードの加護の長距離跳躍現象だ。
バシーラー・カラコルム
「そういう意味じゃ…1機でも機体を失うのは、とても厳しい状況になる」
GM
つまり、あの2機は消滅したのではなくワープしてしまったのだと推測できた。
チアキ・サトナカ
「断定はできないが…ネルヴァル君は”消滅”したわけではない、と思う」
シモン・キーン
「大尉!?」
チアキ・サトナカ
「いや、歯切れが悪くて申し訳ない。あくまで感覚的な問題だ」
シモン・キーン
「つまり、どういった?」
チアキ・サトナカ
「空間跳躍自体は技術的に不可能なものではない。今彼女は何処かに飛ばされた…と考えた方がまだ希望が持てると思う」
チアキ・サトナカ
「すまない、私らしくなかったな。つまり悲観しても仕方ないという話だよ」
シモン・キーン
「空間の跳躍……確かに、ガーディアンにはそういう力もあるのでしょう。なら、少しずつ捜索範囲を広げていけば?」
バシーラー・カラコルム
「…探索は続けよう。奴らが動くまでは」
シモン・キーン
「了解です、艦長。リファインは船を前に出すんだよ! シグレは引き続き、頼めるな?」
シグレ・ミズノト
「了解です!見つけて見せます!」
リファイン・リンストル
「あの子を死んじゃったことにして、公社からさらに大きな協力を約束させる…というのも手だと思うけどね。
こちらの戦力が削れちゃったことを交渉のコマにするのよ」
バシーラー・カラコルム
「あちらのミーレス群を粗方潰せたのはよかった。すぐには妨害もしてこないだろう。もちろん後方から補給を受けるまでの話だが…」
シモン・キーン
「やめないか!」
リファインの方に近づき、頬を叩く
リファイン・リンストル
「…なに? 手を上げるっての?」半笑いでシモンを睨みつけます
バシーラー・カラコルム
溜息をつきながら「いや、いまのはリファインが悪いよ」リファインにチョップを食らわす
シモン・キーン
「ああ、そうさ! 俺は、この船の副長をしているんだ。クルーの命を艦長と共に預かっている以上は、そのような軽口を認めるわけにはいかんのだよ」
リファイン・リンストル
「くっ、二度もぶった…!
そうね、私が悪かったわ。お上品じゃなくてごめんなさいね。
それじゃ、艦出すわよ」あまり反省してなさそうに
シモン・キーン
「すまないが、そうしてくれ」
叩いた手を震わせながら、静かに降ろす。
バシーラー・カラコルム
「…すまないねシモン・キーン」
シモン・キーン
「いえ、艦長の手を煩わせてしまいました」
バシーラー・カラコルム
「いや、あんたが平手で済ませたおかげで、私はグーにしないで済んだよ」
シモン・キーン
「そうでしたか。であれば、小官は務めを果たせたのでしょう……」
すっきりとしない顔で
バシーラー・カラコルム
「…大尉が生還の可能性を感じている以上、限界までクルーの捜索を続ける。こんな宇宙の端っこじゃ、それくらいやんないと艦長も務まらん」
シモン・キーン
「了解であります。これから交代制で、スニタお嬢さんの捜索に取り掛かります。リンゲージ達にも、やらせましょう。機体の修復が済んだものから」
バシーラー・カラコルム
(…仮に今、襲撃があったらスニタは…見捨てる。そこまでは言うものじゃないけど、必要ならその決断をするから、この椅子に座ってるってことさ)
チアキ・サトナカ
「母の元へ無事に返してやらねば軍人の名がすたるというもの。艦長、私にできることがあればすぐに呼んでいただきたい」
バシーラー・カラコルム
「…ああ。捜索は順次任せる」
GM
そうして、ビクトリーは休む暇もなく、次の行動に取り掛かったのだった。
GM
GM
スニタは意識を取り戻す。
GM
そこは、ラピュセルのコックピットの中であり、どうやら己は未だ生きているようだ。
スニタ・ネルヴァル
(…戦いの後、どうなったんだっけ。
