昨日のぞろ目はなし
ラスレス
>無題Nameとしあき 25/10/16(木)01:30:13No.18759049+
>ラスレスならレオ閣下の衣装がビキニアーマーになる

アツェレイの目の前に迫る敵の攻撃
自分が攻撃をした直後にカウンターを食らい体勢を崩してしまっている
そんな中敵の追撃はかわしきれない
　　（ﾌﾞﾌﾞﾌﾞｯ....ﾌﾞｩﾝ!）
すると目の前のアツェレイが『消えた』
だがそのすぐ横にアツェレイが『現れた』
　00「おらぁ！（ﾄﾞｶﾞｧ!）」
無理な体勢だが敵に蹴りを叩きこみなんとか距離を取る事に成功する
　00「はぁ！はぁ！はぁ！」
咄嗟だった
咄嗟にシルバーカーテンを起動し幻影を展開しなければ今の攻撃は直撃しただろう
そうは言っても本体の姿を隠し幻影を展開するだけで精一杯だったのだが
僅かに位置をずらす程度にしか出来なかったのはそれだけ追い込まれている証

エリオと賭けと一点と＜厄災の一＞

　00（奴の厄介さは流れが読めない事じゃねぇ……圧倒的な『速さ』
　　　初速で既に肉眼で捉えるのが難しい速さを出す敵だと？）
アツェレイは警戒心を最大にしつつ敵の分析を同時に行う
敵の速さは最も警戒しなければならない
気付くと眼前に迫る圧倒的スピード
今のアツェレイが対抗しうるのは
　00（ライトニングインパルスのみ…か）
だが雷神は一度発動したら最後、魔力が尽きるまで発動しつづけてしまう
強制的に解除する事は可能だがその後は雷神への変身は殆ど不可能
身体能力も著しく低下する以上迂闊に発動する事は出来ないのである
　00（確実に仕留められる状況じゃなきゃ…）
アツェレイの警戒を察したのか敵は今までとは違う行動に出た
　　（ﾀﾞﾝｯ!....ｷﾞｭﾝ!....ｷﾞｭﾝ!....ｷﾞｭﾝ!....ﾀﾞｧﾝ!....ﾀﾞｧﾝ!....）
敵が猛スピードで周囲を移動していく
アツェレイを中心にまるで追い込む様に徐々に近づいてきたのだ

　00「ッ！？（ﾊﾞｯ!....ｽﾞﾊﾞｧ!）ぐっ！」
一瞬アツェレイが身体を逸らすが脇腹が斬られてしまった
幸い軽傷で済んだがおかげでアツェレイは敵の狙いを理解する
　00（野郎…徐々に距離を詰めて追い詰めていくつもりだな）
少しずつ、少しずつアツェレイへの接近してくる
地面を除く前後左右と上方全てを網羅する包囲網
アツェレイはこれを突破出来るのか？
　00（突破なんてする必要はねぇな……）
そう思うとアツェレイは目を閉じる
一見すると自殺行為に見えるがそうではない
アツェレイは流れを感じ取っているのだ
ただしそれは敵の流れではない、周囲の空気・大気の流れを
　00（奴が動く以上その動線にある空気の流れも変わる
　　　それを感じ取れば奴の動きは読む事は可能）
普段はやった事が無い事をアツェレイはぶっつけ本番でやってのけていた

　00（敵は速さもそうだが堅い…頭からつま先まで全身がだ
　　　ただの攻撃じゃダメージは通せねぇとなると…
　　　狙うは一点集中の砲撃しかない）
全身強固に守られている敵にダメージを与えるには魔力を集中させた砲撃のみ
しかも絶対に回避出来ない様にゼロ距離でだ
　00（相手が仕留めようと接近するその瞬間しかチャンスは無い）
アツェレイは右手にライトイーグルを握り締める
そして中に収められているカートリッジを全弾ロードさせた
ライトイーグルに全魔力を込め敵の出方を待つ
　　（ﾋﾞｭﾝｯ!....ｽﾞｼｭ!...ﾋﾞｭﾝｯ!....ｽﾞﾊﾞｯ!....）
敵は接近しては距離を取るヒット＆アウェイを繰り返していく
しかしどれも本命の攻撃ではない
アツェレイは身体を僅かに逸らせる事でダメージを最小限に抑えていた
仕留める為の大振り、その一瞬をひたすら待ち続けたのである
そして今、敵の動きがそれまでとは異なるものとなった

