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日本人が知らない「リバタリアン大統領」の真価、ハビエル・ミレイはアルゼンチンをどう変えたのか
一経済学者をして世界初のリバタリアン政権を誕生させたのは、ミレイを熱狂的に支持した若者と中道右派勢力
との反社会主義連合だ。今年2月発売の『ミレイと自由主義革命 世界を変えるアルゼンチン大統領』では、
過去1世紀にわたり社会主義に支配されたアルゼンチンの現代史と、ミレイ大統領がオーストリア学派経済学により
覚醒し、「文化の戦い」を経て大統領になるまでの軌跡が詳細につづられている。
経済学部では大学院まで当時最も一般的だったケインズ経済学などを学び、自身は新古典派のマクロやミクロの経済学、
経済成長論を教えていた。だが2013年に成長の理論を研究する過程でマレー・ロスバードの『人間・経済・国家』の中の
「独占と競争」という論文を読んだとき、「今まで市場構造について教えてきたことは、すべて間違っていた」
と衝撃を受けた。