確かアビスゲートの方に惹かれて機体を動かしちゃって…)
GM
機体のモニターが一部破損しているらしいが、どうやら周囲の風景は廃棄されたコロニーの入口らしき場所であるようだ。
スニタ・ネルヴァル
(このコロニーの中に隠れていた方がいいのかな…。
アーディティヤの人たちに見つかっちゃうとどうなるかわからないし…)
ラピュセルをコロニー内部へと慎重に移動させます
GM
動かしてみて分かったのだが、G-ラピュセルの残存エネルギー量は残りわずかであり、戦闘はまともに行うのが危険な状態である。
GM
生命維持のための残圧も少なくなりつつあり、廃棄コロニーの内部でなんらかの応急修理を行うか、友軍の救援を待つしかない状況だ。
スニタ・ネルヴァル
(コロニーの中に機体を留めて置ける場所、あるかな…。
機体の状態を確認しておかなきゃ…)
停泊できそうな場所を探します
GM
すぐ近くにドックのような場所があり、本来であれば艦艇が停泊していただろうと思われる場所にG-ラピュセルを四つん這いの状態にして着地させた。
GM
常に一緒に行動してきた相棒ともいえるガーディアンから離れるのは忍びなかったが、スニタはドックからコロニー内部へと一人進んでゆくだろう。
スニタ・ネルヴァル
(…これから、どうしよう。戻った方がいいのかな、あの艦に…)
コロニー内部に向かいながらぼんやりと考えます
GM
壁を隔てた向こう側は、己の想像とは全く異なる場所であった。
GM
地球のリゾート地である島を模したような人工的な自然が、放置されたままだった。
GM
酸素はまだ残っているのだが、人は見当たらない。
そしてコロニーの天候管理システムが故障したままなのか、昼であるのに薄暗い空をしている。
スニタ・ネルヴァル
(海が広がってる…。
木星圏にいた頃は、こんな光景がこの世界にあるなんて考えたこともなかったな…)
GM
スーツの機能で酸素があるのを確認し、スニタはゆっくりとメットを外して開放的になる。
スニタ・ネルヴァル
「ふう…。メットを被らなくても大丈夫みたい。
…なんとなく、生臭い匂いがする…」
潮の香りを嗅ぐのは初めてです
GM
本物の海を知らないスニタには、頭で理解している知識だけでは事態に対応をするのが難しいことを、こうして思い知らされるのだった。
GM
人工的な潮風に、スニタの長い髪が靡く。
スニタ・ネルヴァル
(…このまま、このコロニーの中で朽ちるのもいいかもしれない。
ラピュセルと一緒に…)
GM
そういえば、長らく意識を失っていたせいか、喉が渇いていた。
目の前に広がる綺麗な青い水を見れば、飲んでみたくなるかもしれない。
スニタ・ネルヴァル
(これだけの水面が広がっているなら、飲み水には困らない…かな)
海水をすくって飲もうとしてみます
GM
すると、背後から誰かの声が聞こえる。
アルバ・アルバァ
「飲んではいけないよ。逆に、喉が渇くだけだ……海の再現だからね」
スニタ・ネルヴァル
「海水…? えっと確か…塩分が含まれていて、飲料には適さない…んだっけ」
GM
それは、顔が大層整った人物だった。
スニタとは年齢は近いように見えるが、己よりいくらか大人びている雰囲気がある。
GM
声色からすれば、恐らくは男性なのだろうが、女性でも通じるようなすらっとした外見をしている。
スニタ・ネルヴァル
アルバ・アルバァ
「そうだね。だから、こういうのを使う」
スニタ・ネルヴァル
「忠告してくれてありがとう。ところで、あなたは…?」
転移の直前に聞いた声をうっすらと思い出しながら尋ねます
スニタ・ネルヴァル
「…これは?」
GM
顕れた人物は腰元から筒のようなものを取り出す。
GM
冷静に見れば、彼は己と同じくパイロットスーツを着用している。
どこかの軍属ならば、手にしている筒は爆弾の可能性もあるだろう。
スニタ・ネルヴァル
(…もしかして、爆弾?
