放課後カルテスレ
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「日本の芸人は会社員に近い」 ウーマンラッシュアワー村本大輔が目指すお笑いの理想像同じお笑いでも、日本と海外では根本的に定義が違うと感じます。日本では、ミュージシャンや小説家は「アーティスト」だと思われているのに、お笑い芸人はその中に含まれません。海外ではお笑い芸人がアーティストだと自称しても、スッと受け入れられる。彼らは自分の主張したいことをネタとして表現しているからです。日本の芸人はテレビで売れるためにネタを披露する。これって、上司に実力を認めてもらって出世しようとする会社員と基本は同じですよね。求められた役割をこなして、みんなで番組を回すために芸人になる。日本の芸人のネタは、「みんな同じようなネタばかりだ」と言われることがありますが、それはみんなテレビで売れようとしているからです。「何かを表現したい、吐き出したい」と思ってネタをつくっている人は、今の日本にはほとんどいないように思えます。