露外務省、英大使呼び抗議　クリミア攻撃に軍関与主張

ロシア外務省は３日、英国のブロナート駐露大使をモスクワの本省に
呼び、１０月２９日にクリミア半島の露黒海艦隊基地に向けて行われた
水中無人機などによる攻撃に英軍の専門家が積極的に関与していた
として、「断固とした抗議」を伝えたと発表した。
同外務省は、英軍がウクライナ軍への教練とともに、複数の水中無人機
を提供したと主張。こうした「侵略的行動」は予見不能で危険な結果を
生じかねないと即時停止を要求、継続された場合は「関係緊張の責任は
全て英国側にある」と警告した。

ノルドストリーム破壊、ロシア「米は関与していないと証明を」

在米ロシア大使館は１６日、米国はロシアから欧州に天然ガスを送る海底
パイプライン「ノルドストリーム」の破壊に関与していないことを証明するよう
努めるべきと表明した。
声明文で、ロシアは昨年９月に起きたノルドストリーム１とノルドストリーム２の
破壊を「国際テロ行為」と見なしており、これをうやむやにすることは許されない
としている。
ノルドストリームを巡っては、米ジャーナリストのシーモア・ハーシュ氏が８日、
米国が爆発に関与していたと報道。ロシア大使館もこの報道に言及した。
ホワイトハウスは「全くの虚偽で、完全なでっち上げだ」と否定している。
また、国営ロシア通信（ＲＩＡ）によると、ロシアは２２日に国連安全保障理事会
を招集し、ノルドストリームに対する「妨害行為」について議論する見通し。

パリ五輪にロシア国旗「あり得ず」、フランス大統領が見解
2023/09/07

フランスのマクロン大統領は来年のパリ五輪について、ロシア国旗が掲げられる
べきではないとの見解を示した。ロシア選手の参加は国際オリンピック委員会
（ＩＯＣ）が決定すべき問題だとした。
仏スポーツ紙レキップに対し、「もちろんパリ大会中にロシア国旗（が掲げられること）
はあり得ない。その問題についてはコンセンサスがあると思う。なぜならロシアは
戦争犯罪を犯し、子どもたちを連れ去っており、国として歓迎されていないからだ」
と語った。