いっそ、爆発で吹き飛ばされてしまうのも楽かもしれない…)
諦めの感情が脳裏をよぎります
GM
しかし、彼はスニタの横を通り過ぎ……膝くらいまで海水がつかる場所まで進み、筒で潮の水を汲み上げていた。
スニタ・ネルヴァル
「…あの、そのお水飲めないんじゃ…」
アルバ・アルバァ
「宇宙(そら)で遭難した時を想定したサバイバルキットに、濾過装置があるよ。もしかして、キミは持っていなかったのかい?」
GM
パイロットスーツの少年は筒にあるスイッチを押すと、筒の先に赤い光が点滅しはじめて、しばらくしてから緑色の光に変化した。
スニタ・ネルヴァル
「サバイバルキットは、確かラピュセルにも積んであったはず。
中身については覚えてないや…」
アルバ・アルバァ
「うん……これで、いいはずだ。さ、はい」
スニタのところまで彼は戻り、そして筒を手渡そうとしてくる。
スニタ・ネルヴァル
「…えっ、あたしに…?」
アルバ・アルバァ
「飲みたいんじゃなかったのかな、水」
スニタ・ネルヴァル
「で、でも…これはあなたの持ち物だし…」
他人の持ち物を使うのが苦手なのでちょっと遠慮します
アルバ・アルバァ
「廃棄されたコロニーで遭難したもの同士、遠慮はいるのかい?」
スニタ・ネルヴァル
「遠慮はいらない…そう、なのかな。
じゃあ、せっかくだから…」
不安そうに水を飲んでみます
GM
クリアな味のする、飲用に適した水だった。
スニタ・ネルヴァル
「…あ、ちゃんと飲める…」
アルバ・アルバァ
「そうじゃなきゃ、僕も死んでいるからね。それじゃ」
GM
スニタが飲んだ後のものを、彼はそのまま口にする。
スニタ・ネルヴァル
「…わっ、ちょっと…! ちゃんと、洗ってからじゃないと汚いですよ…!」
ドギマギしながらいいます
アルバ・アルバァ
「……ん。問題、ない」
そのまま飲み干して
スニタ・ネルヴァル
(こういうの、マンガで読んだことある…間接キスってやつだ…!)
顔を赤くしながら考えます
アルバ・アルバァ
「どうしたんだい? 熱でも?」
近づいて、様子を伺いに来る。
スニタ・ネルヴァル
「い…いえいえ! 熱なんてそんな!」
かぶりを振って誤魔化します
アルバ・アルバァ
「なら、よかった。……ああ、そうだったね。僕は、アルバ。キミは?」
名前を聞かれていたことを思い出し、今更に返答する。
スニタ・ネルヴァル
「あたしはスニタ…スニタ・ネルヴァルです」
アルバ・アルバァ
「スニタ……か。その名前、好きかい?」
スニタ・ネルヴァル
「…はい。お母さんが付けてくれた名前なので…。
あの、アルバさんも素敵なお名前…ですよね」
アルバ・アルバァ
「僕は、きらいだな──」
無表情そうな彼の顔が、刹那に険しくなった、ような気がする。
スニタ・ネルヴァル
「どうして? すごく響きのいい名前だと、あたしは思います」
表情の変化に気付かず返します
GM
GM
ビクトリーの食堂では、シュウイチとミランダが俯いたままのエーリカの相手をしていた。
エーリカ・エーデルバッハ
「私のせいだわ……」
GM
スニタ失踪の事実が伝わると、エーリカは顔が青ざめ、食堂のお手伝いの仕事がまともにできる状態ではなくなってしまったのだという。
ミランダ
「事実として事故原因の大半は重力異常だよ」
エーリカ・エーデルバッハ
「それは分かっています。けれど、スニタを孤独に追い込んでしまったのもまた……」
ミランダ
「そう思ってるんならまだ孤独にしてないでしょう ねぇ?」
眞金シュウイチ
「それを言うなら周り全体のせいだろ、お前だけのはずがない」
エーリカ・エーデルバッハ
「ミランダさん。シュウイチ……」
眞金シュウイチ
「大人どもだって、俺たち子どもが戦ってやってるんだからもうちょっと機嫌とったっていいはずだぜ」
ミランダ
「まぁ…全体として平均年齢は低いしね」
ミランダ
「ま、帰ってきてからのこと考えましょ」
エーリカ・エーデルバッハ
「シュウイチ……これから、ガンボイでやるんでしょ? スニタの捜索」
眞金シュウイチ
