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【ジュネーブ=船越翔】国際原子力機関(IAEA)は4日、ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポリージャ原子力発電所で、原子炉を冷却するなど安全確保に必要な外部からの電力供給が一時的に失われたと発表した。電源喪失時に非常用ディーゼル発電機が作動したという。
ロイター通信によると、ウクライナのヘルマン・ハルシチェンコ・エネルギー相は、露軍が原発につながる送電線を攻撃したと主張している。IAEAによると、4日夕に外部電源が失われ、約3時間半後に復旧した。原発の外部電源を喪失したのは2023年後半以来で、ロシアの侵略開始後では9度目となる。
IAEAのラファエル・グロッシ事務局長は「ウクライナの原発の安全性は依然として極めて不安定だ」とX(旧ツイッター)に投稿した。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250705-OYT1T50081/