こんばんわ部長

今日はしっと団が最も過激になる日

コードAと厄災との戦いは両者共に圧倒的な『速さ』が特徴だった
戦闘が始まってから両者は高速移動を維持し続けている
相手への攻撃もその高速移動中に起きており立ち止まっている瞬間が殆ど無い
その速度はもはや常人では捉え切れない程の領域に達していたのだ
だが分の悪さで言えばコードAの方が悪いと言えるだろう
何しろ厄災は全身が強固な金属で覆われておりそれを打ち貫くのは容易ではない
前回はカートリッジをロードしたゼロ距離砲撃を当てて初めて傷を付けた程だ
武器での斬撃や打撃では厄災に傷を付けるのは難しかった
しかしコードAに焦りの感情は無い
どちらかと言うと以前の戦いで僅かに垣間見れた厄災の装甲の下が気になっていた
砲撃を当てて剥がれた装甲の下にあったのは取り込まれた人間の顔
主に口元の一部が露出していただけだがそこから感情が読み取れたのである
その時からずっと気になっていた事があった

エリオと怒りとジャケットと＜覚醒の瞬間＞

厄災は特殊な金属に覆われている為管理局のあらゆるスキャンを通さず内部が不明瞭
流水で流れを読み取れないのも恐らくこれと同じ理由なはず
だが口元の装甲が剥がれた時だけ感情が流れで読み取る事が出来た
怒り、憎しみ、怨みと言った負の感情
当初それは内部に取り込まれた人間の流れと思っていたのだが

　『厄災の中の人間はもはや生きてはおらん』

リヴァイがそう告げた、根拠としてリヴァイ達の仮説を述べながら
確かに取り込まれた人間は生きている事は無いのだろう
なら前回感じ取れた流れは何だったのか
それがずっと気になっていた
　（あぁ…そうか…そういう事か…）
コードAはようやく、理解した、分かってしまった
　（あの時感じた流れ…あれは取り込まれた人間の…『残流思念』だったのか）

あまりにも強く、強く、強く
感情が込められた流れは留まり続ける、それが『残流思念』
コードAが感じ取ったのはまだ生きていた頃の
それこそ『取り込まれてから死ぬまでの間』の感情だった
それ程負の感情を強く残す程に厄災を怒り、憎しみ、怨んでいた
自分を取り込み好き勝手暴れるのだからそう思ってしまうのも当然である
だが同時に自分自身にも同様に怒りっていたのだ
迂闊に取り込まれてしまった自分を
取り込まれてしまい何も抵抗が出来ない自分を
ただ成す術なく見守る事しか出来ない自分を
それ程の強い流れを残していた事にコードAは初めて気が付いた
　（ﾋﾞｭﾝ!ｶﾞｼｨ!）
その『気付き』によって隙が生じてしまった
厄災がコードAの背後に回り込みコードAの後頭部を掴む、そして
　（ｽﾞｶﾞｧｧｧｧｧｧｧﾝ!）

後頭部を掴んだまま地面に向かってコードAの顔面を叩きつけたのである
これだけでも相当なダメージとなるが厄災の攻撃はそれだけではない
　（ｽﾞｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬ!）
高速移動の速度はそのままに頭部を押さえつけながら移動している
通った地面が抉られる程強く押さえつけられ、同時に顔面を削られていく
特務隊のジャケットが防御力が高くともこれではいつまでもつか分からない
しかも厄災はこれがトドメになるのかと言わんばかりに速度を上げた
強く掴まれている頭部はコードAが振り解こうとしてもビクともしない
地面を、通った場所の障害物や壁すらも破壊し続け尚も止まらない
コードAはこの追い詰められた状況の中何を思うのか
それは厄災に対する『怒り』の感情だった
奇しくも同時期に別の場所でコードEもコードCも厄災によって危機に陥っている
この3人が胸に抱く感情は全員同じ厄災への強い『怒り』だったのだ
劣勢である事は一切関係が無いかの様に
ただただ厄災に対する強い怒りが湧いてくる

昨日のぞろ目はなし
ラスレス
>無題Nameとしあき 25/12/24(水)01:30:01No.18833828+
>ラスレスならミルヒの衣装がチアガールになる

　（こいつらのせいでミゼット提督の同期達はその後の人生を奪われた
　　それだけじゃない…人間としての尊厳すらも汚されて）
コードCの中に熱いものが滾っていく
　（人間を取り込まなければ活動出来ないロストロギアが
　　取り込んだ人間の人生も感情も何もかも否定させて）
コードEは視線の先にいる厄災を強く睨みつける
　（中将や三提督の思いさえも踏みにじったこいつらに好き勝手されて）
コードAの怒りが頂点に達しようとしたその時、特務隊3人が同時に叫んだのだ

　「「「なるものかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！」」」

次の瞬間、特務隊が装着しているジャケットが強い輝きを放った
この光はジャケットが再構築され別のジャケットに変わる光
この戦いに赴く前にリヴァイがリミッターを解除した事で可能になった姿
　「「「特務隊ACE・オーバーアサルト！」」」

特務隊のジャケットは全身が黒を基調としている
しかしリミッター解除したジャケットは一転して白が基調となる
眩く見える程に純白のジャケットを纏った特務隊はそれまでとはまるで違う
　「（ｶﾞｼｨ!）はぁぁぁぁぁぁ！！！（ｸﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ!ﾊﾞｷﾞｨ!）」
コードCは自身の身体を掴み締め上げる厄災の腕を力づくでこじ開けた
それまでのコードCにはない純然たるパワー
拘束から逃れたコードCはそのまま大きく足を振り上げて厄災の顔面を蹴り飛ばす
後方に吹き飛んだ厄災はすぐさま態勢を立て直そうとするが
そこには既に地面に落ちたサイズを広い厄災にまで接近しているコードCの姿があった
　（ﾋｭﾝ!....ｽﾞﾊﾞｧ!）
振り上げたサイズが厄災の片腕を斬り飛ばした
元々高い切れ味と振動破砕の両立に加えてオーバーアサルトのパワー
これらが加わった今のコードCに斬れないものは何もない
　「はっ！（ﾋｭﾝ!....ｽﾞｼｬｼｬｼｬｼｬ!）」
上がったのはパワーだけではない、スピードも格段に上昇していた

コードCが一瞬で何度も振り上げ、振り下ろし、厄災を切り刻む
切り刻まれた箇所が綺麗に切断され細かく分散していくが
それでもコードCの手は緩める事はしなかった
振り下ろすサイズがもはや何度サイズを振ったのか分からない
やがてコードCがピタリと動きを止めると
　（ﾊﾞﾗ....ﾊﾞﾗﾊﾞﾗ....ﾄﾞｼｬｱ!）
厄災は全身を切り刻まれてその場に崩れ落ちたのである
例え多少の修復機能があろうとここまで切り刻まれれば修復は不可能
この瞬間、コードCの相手である厄災は沈黙した
　「…………（ｽｯ）」
バラバラとなり沈黙した厄災に向けコードCは姿勢を正し敬礼する
だがそれは『厄災に』対してではない
偉大な先達としてのリヴァイ達の同期に向けての敬礼だった

NEXT：『戦いの終わり』

ぞろ目だったらユーノとエリオとトーマをトリプルギロチンコ！

ゾロ目ならアツェレイをノーパンミニスカメイドの衣装で拘束してミウラの家に放置する

ぞろ目なら明日のエリオのおっぱい枕はユキカゼっぱい

ラスレスならフローリアン姉妹の衣装がミニスカサンタになる