「ああ、ブリッジが目星をつけてくれたらな」
エーリカ・エーデルバッハ
「だったら……連れて行って」
顔をゆっくりあげて、シュウイチと目を合わせる。
眞金シュウイチ
「いいぜ。戦闘に出るわけでもないしな」
眞金シュウイチ
「ならないとも限らないが…どうせ、止めても聞かねえだろ」
エーリカ・エーデルバッハ
「索敵とか通信とか、そういうのやれるから。私」
エーリカ・エーデルバッハ
「……わかってるじゃない、シュウイチ」
ミランダ
「フォローもすれば…いいか 私からも艦長に許可、お願いしとくね」
エーリカ・エーデルバッハ
「ありがとうございます、ミランダさん」
眞金シュウイチ
「悪いな、頼む」
ミランダ
「さんづけじゃなくていいって 見た目はこんなだしね…」
エーリカ・エーデルバッハ
「でも、コールドスリープの影響で」
年上ですよね、私たちよりは──と。
ミランダ
「主観じゃ実感ないから…昔の知り合いに会えば別なんだろうけどさ」
GM
そうして動き出そうとする3人だったが、ミランダは2人を少し引き止めた。
GM
強化人間のミランダだからこそ理解しえた事実──あの巨大なフォートレス級を操縦しスニタとともに消えた敵のリンゲージも強化人間であり、そしてスニタ自身もが強化人間であるということを伝えるために。
ミランダ
「…気配を追えば探しやすいかもしれない あのデカいのは私とご同類だからね」
ミランダ
「ただそうなると、アレに感応してたスニタちゃんも………んー…あの子の出自ってさ 知ってる?」
エーリカ・エーデルバッハ
「ええと、ちょっと前に転入してきたくらいしか……。以前は、木星にいたとか」
眞金シュウイチ
「学校に来る前のことはほとんど知らねえな」
ミランダ
「過酷環境なら…そういうこともあるかなぁ…」
エーリカ・エーデルバッハ
「それって……冷凍睡眠の?」
エーリカは、ミランダが強化人間だということは知りえていないだろう。
ミランダ
「精神感応に反応が良すぎると…人為的な処置を疑っちゃうなぁ」
ミランダ
「…直接聞いてみるまで適当なことは言えないけか 勘だし経験上後ろ暗い想像しちゃうし」
エーリカ・エーデルバッハ
「……スニタ。あなたは一体」
思っていたよりも、友人のことを何も知らなかったという事実に打ちのめされる。
眞金シュウイチ
「同じ学校にいるってだけじゃ、知らねえことは山ほどあるな…」
エーリカ・エーデルバッハ
「だから、時間をかけて知っていく必要があるのね、人間同士って」
GM
エーリカの言葉は、エィコとの戦いで相手を”瞬間的に知り合えた”経験のあるシュウイチには少し重い言葉として感じられたかもしれない。
GM
GM
リファイン・リンストルの一件があったせいか、ビクトリーのメーン・ブリッジは重い空気に包まれていた。
シモン・キーン
「……。」
ちらちらと、操舵士の方を見ては何かを言おうとしては、飲み込むのを繰り返している。
バシーラー・カラコルム
(ブリッジクルーも若いの多いからね、うち。時間あるうちなら自然解消するのを静観してりゃいいんだけどねえ…)艦長の席からも空気は手に取るようにわかる
バシーラー・カラコルム
「…副長がそんな挙動不審じゃ士気に関わるよ、シモン・キーン」
シモン・キーン
「はっ……し、失礼いたしました! レーダー、どうなっているのっ!?」
GM
慌てたからか、やや声が裏返りつつも、シモン・キーンはシグレへと尋ねる。
未だ、決定的なものは感知できてはいない。
シグレ・ミズノト
「はいっ 機影無し…まだ周囲は静かな状態ですね…」
GM
その様を、”当の問題児”はどう見ていたのだろうか。
リファイン・リンストル
(アビスゲートなんてくぐれば、どこへ飛ばされたもんだか分かったもんじゃない。
あの子の機影なんて、ホントに見つかるのかしらねぇ。
ま、命令である以上は探しはするけどさ)
シモン・キーン
「航路、目の前にデブリがあるぞ。回頭、遅い!」
リファイン・リンストル
「…了解。面舵取るわよー」
気の抜けたような返事をします