空気・大気の流れはそれまでアツェレイを中心に周囲を取り囲む様な流れだった
その流れが突然途絶えてしまう
何が起きたのか、そう考えるより先に敵が動いたのだ
　00（真上！）
それまでは一度として仕掛けてこなかった真上からの攻撃
アツェレイが気付いた時には既に敵の攻撃は射程距離
今までで一番大きく上体を逸らしたが
　　（ｽﾞﾊﾞｧ!.....ﾌﾞｼｬｱｧｧｧｧ!....）
敵の攻撃はアツェレイの身体を切り裂いてしまった
咄嗟に逸らしたもののそれでも肉を抉り血を盛大に噴き出すアツェレイは
　00「――――（ﾆﾔｯ）」
何故か笑みを浮かべていたのだ
その傷の深さは致命的と言える程重たいものなのに
　00「（ｶﾞｼｯ!）捕まえた……（ｼﾞｬｺｯ!）デザートイーグル……
　　　ブレイカァァァァァ！！！！！（ｽﾞｯ!ｷﾞｬｱｧｧｧｧｧｧｧｧｧ!）」

敵の攻撃を食らったアツェレイは傷の深さはお構いなしに敵の首を掴む
決して逃がさない様に、全力で締めあげながらライトイーグルを敵に押し当てた
そこは敵の顔面、銃口を敵にゼロ距離まで突きつけて引き金を引く
直後、銃口から放たれた凄まじい砲撃は敵の顔面に直撃したのだ
逃げる事は出来ず、避ける事も出来ず、ただ顔面に特大の砲撃を浴びせられ続けている
　00「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！（ｽﾞｷﾞｬｧｧｧｧｧｧｧｧｧ!）」
　　（ﾋﾞｼｯ!....ﾊﾞｷｬｱﾝ!）
アツェレイ決死のカウンターは敵の顔面にヒビを入れ破壊する事に成功した
やはり敵は鎧の様なものを纏っておりその頭部も鎧と同じ材質のもので覆われている
それを破壊し敵の身体は盛大に吹き飛ばされていった
同時にアツェレイの身体も反動で後方へ吹き飛んでいってしまう
もはや自分の足で全力の砲撃を支えるだけの力が残っていなかったからだ
　00「（ﾄﾞｼｬｱ!...）ガッ！」
建物の壁に叩きつけられたアツェレイ
しかし視線の先にはゼロ距離砲撃を食らいうつ伏せに倒れ込む敵の姿

　　（ｸﾞｸﾞｸﾞｯ....ｶﾞｼｬ!....ｸﾞｸﾞｸﾞｯ....ｻﾞｯ!）
だが敵は仕留め切れていなかった
アツェレイが放った決死のカウンターでダメージは入ったのだろう
それでも敵は健在だったのだ
　00「なん……だ……この……流れは……」
アツェレイの攻撃で敵の顔面を割ったのは恐らく口元から頬辺りにかけての一部
その中身は人間の顔であろう口周りがしっかりと見えていた
同時にアツェレイは敵の流れを感じ取れるようになったのである
『怒り』『憎しみ』『憎悪』『殺意』と言った感情が
　　（........ﾊﾞｼｭﾝ!）
敵は何を思ったのかその場から姿を消した
アツェレイの目には敵の口元が何やらニヤケていた様にも見えたのだが
敵を追う事が叶わずアツェレイはその場に倒れて意識を失ってしまった

NEXT：『厄災の二』

ぞろ目だったらユーノとエリオとトーマをトリプルギロチンコ！

ゾロ目ならアツェレイをノーパンミニスカメイドの衣装で拘束してリイン２の前に放置する

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