シモン・キーン
わなわなと拳を握った腕を振るわす。
そして、ちらりと艦長たるバシーラーの視線を伺う。
バシーラー・カラコルム
(これも、スニタが見つかれば解決するんだけどねえ)大きく溜息をつく
バシーラー・カラコルム
「…リンストル。いまは警戒態勢だ。平時はともかく今は返事も態度もきっちりしときな」
リファイン・リンストル
「了解。回頭によりデブリの回避に成功、引き続き航行を続けます」
ひとまず態度を改めます
バシーラー・カラコルム
「操舵自体はリンストルだって素人じゃない。もう少しお前も肩の力を抜きな」小声でシモン・キーンに耳打ちする
シモン・キーン
「ありがとうございます。しかし、このままでは艦の規律もよろしくはないでしょう。であれば、小官がここは1つ」
バシーラー・カラコルム
「ほう。聞こうか」
GM
シモン・キーンはバシーラーへ感謝を伝えると、意を決してブリッジの中央で堂々と躍り出た。
シモン・キーン
「聞いて欲しい。自分は、俺は……コロニー2の出身だ。第二次大戦の際、ヴォルフの電撃作戦によるアビス兵器や毒ガス注入により壊滅状態に陥った。まるで地獄そのものだった」
シモン・キーン
「宇宙という環境は、本来は人類が住まうに適さない場所だろう。コロニーに住まう大勢の人間は、常に死と隣り合わせで生きているようなものだ」
シモン・キーン
「だから、宇宙で遭難をするというのは……諸君らが思っている以上に辛く、厳しいものであることを理解していただきたい」
GM
リファインやシグレを始めに地球出身の多いブリッジで、シモン・キーンは数少ない宇宙出身者であった。
リファイン・リンストル
(コロニー2…ふぅん、『レコンキスタ作戦』の…)
シモン・キーン
「だから、スニタお嬢さんの捜索は可能な限りに全力を尽く必要があると考えている。艦長、それに乗組員の皆……力を貸していただけないだろうか」
バシーラー・カラコルム
そこまで聞いて席から立つ
バシーラー・カラコルム
「シモン・キーンが言った通りだ。宇宙ってのはどうしようもなく不自由で不便で過酷な場所だ。そんなところでも軍やフォーチュンに所属している以上、命令とあらば作戦に従事しなくてはいけない」
バシーラー・カラコルム
「だからこそ、最大限に同胞を助ける努力は必要だ。うちらが宇宙に漂流することになっても、いつか仲間が助けてくれる。その信頼で成り立ってる。だからこそ、うちらは宇宙で戦える」
バシーラー・カラコルム
「本艦のスニタ・ネルヴァル捜索は続行する。これはスニタの為でもあるし、いずれの我々のためである …その気持ちで臨んでもらいたい。以上だ」
シモン・キーン
「艦長……!」
振り返り、毅然として敬礼を取る。
シグレ・ミズノト
「…周辺の監視を続けます!」
リファイン・リンストル
「…仲間を見捨てちゃフォーチュンの名が廃る、ってワケね。
わかったわ。艦長と副長にそうまで言われちゃ、私のプライドにも関わるもの。
やるからには全力で探し出してやろうじゃない」
シモン・キーン
「リファイン、わかってくれたか」
軽い足取りで彼女の隣まで向かう。
バシーラー・カラコルム
一通り見渡して、やれやれといった表情で席に着く
リファイン・リンストル
「…まあね。私も、コロニー落としで地球の友達を亡くなっちゃってさ。
私がアーディティヤじゃなくフォーチュンに入ったのも、
元々は困った人を助けたかったから…というのを思い出したのよ」
シモン・キーン
「そうだったのか。すまなかった、キミを殴ったことをお詫びしたい。コロニー6についたら、食事にでも連れて行きたいのだが?」
リファイン・リンストル
「殴られたことなんて、気にしてないわよ。
こんな仕事してるんだから、そんなの気にしてちゃやってられないわ。
食事! ふふっ、三ツ星レストラン、しかも高級ワイン付きで頼むわよ!」
シモン・キーン
「……ああ、いいさ。このシモン・キーン、二言はないつもりだ」
リファイン・リンストル
「よーし、そうと決まったら、絶対見つけ出してやるわよ!
やるからには絶対成し遂げて見せる、それが私…リファイン・リンストルの流儀よ!」
GM
スニタの失踪という困難を通じ、ビクトリーのクルーたちに意識の変化が芽生え始めた象徴な場面だった。
バシーラー・カラコルム
…おやおや、うちの娘でもあてがってやるつもりだったが、案外積極的じゃないかシモン・キーン。
バシーラー・カラコルム
ブリッジクルーの交流を眺めつつも、今後あり得る最悪のパターンを想像せずにいられない。
バシーラー・カラコルム
(今の不安な空気を打ち払いはできたが、その場しのぎでしかないのは承知している)
バシーラー・カラコルム
(仮にスニタが見つけられないままアーディティヤの逆襲が始まった場合。こんな演説をしたんだ、見捨てて逃げる選択肢はとてつもなく大きなリスクを抱えることになる)
バシーラー・カラコルム
(そのときは…)深い溜息をついてモニターに目を向ける。どんと構えているのが艦長の仕事だ。少なくとも、今は。
GM
その頃、ガーディアンのハンガーの方から艦内通信が入る。
ハルヒコ技師とチアキからだ。
ガーディアンの応急修理が終わり、偵察派遣ができるという話しと──エーリカが、シュウイチの出撃に同行申請を出している内容だ。
チアキ・サトナカ
「…ということらしいのですがね…準軍事組織フォーチュンとしてはこれはあまり許可を出したくないのが現状ですが…どうなさいますか」
チアキ・サトナカ
「偵察は必要でしょう。しかしそれについ先日まで民間人だった二人を出すというのはどうかと私は考えます」
ハルヒコ・ヤマナ
「使う機体の問題もある。ケルキオンは希少な機体だ。あれを偵察に出すのは私としてもあまり関心はしないな」
GM
このままでは、とミランダや当人たるシュウイチも通信に飛び込んでくる。
GM
強化人間が人工的なスターゲイザーであれば、最新型オーバーロード級のG-ケルキオンと高いスターゲイザーの素質を見せつつあるシュウイチの感応能力は、スニタの捜索にはうってつけだと主張できる筈だったからだ。
眞金シュウイチ
「…と思うが、どうだ?別にあんたたちだけでスニタを確実に見つけてくれるって言うなら、俺もわざわざ出てはいかないけどな」
エーリカ・エーデルバッハ
「学校である程度の情報分析は習っています。シュウイチ独りだけじゃ賄いきれないことを、私が」
ハルヒコ・ヤマナ
「なるほど、筋は通っている。闇雲に探すよりは、彼らを生体レーダーとして使い、それをエーデルバッハ氏が補佐した方が効率が良いかもしれないということか」
エーリカ・エーデルバッハ
「お願いします! 大切な友人を──助けたいんです」
バシーラー・カラコルム
「シュウイチ。あんたも随分ナマイキな口きくようになったねえ。艦長は嬉しいよ」
ハルヒコ・ヤマナ
「考えが変わった。貴重な機体をこの様な任務に出すことが危険なことは変わりないが、他に変えられないデータが取れるかもしれん。良いじゃないか、艦長。ここは私からも許可を」
チアキ・サトナカ
「…まあ、護衛をつけるという条件付きであれば、それも良いかもしれませんね」
エーリカ・エーデルバッハ
「ハルヒコさん。それに、大尉さんも……」
バシーラー・カラコルム
「ああ。探索の人手が足りないのは皆が知ってる通りだ。多少なりともレーダー要員として計算できるってんなら使わない手はない」
バシーラー・カラコルム
「出撃を許可する。とはいえ気を付けな。あちらだって同様に捜索隊を出している可能性がある、遭遇戦は覚悟しておけ」
エーリカ・エーデルバッハ
「ありがとうございます、艦長さん!」
眞金シュウイチ
「恩に着るぜ、艦長!」
GM
こうして、ビクトリーによるスニタ捜索が本格的に始動するのである。
GM
アルバ・アルバァ
「やはり、だけれど……人はもう、住んでいないみたいだね。食料も、あんまり残っていないみたいだ」
GM
パイロットスーツを木に被せて乾かしているため、インナー姿になっているアルバがスニタに報告してくる。
スニタ・ネルヴァル
「ど、どうしましょうか…。
機体の通信機でどこかと交信が出来ないか一回チェックしてみましょうか…?」
薄着のアルバくんからちょっと目を逸らしながら
アルバ・アルバァ
「機体? もしかして、キミ……リンゲージだった?」
GM
アルバの方はスニタのパイロットスーツ姿を見ても、特段気にしていなかったようだ。
スニタ・ネルヴァル
(自分がリンケージってことは言っちゃっていいんだっけ…? まあ、いいか…)
「そ、そうですね…。あたし、リンケージやってます。
ええと、アルバさんもそうじゃないんですか?」
先ほどまでパイロットスーツを着ていたことを頭に思い描きながら
アルバ・アルバァ
「偶然だね、僕と一緒だ。だったら、そのスーツ脱ぎなよ。ずっと着たままじゃ、暑苦しくないかい?」
スニタ・ネルヴァル
「い、いえ! あたしは大丈夫ですから!」
異性の前で薄着になるのをためらいます
アルバ・アルバァ
「ふ、面白いね。キミ……さっきから、表情が何度も変わって」
スニタ・ネルヴァル
「面白い…ですか? そんなの、言われたの初めてです」
キョトンとしながら
アルバ・アルバァ
「悪くはないよ、スニタ。そうやって、お腹の音がなるのとか……さ」
GM
意識が戻ってから、まだ食事をろくにとっていなかった事実をスニタは忘れていたのである。
スニタ・ネルヴァル
「へっ!? あ、うう…恥ずかしいです…」
真っ赤になりながら
アルバ・アルバァ
「……じゃあ、この缶詰。念のために、火であっためよう」
スニタ・ネルヴァル
(そういえば、最後にご飯を食べたのはいつだっけ…)
GM
二人の傍でバチバチと燃え上がっていた焚火に、ナイフでフタをあけた缶詰を温めるために被せた。
スニタ・ネルヴァル
「…焚火を眺めていると、少し心が落ち着きますね」
アルバ・アルバァ
「そうだね。誰かとみるのは初めてだけど」
スニタ・ネルヴァル
「あたしも、初めてです。昔からずっとひとりぼっちだったから…。
今も、そうなんです」
アルバ・アルバァ
「昔から……? そうか、キミも戦災孤児なんだね。スニタ」
スニタ・ネルヴァル
「いえ…あたし、最近まで木星圏で暮らしてて。
過酷な環境ですから、あまり他人とのコミュニケーションの機会がなくて…それだけです。
あの…そう仰られるアルバさんはもしかして、戦争の…?」
アルバ・アルバァ
「木星……そんな離れた場所からやってきたんだね、キミは」
焚火の近くから、スニタの隣までやってきて座る。
スニタ・ネルヴァル
(わっ、近い…!)
恥ずかしがりながらも、身じろぎはしません
アルバ・アルバァ
「名前が嫌いな理由……僕が、地球連邦のマンジュ研の4番目の強化人間だからさ。アラビアの方の言葉で数字の4を”アルバ”って呼ぶらしいんだ」
スニタ・ネルヴァル
「強化人間、ですか?」
あまり分かってなさそうに
アルバ・アルバァ
「僕には戦争の時の記憶がない。両親のこともわからないし、それまでどこに住んでいたのかも分からない。ただ、ガーディアンで戦えば、返してくれるらしい。記憶とやらをね」
スニタ・ネルヴァル
「思い出はこれから作れますよ、きっと。
戦って、記憶を取り戻す…目標があるんですね、アルバさんには…」
アルバ・アルバァ
「キミには、ないのかい? リンゲージとしての、目的」
スニタ・ネルヴァル
「あたしには、何もないんです。目的も、信頼できる人も。
ガーディアンに乗ってるのもただお母さんに頼まれたからだし、
友達だと思ってた人も、酷い態度を取って失くしちゃいました」
アルバ・アルバァ
「でも、君には家族も友人だった人もいるんだね。僕と同じだと思っていたけれど……少し違ったみたいだ」
スニタ・ネルヴァル
「…そうですね。
誰しもみんな少しずつ違ってて、それですれ違いが起きちゃうんです。
戦争が起きるのも、きっとそれが原因なんです」
GM
ぐつぐつと缶詰が煮立った音がしたので、アルバは取りに向かい、そして戻ってくる。
アルバ・アルバァ
「それでも、スニタと僕は……こうして一緒にいる。だから、食べよう」
スニタ・ネルヴァル
「…ありがとうございます、アルバさん」
少し救われたような笑顔を浮かべながら、食事を受け取ります
GM
缶の中身を摘み、最後に汁をすすろうと口をつけたのだが、ナイフで荒っぽく開けていたせいで棘のようなものがあったのか、スニタの唇が僅かに切れてしまった。
スニタ・ネルヴァル
「いたっ…!」
アルバ・アルバァ
「……大丈夫かい?」
GM
スニタの唇が微かに血で朱く濡れる。
スニタ・ネルヴァル
「こ、これくらいなら全然…」
唇を指で拭います
アルバ・アルバァ
「スニタ」
スニタ・ネルヴァル
「…へっ?」
GM
何を思ったのか、彼は無防備になったスニタに唇を重ねた。
スニタ・ネルヴァル
「――!」
GM
重なった唇の隙間から、彼の舌先がスニタの傷口を撫でてくる。
スニタ・ネルヴァル
「ん、んんんーっ!」言葉にならない叫びを挙げます
アルバ・アルバァ
「ん……」
暫くしてから、口を離す。
スニタ・ネルヴァル
「ぷはっ! こ、こ、これって…キス、ですよね!?」
羞恥と驚愕の混じった表情でアルバさんに聞きます
アルバ・アルバァ
「何って……キミの傷の手当をしてみせたけれど」
こちらは動じていないというより、何も顔に出ていない様子だった。
スニタ・ネルヴァル
「く、唇を重ねて、こんな…キスなんてしたら、子供が出来ちゃいますよっ!?」
スニタ・ネルヴァル
「…へっ? 傷の手当…?」
アルバ・アルバァ
「……うん? 今、何って言ったのかい」
スニタ・ネルヴァル
「い、いえ…ですから、キスをすると、子供が…」
アルバ・アルバァ
すると、また唇を重ねる。
スニタ・ネルヴァル
「んん…っ」今度は受け入れた様子で応じます
アルバ・アルバァ
「……これくらいで子供が生まれるなら、地球もコロニーも、人口が増えすぎて大変だろうね」
スニタ・ネルヴァル
「ですから、人が増え過ぎて宇宙に移民をするようになって…えっ、違うんですか?」
アルバ・アルバァ
「……フフ。本当に面白いね、キミは」
スニタの顎を掴む
スニタ・ネルヴァル
「あうう…」恥ずかしそうに眼を伏せます
アルバ・アルバァ
「僕は好きだよ。そんな──」
GM
そうしていると、スニタの頭に思惟のようなものが流れてくる。
GM
──遠くで、自分を呼ぶ声。
拒絶してしまった、学園の仲間たちの声が。
スニタ・ネルヴァル
(…みんなが、呼んでる…?)
アルバ・アルバァ
「ぐっ……ぅぅ、頭が──」
突如として、両手で頭部を押さえて苦しみだす。
スニタ・ネルヴァル
「アルバさん! 大丈夫ですか!?」
アルバ・アルバァ
「頭の中で、蛇がのたうち回るような感覚……キミには、ないの……か……?」
スニタ・ネルヴァル
「少し酔ったような感覚はありますけど、そこまででは…」
アルバ・アルバァ
「そうか……そうだろうね。ぐぅっ……お互いの居場所に戻ろう、か。ここは君にはふさわしくない──」
GM
険しい顔で、アルバはスニタを軽く突き飛ばした。
スニタ・ネルヴァル
「アルバさん…!?」
アルバ・アルバァ
「来たんだろう、キミの迎えが……! 僕の方も、近づいてきている」
ふらつきながら、木にかかっているパイロットスーツを着用する。
スニタ・ネルヴァル
「アルバさん…!」
アルバ・アルバァ
「キミは、僕がもっていないものを沢山……もっていた……」
アルバ・アルバァ
「それとも、全部捨てて……来るか、い?」
スニタ・ネルヴァル
「行って、いいんですか…?」
シュウイチさんやエーリカさん、母親の顔をぐるぐると思い浮かべながら
GM
戸惑う彼女の中に、強い声が届く。
それは、シュウイチとエーリカのものだ。
エーリカ・エーデルバッハ
「おねがい……スニタ。生きてて……それで、謝らせて。あなたのこと、独りにしてしまったことを」
スニタ・ネルヴァル
(これは…エーリカさんの、想い…?)
眞金シュウイチ
「これでお別れってのは後味が悪いだろ…スニタ!」
スニタ・ネルヴァル
(これは、シュウイチくんの…!)
スニタ・ネルヴァル
「…ごめんなさい、アルバさん。あたし、やっぱり戻らないと。
みんなが待ってるんです」
アルバ・アルバァ
「……スニ、タ……キミは……!」
スニタ・ネルヴァル
「…約束、しませんか。戦いが終わったら、このコロニーでまた会いましょう」
アルバ・アルバァ
「……わかった。ここを、忘れないでおかないと……ね」
身支度を整えて
スニタ・ネルヴァル
「あたしたちの、大切な思い出の場所です。
きっと、いえ…絶対にここで会いましょう!」
アルバ・アルバァ
「そうだね、僕ら……”造られた者”同士の」
GM
そう言い残して、アルバはスニタがやってきた方とは反対側に去っていった。
スニタ・ネルヴァル
"造られた者"という言葉に少し首を傾げながら
「約束ですからね!」
去っていくアルバさんに向かって叫びます
GM
ほどなく、スニタはG-ラピュセルの場所に戻り……やってきたG-ケルキオンに手を引かれるようにして救助されたのだった。
GM